絶滅危惧種「おひとよし」
損な生き方をしてるね。
しばしば、そんなことを言われたりもする私です。
損な生き方ね。
そんな生き方もアリなのではないでしょうか。笑
損と言っても何が損なのかと思いますが、他人に何かをすること又はしないことが巡りめぐって返って来ることがあると思うのです。そのままの形であれ、形を変えてであれ。
恋人の幸せを願って別れるなんて言う話をよく耳にしますが、別れた後の人生を振り返ってみると、回り回って別の生活を歩んで新しい友人とも出会えたりなんかする。別れ際に一方的に悪口を言われて絶縁しても、またその経験から生まれる新たなご縁もあったりなんかする。
結果的には自分の幸せのためでもあったのかななんて思えることもあります。
他人に見返りを求めることもなく、対面する個人に寄り添って関係性を築く。だからこそ、その相手相手に合わせた柔軟な関係性が構築できるのではないかと思うのです。
対面する相手との間で、きちんとした関係性が築けていれば、知らず知らずのうちに輪が広がったり、その人の周りの人からも信頼されて仲良くしてもらえたり、思いやりが感じられるようなことをしてもらえたり、なかなか良い思いが出来たりすることもあるでしょう。
みんながみんな自分本位で動いてばかりいたら、自分のエゴが蔓延して、傷つけ合うばかり。そんなんじゃ世の中崩壊しちゃうでしょう。
たまに対面した相手に傷つけられることもあるけれど、傷つきがちな「おひとよし」でいいじゃないか。
人の気持ちが分からない野蛮な獣になるよりも、不器用ながらも「おひとよし」のまま逞しく生き抜こうじゃないか。