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ザセカ2024 Gブロック16→8を終えて
別にnoteに書くほどのものでもない、Twitterでツイートするつもりのものだった。
しかし、ザセカ2024 Gブロック16→8が終わってから胸に湧く気持ちみたいなものを文字に起こしてみたら、140字では到底収まらなくなってしまったので、仕方なくnoteを使った次第。
なので一応見出し付けてみたけど全然纏まってない乱雑な文章になってます。ご了承を。
ガクテンソク出演ライブ
思えば同争会でガクテンソクの漫才を初めて観たところから始まっていたかもしれない。
あの日全組面白かったしそもそもあの日にマシンガンズに堕ちたわけだけど、ガクテンソクもすごく面白くて、これならこの日の10日後に開催されるガクテンソク単独ライブに行っても良かったじゃないかという後悔の念が沸いていた。
マシンガンズを観に行けるライブを探していた時に同争会とガクテンソク単独ライブがあって、ゲスト目当てに人様の単独ライブに行くのはちょっとな…と遠慮していたのだ。
運良くチケットを譲っていただける方にお会いでき、ガクテンソク単独ライブにも行けた。
ミドルどすなライブも観に行った。
ザセカンドに向けてと銘打たれた12月の新ネタライブも観に行った。
幕張に用事があってついでに幕張寄席も観に行った。
推しじゃないにしてはまぁまぁ観に行っていて、この1年で少しずつ足を取られていってることを自覚している。
下2つに関してはマシンガンズいないし「新ネタ作ったガクテンソクを観たい」という明確な意思で観に行ってるからもはや推しではないとは言い切れないかも。
というか…もはや…「これ以上沼に堕ちたくない!」の状態だと思う。
私の中で大分強く意識している存在なのは間違いない。
奥田さんの話
ザセカンドの雰囲気やマシンガンズと戦ったことを受けて「完成された台本+人間味」の漫才ができればザセカンドで戦っていけると気付き探す旅に出たことは去年のノックアウトステージ後やグランプリファイナル視聴後のnoteに書いていた。
今年の32→16終わりのラジオでも上記のことを話し「対マシンガンズの漫才を作ってきた」と明言した上で一旦8月の状態まで戻すと話していた。
こんなにマシンガンズを意識してくれる存在、嬉しいし手強くて武者震いするよね。
私がガクテンソクの新ネタライブに行きたくなったのも、ガクテンソクのこの意気込みを知っていたからだった。
ザセカンド2024の話
で、抽選会したら同じブロックでしょ。しかも2組とも勝ち上がって再戦するわけでしょ。運命としか言いようがない。
抽選会の「来んなってー!」「リベンジチャンスだぞー」「1年でデカくなったなぁ!」の「立ち向かう側」と「受けて立つ側」が色濃く分かるやり取りも、
「去年ガクテンソクと仲良くなって、キスする仲になったんだよ!奥田さんこの間他の男ともキスしててさぁ!腹立ったんだよ!」とその直後本人が出番を控えてるにも関わらずガンガン名前を出してイジる様も、
16→8の対戦が決まった時の「もうええってー!」「あんなもんに後攻やらせたらあかん!マシンガンズは先攻絶対に!」のマシンガンズをよく理解していることが分かる「あんなもん」「後攻やらせてはいけない」呼ばわりも、
その後の舞台裏の「対戦だな(握手しようとする手を払い除けながら)」「相手の中では一番やりやすい」「俺ら今からネタ作るからよぉ」「カマしてる可能性ある」「単独ライブでネタ7本くらい作ったの知ってますからね!」という「半分冗談、半分本気」のバッチバチのやり取りも、
「明日の準備おーわり」「お疲れ様ー!明日頑張ってねー!」の挑発も、
「俺は去年のネタ中にマシンガンズのファンになっていた」というマウントとも取れる誉め言葉も。
全部全部、去年戦ってこの1年で(キスもして)グッと距離を縮めてライバルとしてお互い意識し合った仲だから生まれる会話で、初めましてならもちろん、知った仲だとしても初対決ならこんな会話は生まれない。
マシンガンズの「関西人が2人揃ったら漫才師は嘘だ!!!」「この後上方漫才の登場です!!どうぞー!!」という吹き荒れる嵐が如く大立ち回り、「上方(髪型)漫才やらせてもらってます」「椅子倒すなら今ですよ!」という嵐を纏う剛速球に対する狙い澄ました打ち返し、この2組は明確に漫才の中でも戦っていたのだ。
タイマン方式とはいえ、基本的には自分達の漫才を今まで通りやるというスタンスの漫才師がほとんどだし、ネタ中に相手に触れるとしても冒頭のツカミの部分くらいのものだろう。
他の試合は自分達の放つオーラでどのくらい会場を染められるか競うのに対し、この2組は直接殴り合いしてる。そのくらい違う。
前者はスプラトゥーン、後者は大乱闘スマッシュブラザーズ。
スマブラみたいな試合があってもいいよね。裾野の広さがザセカンドの良さ。
「マシンガンズが僕らのために2分間前振りをしてくれた」と言ってたけど、相手を勝たすような行為をわざわざするわけないので、あれはガクテンソクを潰しにかかっていたんだと思うよ。
ガクテンソクが一枚上手だった。遊びの部分を使って上手く乗りこなした。さすが対マシンガンズを想定していただけのことはある。
ガクテンソクが相手だったから全力で潰しにかかったし、マシンガンズが相手だったから攻撃を想定し潰されずに打ち返した。
この2組だからこそ発生した殴り合いの試合はスポーツ観戦のような熱狂的な見ごたえがあった。
対戦を終えて
負けて死ぬほど悔しいし今もザセカ事前番組とかダイジェスト動画とか観ると悔しさがぶり返して泣きそうになるんだけど、負けた相手がガクテンソクだったというのは唯一の救いである。
というか、ガクテンソクに優勝してほしいとすら思ってるかもしれない。
めちゃくちゃ情が移ってる。
マシンガンズの笑いの取り方を自分達の漫才に取り込みたい、マシンガンズのような存在と戦っても勝てるように漫才を作りたいと言わしめるほどバチバチに意識してくれた上で負かしてきた対戦相手を、漫才中上手くいってない時にリカバリする余裕を作らないと勝てないと教えてくれたのは貴方達でしょうとリスペクト全開でいてくれる対戦相手を、推しがキスしたくなるほど可愛がる対戦相手を、応援せずにいられようか。いられるわけがない。
私は、この1年を経ての抽選会から始まった2組のバチバチにやり合うこの戦いを、その片方が推しであるという立場から観られて幸せだったよ。
胸が焦げるように熱い。
ありがとうマシンガンズ。ありがとうガクテンソク。ありがとうザセカンド。
バトルマンガみたいな展開を繰り広げてくれたこの2組は間違いなく戦友なのだ。戦友と書いてキス友と読む。戦友と書いてキス友と読む??
キスの話をわざわざすることもないと思うんだけど。
キス魔とはいえ相手は選んでるようだから少なくとも好意を持ってるわけだし、キスするしないはともかく、他事務所の後輩と親密な仲になるというのは月一でネタをする程度だったという彼らの状況からは考えられないことだったんじゃないかな。
奥田さん側だって、心機一転上京するタイミングで新しく漫才賞レースが発足したので参戦したら、他事務所の先輩からキスを迫られる仲になるなんて思ってなかっただろう。
ザセカンドが対戦相手と仲良くなりやすいシステムとはいえ、ザセカンドがなければ交わることのなかっただろう2組が、キスするほど仲良くなれたというのは、私からしたら甘酸っぱくて眩しい青春物語なんだよね。
全員おじさんだけど。
どなたかがツイートしてた「キスが再戦の運命を引き寄せた」ってのは私も信じちゃうな。
私あまりこういう一方的な願望を出したくないんだけど…この2組に定期ツーマンやってほしいなって願ってしまった…。
マシンガンズとガクテンソクを2組ほど愛してしまった。
2組の箱推しになってしまった。
ツイッター上でやり取りしてくれるのも当然嬉しいし、滝沢さんの配信に毎回顔を出す奥田さんとの絡みに毎回頬が緩んでしまう。
けどやっぱり舞台上で2組だけでガッツリ絡んでほしい。
ツーマンライブなんて2組の仲が良ければ良いほど面白くなるんだから。
この先もずっと観ていたい。
ザセカンドが生んだこの2組の友情を。
死闘を繰り広げたこの2組の行く先を。
そしてまだまだキスで踊らされたい。