zaboの問わず語りの・・・。第五回/原三次政権とは】
2023年9月29日東京ドーム。
ペナントレース最後のDeNAとのゲーム終了後、グランドにて、スポットライトを浴びながら、原辰徳は監督の辞任を発表。
かたわらには、瞳をウルわせる坂本と菅野の姿が。
現役時代最後のゲームも東京ドームで観衆に挨拶した原。「夢の続きがあります!」と宣言し、ユニフォームを脱ぎました。
コレで夢の続きは終了したのか?
はたまた、先輩の王貞治のように夢は続くのか?
今回は原三次政権を振り返ります。
一年目
2018年10月23日、高橋由伸監督の後任として就任。背番号は【83】。任期は3年。
オフには丸、岩隈、中島宏之、炭谷を獲得。
また、それまでテレビタレントに転身していた宮本と元木をコーチとして召集。
宮本は投手総合コーチ、元木は内野守備兼打撃コーチに就任。
コレが功を奏し
それまで、暗いと言われがちだったベンチに明るさをもたらしました。
2019年7月30日にNPB13人目となる1000勝を達成!
9月21日自身8度目5年ぶりのリーグ優勝。
山口俊が最多勝、坂本勇人が40本塁打とMVPのシーズンでした。
日本シリーズ対ソフトバンクに4連敗で敗退。
ちなみにこの年に阿部慎之助が引退を発表した。
現エースの戸郷がプロ初登板を果たしたのはこの年。
喜ばれそうな情報を入れておくと
新外国人:ビヤヌエバ、デラロサ、クック、モタが入団した年です。
ドラフトでの入団は高橋優貴。横川、戸郷、増田陸など。
シーズン中には日ハム間で鍵谷・藤岡と吉川光夫・宇佐見のトレードと
楽天間で古川と和田恋のトレードが成立。
ちなみにこのシーズンは
Podcast番組:【ミドル巨人くんPC】という番組を立ち上げ、ストーンコールドさんと月一で定期コーナー【GiantsCast】を運用した一年でもありました。
また、原辰徳の三次政権就任前に収録した、一次二次政権の振り返り一人喋りも収録されております。
▼ApplePodcastミドル巨人くんPC
二年目
この年から元木はヘッドに、宮本は投手総合コーチに配置換え。
新入閣に石井琢朗。
9月11日にV9監督・川上哲治を抜き球団歴代1位の1067勝目をあげます。
10月30には二年連続のリーグ制覇。
MVPは最多勝と最高勝率を挙げた菅野。岡本が本塁打と打点で二冠王。
しかし日本シリーズではまたも、ソフトバンクに四連敗のスィープを喰らいます。
シーズン途中にロッテ間で香月と澤村拓一のトレード成立。
新外国人選手は
サンチェス、ビエイラ、パーラーなど
ドラフトでの入団は一位が堀田。他は井上、山瀬菊田など。
シーズンオフにはDeNAから外野手の梶谷、投手の井納をFAで獲得。
三年目
2021年の3年目。
コーチ新入閣に桑田真澄。
シーズン途中にヤクルトの強打の内野で岡本の後輩に当たる廣岡をかつて二年連続二桁勝利を挙げた田口との交換トレードが成立。
2021年は3位フィニッシュも新たに三年契約を締結。
ドラフトでの入団は、一位平内。山﨑伊織、秋広、中山、などが入団。
助っ人外国人は
スモーク、テームズ、ハイネマン。
アメリカから山口俊も復帰。
四年目
原通算16年目のシーズン。
阿部慎之助が二軍監督から一軍ディフェンスチーフコーチに。桑田が投手チーフに。
2022年は4位。5年振りのBクラス。
原は初めてCSを逃します。
ドラフトでの入団は一位が大勢。赤星、岡田ほかが入団。
新外国人はアンドリース、シューメーカー、ポランコ、ウォーカー。
五年目
川相昌弘が総合コーチ、大久保博元が打撃チーフ、阿波野秀幸が投手チーフに就任。
オフにはソフトバンクから松田宣浩、広島から長野久義を獲得。
ドラフト入団が一位浅野。門脇、田中千春など支配下によるドラフト入団5名+育成一位の松井が同時に一軍の登録をしていた時期もあった。
現役ドラフトがあった初年度で獲得したのは楽天のオコエ瑠偉。
トライアウトで獲得した三上も一軍のマウンドを踏みました。
新入団外国人はブリンソン、グリフィン、ビーディ、メンデス、ロペス、バルドナード。
シーズン中トレードでオリックス間で、鈴木康平と廣岡。ロッテ間で小沼と石川慎吾。
2023年も4位で、巨人では初の同一監督での二年連続Bクラスフィニッシュとなり、契約年を一年余して退任を発表。
主力の度重なるケガやコロナ。または春先のWBCの影響などあるにはあったが、他球団も条件は一緒。
2023年は岡本がセリーグ本塁打王になるも、打点がもう少し欲しいところ。
「聖域」ショート・坂本をサードにコンバートし、「レギュラーポジションなきレギュラー」門脇をショートに据えることに成功!
門脇は打撃でも大いに成長している。
後半おおいにバテた、秋広優人のシーズン通じて活躍できるスタミナの増強にも期待したい。
投手陣はリリーフ陣が崩壊とされるも、後半は徐々に上向きに。
6-8回を任せれる投手の台頭が待たれる。
来季の田中千晴、船迫、菊池には注目したい。
併せて、大勢の完全復活も。
大勢が復活すれば中川を7-8回に回すことが可能となる。
また、山﨑伊織が7回のチャレンジを経て最終ゲームで完封勝利で10勝達成!
巨人の未来は明るいものになると考える。
原辰徳。64才。NPB二番目に高齢の監督が一年の任期を残し勇退。
監督歴通算17年で1291勝。日本一3回。
リーグ制覇9回。Aクラス入り14回。
次期監督は阿部慎之助。
二軍監督からヘッド格と原と同じ経路。
一年目からの優勝も視野に入れ、巨人ファンの期待は高まる一方である。
ファシズムだけはご遠慮いただいて・・・
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