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【EDH】始祖ドラゴン 2024年11月Ver.【新禁止推奨対応版】


はじめに

 お久しぶりです。ゼットです。4回目の≪始祖ドラゴン≫記事になります。今回は2024年9月23日に改定された禁止推奨に対応したリストへの更新になります。

デッキリスト

 以下がデッキリストである。前回同様100枚解説の形式は取らず主要変更点のみ解説する。これまで同様ショックランドにてリストを作成しているが自身が使っているリストままなのでデュアルランドに読み替えても問題ない。

変更点

 

マナ基盤の見直し

 2024年9月23日より改定となった禁止推奨により≪魔力の墓所≫と≪波止場の恐喝者≫がデッキから抜けることになった。これまでこの2枚に頼って少々雑なマナ加速でも押し込める場面が存在したが、今後はそうもいかないのでマナリソースとなるカード枚数の増量とそれぞれのカードも再考し、マナ基盤の再構築を行った。この部分に関しては汎用カードおよび≪始祖ドラゴン≫デッキでは頻出のカードでの調整の為、特筆するカードは無い。

ゲームプラン

 デッキ全体のゲームプランとしては前回から引き続き全知ティアマト+親玉ストーム両刀型である。改定で失ったカードがどちらのプランにも直接的には関与していないのでこの部分に大きな変更はない。両刀型にしている経緯等は前回記事に記載している。

≪フェイに呪われた王、コルヴォルド≫の有無

 今回の変更で最も悩んだ部分である。改定前は≪波止場の恐喝者≫とのコンボで一気にドローを進めてコンボを揃えられた。このカード自体がゲームを決めるわけではないが、これも一つのコンボルートと言えるだけのパワーがあった。
 現行リストでも≪敏捷なこそ泥、ラガバン≫や≪黄金架のドラゴン≫、≪息詰まる徴税≫などの宝物生成カードは入っているが、≪波止場の恐喝者≫のような瞬発力は発揮できず、≪フェイに呪われた王、コルヴォルド≫単体では自分の盤面のカードを生贄に捧げるデメリットが重荷となる為、断腸の思いながら不採用とすることにした。

新しいプロモーションカードが配布される直前ということもあり、
ショックもより一層大きなものだった。

 また、≪フェイに呪われた王、コルヴォルド≫不採用の背景として、≪波止場の恐喝者≫のような大規模マナ加速カードとして≪選別の儀式≫を採用したことも挙げられる。

ポスト≪波止場の恐喝者≫筆頭候補

 統率者戦においては以前より強力とされているカードで目新しさはないが、大量の黒マナを生成し得る点から、コンボルートの始点である≪溜め込む親玉≫を唱える助けになるので採用に至った。2コスト以下の土地でないパーマネントを破壊しながらマナを生成するので、≪溜め込む親玉≫を咎める≪ドラニスの判事≫やその後の展開を封じる≪耳の痛い静寂≫等を処理しながら≪溜め込む親玉≫を唱えらるので現在の≪始祖ドラゴン≫には適していると判断し、採用を決めた。

検討カード

≪エインシャント・カッパー・ドラゴン≫/≪洞窟に宝蓄えしドラゴン≫

 こちらはプランAとして≪フェイに呪われた王、コルヴォルド≫を残すべく検討したカードである。宝物を生成する量が期待でき、≪波止場の恐喝者≫の時のような大量ドローが見込めるが、≪エインシャント・カッパー・ドラゴン≫はダイスロールの結果に宝物の生成量が左右される点と速攻がない点が非常に不安定である。

ダイス振るのは楽しい。

 ≪洞窟に宝蓄えしドラゴン≫は≪エインシャント・カッパー・ドラゴン≫と同じ誘発条件を持ちながら速攻とトランプルを持っており、能力の誘発を狙いやすいが宝物の生成量とマナコストが対戦相手1人がコントロールするアーティファクトの数に依存している。軽く唱えることができる場面では対戦相手が先行して展開しているということなので妨害のリスクも高く、そのまま勝てなければ相手も勝ちに行くチャンスということになってしまう。逆に軽減が少ない状態で出すと宝物の生成量も少なくコストの割にリターンが少なく、≪フェイに呪われた王、コルヴォルド≫を絡めても満足にドローできない結果となることが懸念された。

強そうだけど結構なジレンマカード

 どちらのカードも基本的にコストが重く、≪フェイに呪われた王、コルヴォルド≫と同一ターンにプレイする現実的な案としては≪騙し討ち≫から繰り出すくらいしかないが、あまりに依存度が高く、≪騙し討ち≫をプレイできなかった時に機能させづらい為、プランBである≪選別の儀式≫採用型とすることになった。

≪オパールのモックス≫

 これは≪オパールのモックス≫そのものと言うより自由枠として採用した≪知りたがりの学徒、タミヨウ≫/≪老練の学匠、タミヨウ≫に絡んだ候補カードである。
 ≪知りたがりの学徒、タミヨウ≫/≪老練の学匠、タミヨウ≫は、調整の際にマナリソースの枚数増加でマナフラッドするゲームが増えたように感じた為、ハンドリソース獲得要因として採用したカードである。
 手がかりを生成するという形でハンドリソースを確保するので手札によっては他のプレイを優先してドローを先延ばしでき、場合によっては≪選別の儀式≫のマナの当てにもできる器用なカードである。(即時ドローできないので裏目も当然ある)
 今回の調整で新たに採用した≪敏捷なこそ泥、ラガバン≫と合わせて最序盤にアーティファクトを生成するクリーチャーが増えた為、≪オパールのモックス≫も採用候補として検討のラインに上がってきている。
 現状では採用に踏み切るほど多くないので、≪エスパーの歩哨≫や≪非凡なスワッシュバックラー≫、≪芸術の奨励者≫、≪闇市の人脈≫などを採用できれば一緒に採用してもいいかもしれない。ここまで入ると≪フェイに呪われた王、コルヴォルド≫も再検討できる。

まとめ

 今回は9月23日より改定の新たな禁止推奨に対応したリストの紹介ということで前回にも増して簡素な記事となった。汎用カードが抜けた穴をより多くの汎用カードで埋める形となり、デッキ内のドラゴン・カードが20枚となった。なんとか1/5を保てているがこれ以上減らさない為に見て見ぬ振りをしている汎用カードも多数存在している。
 来るタルキール再訪では≪始祖ドラゴン≫デッキにも何かインパクトのあるドラゴン・カードが現れることを期待するばかりである。

読了、ありがとうございました。

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