右でも左でも
右だとか左だとか、ときどきどうでも良くなることはないですか。
どうでもいいわけはないし、世の中理不尽なこと、納得できないことに物申したい思いは常にあるのだけれど、時には文字で、時には声で、右から左から叫び続けられると、本当に頭がおかしくなりそうで、布団をかぶって耳をふさいで寝てしまいたくなる。
今日みたいな寒い日はなおさらです。
何も考えず、食べて、飲んで、眠りたい。
思うに最近は、右も左も、それぞれ圧が強すぎる。どっちも相手に「敵」というレッテルを貼って歩み寄ろうとしない。
歩み寄ろうとしないなら、徹底的に戦って、どちらかが最終的に「勝利」を収めるのかといえば、そんな展望はなく、結局何も変わらないと悟りながら、義務感に駆られて声を上げ続けるのだと考え始めると、ただただ己の無力を感じて、何も考えずにただぼんやりとしたくなる。そんな夜もあるよね。