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新年早々赤髪クライシス

こんにちは。新年早々アイデンティティを失いそうな気がするざっくです。
僕といえば、実は2年ほど前から始めた赤髪という誰とも被りそうにないアイデンティティ、ずっと続けていましたが、そろそろ変革の時かも?とか思ってきています。

どうして赤なのか?

赤い色が好きというよりは、誰とも被らないことが好き。
紅い色が好きというよりは、目立つ色なことが好き。
朱い色が好きというよりは、めでたい雰囲気が好き。

習慣にして続けていたら、いつの間にか自分の一番好きな色になっていました。不思議なもんですね。

赤髪を始めたきっかけは?

きっかけは、僕がプロスポーツ選手をやっていた時。
Xball(エックスボール)というXRスポーツのこと、知ってる人はあまりいないのではないでしょうか?
今をときめくXRスポーツとして有名なHADOと同じ会社が開発して作り出した後継機種スポーツ、それがXballでした。
XRスポーツとして、腕につけたモーションセンサーを動かして相手に斬撃を飛ばし、またバーチャル空間上に生成されるゴールを相手の頭上にあるゴールにシュートするスポーツです。
一見ただのバーチャル球技ですが、面白い特性としては、たくさんの応援が必殺技『Xbom』を繰り出す力になることでした。

プレイしてた時に気づいた、個性の重要性

チームプレイをするスポーツにとって、一人一人よりはチームとして応援してくれる人が多いと思う。いわゆる箱推しってやつだ。
でも、僕はそんな中でも目立ちたかった。僕だけを応援して欲しかった。
僕がプレイしている様子を誰がみてもわかるようにしたかった。

北京五輪敗退後から本田圭佑が金髪にして気合いを入れ、自分の存在を周囲に印象付けたのと同じように、僕も自分の存在をしっかりとアピールしたかったのです。

新興スポーツなだけあってプレイの上手下手が顕著に出にくいこの競技では、特に目立つことが求められました。そしてその人気の度合いが顕著に必殺技の回数に出てくる、あるいみ残酷なスポーツだと思ったことを覚えています。

目論見はある意味で成功。競技が終わるまでは。

赤髪にしたことで、ある程度目立つようになってきました。
実は『髪を赤にする』という部分だけでもいろんな考えがあって、
XRスポーツの特性上、選手たちは全てユニフォームを着用の上でVRゴーグルを着用します。要は一般のスポーツと比べて顔が見えないスポーツです。
靴か、靴下か、髪かで迷った時に、僕が選んだのが髪でした。
その髪を変えたおかげで、現在ではどこで僕がプレイしていてもすぐにわかるようになりました。

ただ、それがすぐに終わりを迎えたのはすぐのこと。
トーナメントの開催中に、突然の知らせで、次回からの開催は無期限延期を知らされました。スポーツの開始直後に流行り出した新型コロナウィルスの流行を受け、無期限休止を余儀なくされたのです。
せっかく色々考えて、赤髪にしたのに、スポーツそのものが中止になってしまうというイレギュラーがあり、僕は再びこの赤髪をどうするか考えました。

どうせならそのまま自分のブランディングとして使ってやろう

競技の間だけ赤を纏うのも確かにありだと思ったけど、日常的に刻み込もうとして、常に赤髪でいることに決めました。
自分といえば赤い色、赤を見ればすぐに僕を思い出せるように、そうブランディングを進めていきたいと考えて、持ち物も色々赤を取り入れるようになり、日常生活にもたくさんの赤が入ってきました。

一番困ったのは実は服と、髪が毎月チャージしないといけない金銭面でした。ホテル暮らしをしている僕にとっては一時的に赤く染める染料をホテルで使うわけにもいかないので、染髪は全て美容室に頼りっきり、結構なお金がかかりました。コロナで収入源も減っているのに結構な大打撃。なかなかですよね。

楽しいこともたくさんあった。

思わぬ効果があると分かったのは、赤い髪だと初対面でもすぐに覚えてくれること、そして待ち合わせの時にはとても重宝されることです。
温泉とかでも髪が赤いと目立つので、すぐに見つかって友達と鉢合わせしたことも。嬉しいけどちょっと場所は選びたいよね。

毎月の赤髪にチャージすることを『レッドチャージ』と称してイベントのように扱っていたことも、その日が近づいてくるだけでワクワクしてくることも、予想していなかった効果でした。

赤髪禁止という文化の壁と、髪だからこその悩み事

どうしても日本文化の中で生活している僕にとって、いくつか乗り越えないといけない壁がありました。毎年の年末年始に祖父母のところに顔を出すときは、流石に赤髪はダメだと言われ、そしてついに昨年の元旦に祖父が他界してしまったときは、黒染めでの参列を余儀なくされました。

もう一つ、僕の長年の悩み事は、髪色だからこそだんだん抜けてきたり、髪が伸びてくることです。これにより常に万全のコンディションとはいえず、悩みを抱えることもありました。

昨年末からちょっと変えてみました。

昨年末から、ずっと考えていた、赤い帽子を被ること、これで対策をとってみました。二ヶ月近く美容室にいけない、赤染めも禁止されていた間は、その帽子で凌ぐことになりましたが、それが意外とマッチしてて、快適なんです。
そして帽子だからこそ、色落ちの心配はなく(今のところは)常に万全の赤色、そしてこのニット帽をかぶっていればいつでも誰でも気づいてくれることに気づきました。あと冬はニット帽だとめちゃくちゃ暖かくて、思わぬ効能にも気付かされました。頭を守るって結構大事。

こうして現在赤染もできる状況なのですが、新年になって今再び赤に戻すべきか、しないべきかを迷っています。しばらくニット帽が使えるうちはこのまま行く方向に心が傾きつつあります。さて、夏はどうするか、ちょっと考えようかな。

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ざっく
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