革命編ワンブロ&紙のギャロウィンを語りたい
突然ですが、
超復讐ギャロウィンというカードをご存知でしょうか?
デュエプレにも実装されたカードですが、相棒とも言えるネロソムニスが無かった TCG版ではどのような活躍をしていたのか、また思い出の革命編ブロック構築を語らせてください。
⚠
(私の主観や昔の記憶ですので事実と異なる記述もあるかと思いますが、大目に見て頂けると嬉しいです。またそういう点がありましたらTwitter @HIKARIN_TENBIN までよろしくお願いします)
革命編ブロック構築の話
革命編が始まったと同時に公式から発表されたクリエイターズレターには驚きの内容が。
当時の大事な公式大型大会の日本一決定戦に
参加するには
革命編ブロック構築を極めなければいけない
という普段は、殿堂構築で切磋琢磨しているガチ勢的にも異例の発表でした。
こうしてガチ&カジュアル問わず
様々なプレイヤーの注目を革命編ブロック構築は浴びる事に。
革命編ブロック構築とは何か?
要はカードにこのマークが付いた事のあるカードしか使えないルールです。
とても噛み砕いて言ってしまえば直近に収録されたカードしか使えないレギュレーションの事です。
革命編自体、ブロック構築戦の整備に力を入れたエキスパンションのようで、実際組めるデッキは案外多かった印象です。
(他にも10パック開けてそこに入ってた50枚から40枚のデッキを作り、戦うリミット10など、特殊構築が盛んなエキスパンションでした。)
じゃあ何が強かったのか?
革命編始まったばかりの黎明期最強はなんと言っても赤単ガトリングでしょう。
見てください。この殺意。他のデッキがまだまだパーツが足りない時期に4ターンキルを連発。
プールの狭さも相まって対策はトリガーやブロッカーを増やすという単純ながらもデッキ構築が縛られるもので、かなり暴れていました。
さらにコロコロやスタートデッキを買うだけでほぼデッキパーツが揃う事もあり、
当時このルールの店舗大会に行くと母数が7割ガトリングなんて事もありました。
これに勝てるデッキがなかったのかというと…
優秀なシールドトリガーを踏めれば赤単ガトリングにやれるデッキとして赤単革命が候補に上がってきていました。
しかし、自ら盾を減らす気がなく、ドギラゴンの無限攻撃が出来ず、なんか知らんけどガトリングに押し負けるなんて事もあり、あまり強い印象はなかったです。
黎明期はこれらのデッキの隅っこに白単連鎖や黒単革命がいたりするぐらいの環境で次のパックが発売されました。
ギャロウィンの初出
ギャロウィンの初出パックは
DMR-18 「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」
同期のカードも
メガ・マグマ・ドラゴン
超獣軍隊 ベアフガン
魔の革命 デスザロスト
時の革命 ミラダンテ
暗黒鎧 ザロスト
時の玉 ミラク
閃光の守護者 ホーリー
名前はデュエプレや最近のデュエマでも名前を聞いた事のあるカードが多いのではないでしょうか?
これでも一部というかなり粒ぞろいな収録内容でした。特に光りモノ以外にも味のするカードが多かった印象です。
さらに史上初のプレミアム殿堂から殿堂降格が行われた時期であり、シークレットでサファイアが再録されるなど新しい挑戦の多いパックでした。
そんな環境で強かったデッキは?
同時期に発売された
DMD-27 「カスタム変形デッキ 革命vs侵略 爆熱の火文明」
このデッキは通常構築環境、革命編ブロック構築環境両方に大きな衝撃を与え、
レッドゾーンは規格外の力を手にし、店舗大会を瞬く間に侵略し景品を掻っ攫っていきました。
・4コストのスピードアタッカー持ちソニックコマンドが8枚に増え安定性も増し
・半端なクリーチャートリガーにはマグナムで封殺
・さらに半端な呪文トリガー仕込みも無意味にするレッドゾーンZ
という強みのバーゲンセール状態です。
2ターン目トップギア
3ターン目ザゼット or ザレッド
アタック時侵略 トリプルブレイク
この王道ムーブで数多のDMPを苦しめました。
さらにトリガーケアをする手段が少ない環境なので
8枚のスパーク系トリガーがある事に賭けて相手の盾をとりあえず割り切る等のプレイングの簡単さも相まって圧倒的な環境トップでした。
そんな圧倒的環境トップに立ち向かうために作られたデッキが…
つかもうぜ6パック 交換景品
という特殊な再録方法で
ブロックマーク付き再録を果たしたミルザム。
そんな彼は革命編ブロック構築環境でも環境入りへ。
このデッキは、
破壊系シールドトリガーで1回バイクを破壊する
天門からミルザムやギャツビーでシールドを回復
ダークマスターズやミラダンテ サファイアで〆る
というトリガーケアが難しい環境だからこそ生まれた、初動4ターン目スタートというのんびりさんコントロールデッキです。
カードパワーもそこまで高いわけではなく、
リバース・チャージャー
デーモン・ハンド
など素朴なカードを入れざるを得ない感じでした。
そしてこの天門と先程のバイク両方に有利を取れるデッキとして生まれたのが…
そう、ギャロウィンです。
このデッキの動きは
ジェニーとブラックサイコで手札を刈り取り
ヴェイダーとゴルドバットでリソースを回収し
ギャロウィンでクリーチャー破壊を牽制し殴りきる
というハンデス&除去コントロールデッキになっています。
順を追って解説していきます。
このデッキの主軸であるギャロウィンはタップしていると自分のクリーチャーの破壊に反応して、
・相手クリーチャーの破壊
・墓地からクリーチャー回収
をするという継戦能力が高い効果を持っています。
しかし盤面を無視して自分に攻撃されてしまうのは弱点と言えます。
そこを補うのが
オドルニードルに攻撃誘導がある状況で
相手がオドルニードルに殴ると...
オドルニードルのバトル後強制破壊が発動し、
ギャロウィンの味方破壊時効果を誘発し、
相手クリーチャーを破壊し2回分の攻撃を無力化する事が出来ます。
超ざっくり言うとオドルニードルとギャロウィンが揃えばだいたい身を守りきれるというコンボです。
シールドが1枚でも残っていれば、
オドルニードルの部分はヘルミッションでも代用できることが多いです。
クリーチャーへの攻撃は守ってくれませんが、
シールドセイバーにより、相手の攻撃を守りつつ、ギャロウィンの効果を誘発させられます。
またバイクの
・トップギア
・ザレッド→侵略
という上振れに先攻ならトップギアの破壊で対応するためのベネットや
そもそもレッドゾーンの破壊が強制のため、
ギャロウィンをタップさせておくだけで相手は動きが縛られるというカード単位でレッドゾーンに対して有利なデッキでした。
なぜこのデッキが好きなのか
このデッキ、
先ほどのギャロウィン+オドルニードルのように色んなシナジーが多い上に、ヴェイダーやゴルドバットのおかげでリソースが案外太く、扱いやすかったのが印象的です。
また性格の悪い話ですが、
前述のギャロウィン+オドルニードルが揃った盤面で相手が悩んでる顔を見るのがとても楽しかったという。
またブラックサイコ以外のカードは基本的にやすく、組みやすかったのも当時の自分には嬉しい要素でした。(ブラックサイコは1000円とかしてたかも)
終わりに
いかがだったでしょうか?(クソブログ並感)
他にも
青単侵略
ネクラコントロール
青白天門
黒単革命
白単連鎖
など語りたいデッキや出来事などはあるのですがこの時点でも2800文字という長ったらしい文章になってしまいました。
ネロソムニスというギャロウィンをかなり能動的に使えるオリカも登場しましたが、
黒単デュエにゃんワルボロフにお株を奪われたり
サソリスのギョギョウラグマールに無力だったりと
なかなかデュエプレでは不遇なカード、
ギャロウィンですが、今後も可能性を探っていきたいと思います!
それではまたどこかでお会いしましょう!!
ここまでご愛読ありがとうございました!!
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