F1.4の世界
以前に24mmの世界というタイトルで記事を書いた。24mmのレンズを購入した時だ。
つまり、今回も購入してしまった… 1年間に2本も購入するなんて考えてもみなかった…
24mmという焦点距離には触れたことはなかったが、これまでに35-105mmや70-200mmのMFレンズを日常的に使用しているので85mmは全く触れたことがない焦点距離というわけではない。
今回の初めて触れる点としてはF1.4ということ。初めて触れるF1.4の明るさとボケ感に驚かされている。これがアートレンズの性能なのだろう。
絞り値の変化で明るさよりボケを感じた
SIGMAfpのキットレンズである45mm F2.8 DG DNは私にとって初めてのまともな単焦点レンズであった。このレンズは今でも使っているし、手放したいとも思わない。
絞り値も一般的なF2.8で単焦点を使ってこなかった私にとってはとても明るく感じた。
その後に24mm F2 DG DNを購入し、使い始めたときにF2.8と比較してやや明るさを感じたが、どちらかというとボケの違いを大きく感じた。
SuperTakumar 55mm F1.8に衝撃を受ける
SuperTakumar 55mm F1.8を購入した。こちらはマウントアダプターを含めても数千円であったので、気軽に購入した。
そして、このレンズを使って衝撃を受けた…明るい!
もちろんレンズの性能もあるのだろうが、とても明るい。このあとに45mm F2.8 DG DNを使うと暗く感じてしまった。
オールドレンズ独特なボケ感が魅力で購入したのに、明るさに衝撃を受けることになるとは考えていなかった。
85mm F1.4 DG DN
次に購入しようと考えているレンズの選択肢は元々この3つであった。
100-400mm f/5-6.3 DG DN OSの望遠
中望遠がないので90mm F2.8 DG DN
24mmと45mmに続く焦点距離である65mm F2 DG DN
しかしF値の魅力を感じてしまったことで、ここに『85mm F1.4 DG DN』が一気に浮上した。
そして、このレンズを使わせてもらう機会があった。10枚ほどしか撮っていないがF1.4を味わうことが出来た。私にとってはその10枚だけで十分であった。あと軽さにも驚かされた。F1.4となるともっと重いイメージをしていた。
その夜にお酒を飲んだ勢いでつい購入してしまった。
F1.4の世界
届いてから毎日持ち歩いてどこかへ出かけている。
上手く説明はできないが、これまで使ってきたレンズとは全く別物である。別のカメラになってしまったかのように感じるほど面白い。
前後がしっかりとボケている。(写真は全て撮って出し)
超快晴ではF1.4での撮影が厳しいことを知る。ISO100未満の設定もあるのだが、NDフィルターの必要性を初めて感じた。
ISO100&SS1/8000縛りで徐々に絞っている。
散歩の写真
まだ使い慣れていないが、これからの写真がますます楽しみになるレンズということは確信できた。
そしてこのレンズがさらに力を発揮するのはポートレートだろう。娘や友人の写真を数枚撮ったが、これまででは確実に撮れなかった写真になっていた。
F1.4というのはそういう世界なのだろう。