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善意を怒るにはどうすればいいの?

一昨日、読書感想文を書くことが好きだったのに、不得意だったという話を書いた。

そのことを思い出してか、昨日は丸一日体調が悪かった。やばっ
繊細と言われればそれまでなのかもしれないが、それだけ当時ショックだったんだと思う。

記事の中でも書いたが、母に認めてもらえなかったことがトラウマになった。
他の子を引き合いに出されて、純粋に「なんであなたは選ばれないの?」と聞かれたのが本気で辛かった。しんどかった。

それ以外にもこういったことはあった。
新卒の就職活動で、私はなかなか内定をもらうことができなかった。
志望度が高い企業には軒並み落ち、行きたい業種も職種にも落ちて、精神的にどん底だった時、
母は純粋に
「なんであなたみたいに真面目な子が、内定を取れないの?」
と聞いてきた。

そんなの、こっちが、聞きたいわ―

その言葉が純粋であるからこそ、私の心に突き刺さった。
なんて鋭利なナイフだろう。
母は、私が優秀な人間だと信じているのだ。
そんなことないのに。何にも頑張れないのに。

この時、私は「うーん、わかんないや!てへへっ」と、すっとぼけることしかできなかった。
怒ったらいいのでは?と思う気もするが、母は悪気なく、むしろ100%善意で、私に聞いているのだ。
悪気のない人に対して怒ることは、私はできない。
そういう性分だから。

けど、その善意100%の言葉は、30歳を過ぎた今でも私の心に突き刺さったままである。
ことあるごとに思い出して、フラッシュバックして、動けなくなる。
けど、私は母のことを責められない…

善意の塊のような感情に対して、怒ることができないの、辛いなあ。
なんで、私は怒れないんだろうか。

たぶん、その言葉をバネにして、「なにくそ!」と思って頑張らなくちゃいけなかったんだと思う。でもできなかった。

こんな時、どうしたらよかったんだろう。
受け止めなきゃいけない言葉なんだけど、受け止められなかった…
私って弱いな。だめだめだ。
バイタリティーが足りない。さすが、ゆとり世代の申し子。

とまあ、自分を責めるのはよそう。
母の愛情を上手く受け止められなかった、それだけなのだ。

むしろ、攻撃的な言葉を投げかけられた方が、母に怒れたのに…
と、たらればばかり考えてしまう。

お母さん、ごめん。
わたし、まだ、上手く受け止められないよ。

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