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#31 明訓vs東海 <2年秋・センバツ地方予選初戦>

さて、今回の一戦は初期からのライバル・東海高校。
しかし、ライバル・雲竜は不在とのこと。しかし、気になるのは雲竜からの刺客で謎の覆面男「風の又三郎」。この男の正体とは・・・

といったトコロでプレイボールです。
明訓、新監督・大平、新キャプテン・岩鬼、そして新レギュラー陣新オーダーで挑む初戦です!

【スターティングラインナップ】

<先攻:明訓>
①1里中 ②2山田 ③4殿馬 ④5岩鬼 ⑤8香車 ⑥3上下 ⑦9蛸田 ⑧6高代 ⑨7微笑

<後攻:東海>
①5嵐山 ②3長田 ③1雲竜 ④7風野 ⑤9雪村 ⑥8丸亀 ⑦4南田 ⑧2川平 ⑨6弓也


スターティングラインナップ発表に雲竜の名前があります!
しかし、あの巨体がみつかりませんが・・・

そんな中、初回がはじまります。

新レギュラー陣はガッチガチに緊張しています。

東海の先頭打者、嵐山の打球。コレが三塁・岩鬼の頭の上を越しそうな打球。コレを岩鬼、
サーカスキャッチ!コレで新レギュラー陣の緊張がほぐれます。

二番長田、ファーストゴロでツーアウト。
バッターは雲竜です。

ベンチ前に立つ風の又三郎がいよいよ覆面を取ります。
そして、現れたのはガリッガリにやせ細った雲竜!

40kg減量した雲竜、顔面蒼白でバッターボックスです。
あの「ガッハッハ」の高笑いはありません。

10日間断食+サウナスーツで減量し、この一戦に挑んでいるようです。
初球のインコースカーブを拾い、ライトスタンド場外にソロホームランを放ちます。満身創痍の雲竜は歩いてダイヤモンドを一周します。

岩鬼は「おい、偽物!」とヤジりますが。審判から注意を受けます。


一回表終了時点
東海1-0明訓


つづいて、雲竜の投球です。
できるだけ、動きを抑え、しかしパワーボールを投げます。
先頭里中を空振り三振でワンアウト。

山田・殿馬と続けてピッチャーライナーでスリーアウトチェンジ。

これをTVで岩鬼の両親と見ていた、山田のじいさん、とあるコトを思い出します。

山田太郎は小学生時代、新潟市にいたコトがありました。
その頃地元に少年相撲の強豪で、いつも腹を空かせた青山くんという少年がおりました。
少年相撲大会の優勝賞品が米ひと俵。コレを狙って青山くん勝ち進みますが、決勝で少年・山田太郎くんと当たります。
腹ペコな青山くん・・・空腹からフラっとしまして、ウッチャリをかまされて、優勝を逃してしまいます・・・

その夜、相撲の親方にスカウトされ、青山くんは貧しい実家を後に弟子入りします。こんな思い出でした・・・

回想シーンは一時中断で野球のゲームに戻ります。

回は6回裏。
空腹の限界の雲竜。ついに捕まります。
山田、この回に逆転のツーランホームランを放ちます。

六回裏終了
東海1-2明訓

さらに、回想シーンは続きます

入部屋した相撲部屋も大変貧乏で・・・
親方はついに、盗みを働いてしまいます。

人からサイフを盗み最後の晩餐にスキヤキを腹いっぱい青山くんに食べさせ、推薦状とお金を持たせて神奈川県に旅立たせます。
親方は自首して警察署へ。
この親方の名前が雲竜又三郎。青山くんのフルネームが青山大五郎。
養子入りし、雲竜大五郎となった訳です。

回想シーンはここまで。

9回表。
雲竜の打席。空腹からバッターボックスに立ってもふらつく雲竜。
ど真ん中すらフラつき体に当ててしまいます。

雲竜、懸命に振ったバットにボールが当たってくれます。

放った打球は暴れるような回転でライト蛸田の前で大きく跳ね上がります。
打球はフェンスまで転がります。
ランニングホームランを狙う雲竜、懸命に走りますが、空腹からホーム直前で倒れます。

ボールは中継で帰ってきて、捕手山田と絡み一緒に倒れ込みます。

ソコで山田は青山くんを思い出し、雲竜=青山が成立するのでした。

ゲーム終了!
〇明訓2-1東海

再度、回想シーンです。
雲竜は紹介された東海高校相撲部の先生のところで喰うことに困らない生活を送ります。

また、成長期とも合い、グングン大きくなっていきました。
相撲では敵なしになりますが、野球は相変わらず好きでした。

ココで雲竜は運命の出会いを果たします。
新潟時代の相撲のライバル、山田が神奈川で野球をやってます。
雲竜は正式に野球部に入部し、明訓と戦いますが一度も勝てません。

「体を絞る」雲竜はココに狙いを定め、再度、雲竜親方の元に。
三休一食と称し、断食ダイエットを敢行し、スリムになって、山田の前に現れましたが、勝利は敵わず、再度、相撲の世界にまい進するコトを誓う雲竜でした。

今回は以上となります

次回はまたまた、Interlude:岩鬼の失恋です

お楽しみに♪

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