麒麟杯トリオCS(2024.5/12)
序章
あまつ貝君は悩んでいた。CS用のデッキを変える必要が出て来たからだ。
前回の麒麟杯のトリオCSや大ヴァンガ祭、ブースタートライアルと相棒として大活躍をしたヴァルガ・ドラグレスであったが、チームメンバーに「次はヴァルガ使わせて下さいね!」と言われていたのでヴァルガの使用権をチームメンバーに譲る事にしたからである。
幸いデッキの数だけは多いあまつ貝君。色々なデッキを試した結果、ギリギリ環境に入っているラインでお気に入りのデッキを使って一か八かの大勝負をする事にした。
あまつ貝君の使用デッキについて
今回使用したデッキはズバリ、『時の運命者 リィエル=アモルタ』だ。
時…そう「トキ」の運命者である。この「トキ」という名前にあまつ貝君の我が生涯で最も敬愛する漫画の一つ、『北斗の拳』の登場人物にして北斗1800年の歴史の中で最も華麗な技を持つと言われる漢・トキとのシナジーを一方的に感じたお気に入りのデッキである。
昨今の運命者環境と言われる中にイマイチ乗り切れていない感のあるリィエルではあるが、どこヴァンの中で紹介されたフェスティバルブースター2024の新カードとのシナジーの良さに一筋の光明を見出した。
それが、『騎機奮迅 ヴァルトロッサ&ライエル』である。
登場時の効果がリィエルとあまりにも相性が良く、山にVの効果で出したいノーマルユニットを返しながら面展開までしてくれる非常に便利なユニットである。
後攻を取ってしまったり4ターン目以降にペルソナライド出来ないと、大概のユニットが単騎で相手のVにアタックを届かせる事すら難しくなってしまうので山からブースターになり得る後列要員を持って来れる可能性があるこのカードの存在は大きい。
反面、CBの消費が激しくなったのでCC要員として『ぐらがおん』を投入した。そもそもダメージが全て裏の状態で番を返されてCBがない状態でターンが始まると無力ではあるが…
ディヴァインスキルのターンでCB2は貰っておきたい為、相手に1点づつしか点を貰えずにじわじわ点を詰められるとディヴァインスキルが強く使え無かったり、Vのアタック時を使わず3パンで抑えざるを得ない動きの弱いターンが発生する為気休め程度とはいえ有用なカードだ。
また、新規のレガリスピース『燦爛たる光明の宝剣』もCCする効果がある為採用した。基本的には引いたタイミングで即使用し2枚ドローするのだが緊急時にCC出来るカードが存在するのは大きい。
今までの聖杯でペルソナライドする動きも強かったのだが、結局他のリィエルがゲームに絡んでいないとディヴァインスキルが使えない為不採用となった。
最後に今回の構築を紹介してこの章を終わる。
大会当日の流れ
ここからは普段の感じで書きます!どうも、あまつ貝です!!(今更感)
そんなわけでリィエルを使う事にしたあまつ貝君でしたが、ぶっちゃけめちゃくちゃ不安でした。
今回は翌週のちほうカップ京都会場への最終テストと思っていて、とりあえずリィエルを出して無理だったら京都会場は他のデッキ(ドラジュエルドとか?)を握ろうと思って会場に来ました。
そして、不安要素がもう一つ。なんと、大会前日まで座る位置が決まっていないのである!
大会前日、寝る前にオーバースリーブを入れ替えようと思った時にLINEを送ったが、返信が来ない…
結局そのまま就寝。座る位置が決まったのがなんと当日の朝。あまつ貝君のチーム、前回の大ヴァンガ祭の時といい毎度毎度座る位置が決まるのがギリギリ過ぎる。
日曜日という事でわんだふるぷりきゅあを見てから難波に出発!
前回麒麟杯の際に新大阪駅で電車が止まってギリギリに会場入りした為、チームメンバーから「あまつさんまだです?」とLINEを送られてしまった…その時にはもう心斎橋までは来てたよ!
1戦目
初戦の相手はリアノーン。
トリプルドライブで☆2枚捲られてVには守護者を切ったものの☆3のローザリウムフェアリーに2回殴られて瀕死の重傷を負いました…が、受けトリの強さで何とか持ちこたえました。
先4にペルソナライドからのディヴァインスキルで勝ち。
チームも勝利して次の試合へ。
2戦目
次の相手はヴェルストラでした。
相手チームに知り合いがいたので対戦開始前からデッキバレの危機が…「あのあまつ貝って人は〜デッキめっちゃいっぱい持ってて、多分スリーブ詐欺しないから〜」という評でした。
ファイトは序盤からめちゃくちゃ大味な展開に。先2で早々とイドスファロを攻め超で捲った!…と思ったら後2でエルドブレアスを攻め超で捲られ返される展開に…
早々とお互いに超が消えて迎えた3ターン目。どうせ返しでユニットが消し飛ばされるのが見えていたので最低限の展開で抑えてアタックしました。
後3で次のターンディヴァインスキルを使った後もVアタック時が使える様にCB2貰って4ターン目。
ペルソナライド!からのディヴァインスキル!相手が守護者を引けて無かった様で最終的に1貫を通して勝ち。
チームも勝ち次の試合へ。
3戦目
決勝進出が現実的になって来た予選最終戦。相手はシラヌイでした。
相手にGゾーンがあったのですが先攻を選択。このデッキ、後手取ったり4ターン目以降ペルソナがないと大体横が単騎で相手のVに攻撃が届かないので後攻踏んだら弱すぎる。
ファイトの展開はら序盤からトリガーで守らざるを得ない要求値で攻められる苦しい展開に。結局後半ガード値なさ過ぎて初回超越であえなく爆散…
この日はチームメンバーが1人だけやたら強くて個人戦績では予選全勝してくれたのですが、あまつ貝君ともう1人のチームメンバーが敗北した為チーム戦績1-2で負け。
予選を終えて
予選戦績2-1になり、運命はライドライン選抜に委ねられました。
ライドライン選抜の結果…0被りで決勝トーナメント進出決定!!(因みに今回のチームはリアノーン、ヴァルガ、リィエルです。)
正直1敗ラインだとすればヴァルガが被って1被りで決勝進出する想定だったのですが、全勝にヴァルガがいなかったのは予想外でした。
あまつ貝、トリオでは初の麒麟杯決勝トーナメント進出!!
1回戦
決勝トーナメント初戦の相手はラスカリア。
無事先攻を獲得。予選でじゃんけん最強過ぎて3試合全部先攻だったのですが引き続きじゃんけん強くて自分でも驚きました。
ファイトの展開は1ターン目、2ターン目と連続で相手が一切アタックせず先3まで徹底した0点止めをされます。流石にこんなに露骨に点を止められるのは想定してなかった…
流石にアタック時使えないとはいえVの1パンで終わったら弱すぎると判断して横出したんですが、何だったら後3も横殴られて0点止めエンドされる可能性あった。
あったのですが後攻3ターン目には普通に点を貰えたので4ターン目から漸くアタック時効果を使ってマトモに攻める事が出来ました。
5ターン目にペルソナからのディヴァインスキル。
本来4ターン目にやりたい動きを5ターン目に通して勝ち。ダメージコントロールされるとやはり苦しいですね。
チームも勝ったので、2回戦(準決勝)進出!
準決勝
相手はまたしてもシラヌイ。予選3戦目で当たって負けたチームとの再戦になりました。
ここでこの日初のじゃんけん負け。しかし、相手が自ら後攻を選択した為こちらの先攻に。
今度のファイトは先程と違ってゆっくりとした立ち上がりに。
ペルソナライドからのディヴァインスキルを使って一気に攻めたてますが耐えられてしまいました。
ゲームが伸びるとクレストで火力がとんでもない事になるのが超越対面を嫌な所。しかし、ゲームが伸びた影響か骸へ超越されたのですが相手にソウルがなく3パン(+超越ボーナスの支配)で許されました。
生き残る絶好のチャンスを得たので攻めきりたかったのですがまたしても詰めきれず、また相手の骸超越。
今回は朧に再ライドしてから朧を捨てて骸に超越されたのでVも支配されてしまいました。その後彼方でソウル作られて連パン出来る様になって負け…
お互いにデッキの残り枚数がギリギリになる死闘でした。
最終的にチーム戦績1-2となり敗北。1日で同じ相手に2回負けた上にここ勝てば決勝だったのでめちゃくちゃ悔しいです…が、代わりに相手チームの方々と熱い友情が生まれました。
応援の言葉を貰い、3位決定戦に挑みます!
余談
因みに決勝はこのあまつ貝君達のチームを倒したチームが勝って優勝したのですが、なんと先鋒がルルスズールでした。
ゾルガネイダールのライドライン選抜避けとかではなくガチのルルスズールでした。(しかも決勝で有効勝利をもぎ取りチーム優勝に貢献したそうです。)
3位決定戦
泣いても笑ってもこれが最後の戦い。最終戦の相手はドラジュエルドでした。
じゃんけん勝って先攻。これでなんとこの日は全6試合全て先攻というド級の上振れ、ド上振れを引いた事になりました。
ドラジュエルド対面では2ターン目から攻められる事が多いのですが、後攻2ターンにからとんでもない攻めをされました。
まずジュエルコアが前列に出た時点で他に後列に出せるカードを引いているのは分かっていたのですが、更にザガーン様ザガンが前列に出て効果でソウルからFVを中央後列に出して3パンの構えを作って来ました。
流石にそこまで攻められるのは考慮して無かった…キツかったです!
そのままファイトは進み、こちらの先攻4ターン目。ペルソナライドしてアタッカーを引き込みたい所!
前列要員がアイディラス1枚しか無かったので、前に置けるアタッカーを引きたい…!選ばれたのはアイディラスでした。違う、そうじゃない。
ディヴァインスキルを使った後のアタック時でもアイディラスを出したいので手札に2枚来たら駄目なんですよね…(1枚既にバインドゾーンに存在していた為仮に山にあと1枚残っていてもディヴァインスキル後のアタックで出せる分がいなくなる)
泣く泣くアイディラスをコールした後上書きコールで踏み潰して他のユニットをコールしました…ドロップにいればV裏のユリアユユリアの効果で山に返してそのままVのアタック時効果で召喚出来るので問題ありません。
微妙に理想ムーブでは無かったものの先4ディヴァインスキルでイグニスに乗らせる前に詰め切り、あまつ貝君の勝ち!
ヴァルガがシラヌイにタコ負けしたのでチーム戦績は1-1に。勝敗の行方はここまで全勝のチームメンバーのリアノーン対耐久ルアードのファイトに託されました。
ヴィヴァーチェのツインドライブで攻め超!一気にテンションが上がるこちらのチーム一同!相手のダメージチェック!受け超!!
上がったテンションが一気に下がってしまいました…いやー最高にヴァンガードしてますね。
ここで詰め切れ無かったのが敗着となり、返しで敗北。
結果発表
個人4-2、チーム3-3で総合4位になりました!ありがとうございました!チームメンバーの2人に最大限の感謝を。
まさか時の運命者…「トキ」の運命者やで!!…とフォロワーさん言われた事だけがきっかけで組んだリィエルでここまで結果出せるとは思って無かったのでめちゃくちゃ嬉しいです!
その後
大会の後、フリーで最近自由研究しているデッキの一つであるタイムスタンピングドラゴン使ったら、フォロワーさんに寝取られ貸したバフォルメデスにまさかの敗北…
カジュアルデッキ同士の対面で後手1でゴルマギエルド捲られたのがキツかったとはいえまさかバフォルメデスに敗北するとは…まだまだ修行が必要ですね。
この敗北をきっかけに、今回結果が出たのは良かったのですが、京都会場直前に勝負運のピークが来てしまったのではないかと不安に思いながら帰宅するのであった…
次回、ついにちほうカップ京都会場の参加レポートです!
知ってる方は既に知ってると思いますが、とんでもない結果を残して来たのでご期待下さい。
最後に
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