80年代のオレゴンでのんびり郵便配達員生活♪「Lake」レビュー
「欲望にまみれた現代社会から逃げてすべてが選択が正解になる郵便配達員になろうかな・・・」ー これはこのゲームをクリアした後に私が抱いた感想です。「Lake」の世界観がいかに快適であったかを表していますね。
こんにちは。ましゅーずです。
今回は郵便配達員生活を満喫できることで話題となった「Lake」のレビューを書いていこうと思います。
よろしくお願いします
1.ゲーム内容
概要
『Lake』は、アメリカ合衆国オレゴン州にある湖畔の街プロビデンスオークスを舞台にした、ストーリーベースの3Dアドベンチャー。
主人公は40代の女性メレディス・ワイス。マサチューセッツ州でシステムエンジニアをしているが、初秋から2週間の休暇を取り、22年ぶりの故郷に戻ってくる。
そして両親を同じ間だけ旅行に送り出し、長年、街の郵便配達員として勤める父の代わりに臨時の配達員として過ごすことになる。
ゲームサイクル
プレイヤーは毎朝、街の郵便局を出発して、父親の使っていた古い郵便トラックに乗って配達物を届ける。そこには彼女を覚えている友人知人や、新たな人物との出会いもある。
1986年という時代設定もあり、プロビデンスオークスにはゆっくりとした時間が流れている。テレビと電話がある程度で、手にあまるほどのコンテンツはまだなくインターネットもスマホもない。
配達物の数も多くはなく、時間に追われるようなこともない。
そこでの2週間を事務的に配達するだけの時間を送るか、配達先で出会った人々と会話をして関係性を深めていくかはプレイヤー次第となっている。
2.総合評価(5つ星評価です)
面白さ
★★★★
郵便を届けるというシンプルなゲーム性だが、ストーリーはプレイヤー次第となっているので次にどんな選択肢が待っているのか楽しんでプレイできた。ただ基本は単純作業が続くのでそこを楽しめない人にはおすすめできないかも。
操作感
★★★
ゲーム内の大半の時間を過ごす郵便トラックやプレイヤーの移動は前後左右と早歩きという単純でわかりやすかった。ただ、トラックに乗る時やポストに郵便を入れるときにうまく反応しない時があったのは気になった。
グラフィック
★★
特にグラフィックを期待していたわけではないので割愛。ローポリ風な世界が描かれていました。
サウンド
★★★★
車内で流れるラジオがとても印象的だった。80年代のアメリカの気分を味わうことができる。気になった点としては、一部のSEが大音量で流れること(現在は修正済みっぽい?)
リプレイ性
★★★
どの選択肢を取るかはプレイヤー次第ではあるのだが、2週間のうちの最初の数日で絡む人が決まってしまうのは残念だった。何週もしたくなるほど刺激的な展開があるか?といわれるとそうでもないのでリプレイ性は3つとしておく。
レベルデザイン
★★★★
このゲームは主に住宅街とそれ以外の場所に分けることができるが、それぞれの土地にランドマーク的な建物が設置されていたのが印象深かった。世界観も統一されているので、一歩外に出たら季節が変わるようなこともなく違和感なくプレイできた。
ローカライズ
★★★
アメリカの地方や80年代独特の言い回しもうまいこと訳されていてよかった。一部誤訳と思われる箇所があったがプレイには支障はない。気になった点としては、「笑い声」や「○○する音」という字幕が出てきて少し興ざめしたところ。
3.まとめ
『Lake』は単純作業を楽しめてスローライフな雰囲気を味わいたい人にはお勧めなゲームです。気になった方はぜひ手に取って遊んでみてください!
ではでは。