バーバーバー
・最近、時間が過ぎていくことにやり場のない気持ちを抱くことが多い。
・昼間の学業を終えて家で過ごしている時間。
定期試験が終わってから次の試験が始まるまでの束の間。
カラオケボックスで過ごす楽しい時。
・終わりが来るとわかっている時間というのはどうしてこんなにもやるせないのか。人生だってそうだ。どんなに楽しもうがどんなに苦しもうが終わりが決まっている。
・この永遠の緊張と緩和を繰り返す人生の構造を見ると私はダウンロードバーみたいだな、と思う。項目ごとに細かく区切ったバーがいくつも満たされていくタイプのやつ。全部一括の長ーいバーじゃなくて。
・バーの空白部分に自分はいて、どんどん迫ってくる赤いゲージに押しつぶされる。そして空白はなくなり、バーが赤で満たされるとまた次のバーが始まる。この入れ子式の徒労とはいつになったら縁を切ることができるのだろうか。
・少なくとも大学卒業までは試験のバーからは逃れられそうにない。就職後もまた別のバーがあるだろうし、田舎に暮らしてもこのバーという世界の仕組みから免れることはできない。
・先人たちも同じような気持ちを抱えてきたからこそ「今を楽しめ」みたいなフレーズが常套句として残っているのだろう。「カルペ・ディエム」という言葉は紀元前の時点であったと言うし。
・とはいってもなぁ… ああ、この記事もそろそろおしまいみたいだ…
・ごっ
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・そしてコンティニュー。