困ったとき頼りになる裏技
困った時の神頼み、良くない?
こどものころからお腹が痛い時こっそり神さま、仏さまを勝手に召喚していた。テッパンだよね。だって、もう運に任せるしかないんだもん。家まで畑しかない道をあと20分、急にお腹が痛くなったそんな帰り道頼めるのはもう神さま、仏さまだけですよ。こんな状況下では自分の代謝、筋肉、バイオロジーどのメンツも信じられないくらい逃げ腰であてにならない。え、お前らそんなだった?前頭葉に至っては完全に入院レベル。もう1ヶ月ほど欠席っす〜。え、マジで?
数年前、会社で辛いことがあって、メンタルが落ち込んでいる時、友達、知り合い、カウンセラー、病院に相談にいって、いろいろし尽くして、それでもなんだか腹落ちしなくて最後にお寺に相談に行った。開口一番「み仏さまを頼っていいんですよ」って一言。いや、わたくし大変恐縮で申し訳ないのですが、このかたず〜っとみ仏さまをかなりジコチュー的にぞんざいに召喚してきましたが、そんな今更都合よく頼っていいんでしょうか、って目が点だった。それをなんとなく伝えたら、笑って「頼ってもらえることで喜ばれていますよ。少しでも心が明るくなるならそれでいいじゃないですか。昔と違って今は仏の存在やご先祖さまのことを忘れている方が多いですから、少しでもこういう機会に寺に参拝に行ったり、仏壇に手を合わせたり、お墓参りをすることで、ご先祖さまも大変喜ばれ、もっと強いお力でお護りいただけますよ」と。え、そんな相思相愛的なシステムなん?思えば思うほど護ってもらえるなんて幸せすぎん!?
そのときばかりは「トイレでばっかり召喚してきていたけど、ホトケ・ゴセンゾマジ卍」と若者風に心のなかでイキった。昔の人は大切な言葉を残してくれている、「困った時の神頼み」。頼れるものは何でも頼ったらいいのだと思う。
その後もやっぱり神仏の扱いは向上せず最低さんだけど、どうやらものすごく尊いご加護をいただいているそうで、人生とってもいい波動が流れている。