先週はWEST ANTSの友達たちの単独(に近いもの)3つも観れたしその感想と僕の思うみんなの魅力
表題通り、先週は楽屋A芸人の中でも最も距離の近いWEST ANTSのメンバーの単独(とピンネタライブ)が3つもあった。幸。
普段から知ってる人達の単独を観るのはとても楽しい。
今年の賞レースへの意気込み
が見える人もいれば
その人の思想の根源
が見える人もいれば
普段のネタでは我慢している表現したいこと
が見える人もいる。
あとは普通にこないだ飲みながら言うてたこういう考え方してるんや〜がこんな風にネタになってる!なんてこともある。
こればっかりは役得やけど皆さんもnoteとか普段から読んでる芸人さんの時はあるんかな?
こういうとこだけはどれだけAIが発展しようとも再現出来ない楽しみな気がするからまだまだお笑いは中毒性を保ってくれそうだ。
さてさてここからは偉そうながら各ライブの感想をつらつらさせていただいて、普段お世話になってる方の配信が少しでも伸びる一助になれればこれ幸い。
まずは松竹若手の最ホープ、4年目にして去年3大賞レースオール準々決勝進出骨付きバナナ
の単独ライブ
やみつきバナナ
松竹若手最強の二刀流は漫才3本コント3本で今年もギンギン。
こういう所にも出てると思うのだが僕が思う骨付きバナナの大好きなところは"バランス感覚"。
単純に漫才とコントのバランス とかだけではなく
バカらしさと緻密さ
ポップさとコアさ
新しさと王道さ
そういうのが他にはないお得感を感じさせてくれる。
骨付きバナナ推しときゃお笑いの色んな旨みが色んな角度で感じさせてもらえる。
僕には絶対真似出来ない。
麺も美味いけどスープ美味すぎて最後もう水と残ったスープ交互にいつまでもいってまうわ〜のラーメンみたいな。
まさにやみつきというタイトルにふさわしい単独🍜
コーナーもママタルトならではでもありつつママタルト初めましての人でも楽しめるコーナー。バランス感覚。
ネタはコント3本目の立てこもりがめちゃくちゃおもろくてコント2本目の謎人間がめちゃくちゃキショくて(大褒め)最高でした。
4年目でこんな濃厚な90分。化け物や。
骨付きと同日、
松竹若手、WEST ANTSの大兄貴風穴あけるズさんが新劇場の単独第1号を任され東京初本格単独
グレートウエポンズ
ちょっとここだけ感想が違う角度になってしまうかもしれないが…
安藤さんのパンチラインも凄い。
ノブヨシさんの一撃を期待される空気感ももちろん凄い。
けどとにかく4本目あたりからのコブラさんが凄かった。
掴みで戦い続けた。
「ごめん、スべった!!」と叫びそのまま背中見せつけながらはけていくような場面もあったのだがそれ以降もずっと攻め続けていた。
とにかく漢。
そしてそういう時間もあったからこそ、中盤以降で完全に愛され、この後半のためにあったのでは無いかと思わせる巻き返し。
ウケようが愛され、スべろうともそれをみんなが愛しだす。まさに無敵の人間味。
ほんでもってネタは当然の面白さ。ストロング漫才7本。強いて言うなら事故とミシュランが好きでしたが全体を通してシンプルにボケが強い・ツッコミワードが強い。
前にネタ書き芸人の夜でも話したことがあるがみんなが武術を学んで"どう拳を突き出せば1番効率よく力が伝わるか"、"どこを攻撃すれば1番効くか"を考えている中、風穴さんは"シンプルに筋肉ムキムキ"だけでいってる。
芸人始めた時はこうなりたかった。最高でした。
最後は、ただでさえ膨大な新ネタライブを抱えているにぼしいわしのネタ書き担当でありながら主催も大量にこなし配信やらnoteやら無限にこなしながらのピンネタ8本…?は…?
いわしピンネタライブ
フリップネタや幕間Vなし、ネタ思い出す休憩時間ゼロの全ネタ覚えるのしんどいに決まってるスーパーハイカロリー構成。漫談1本コント7本。
いわしの作るライブにはいつも背筋を伸ばさせられる。にぼしいわしの単独に影響を受けるまでは僕は"使えるネタを作って単独ライブをする"ことしか考えた事がなかった。彼女らは次元が違った。にぼしいわしは"単独ライブを創る"をやっていた。
別に前者が悪いわけではないが後者のような考え方が無かったことが恥ずかしくなった。
そこから少しは変われて絶対的7%の最後の方の単独は新たな気持ちで向き合えたので本当に感謝している。
前段が長くなったがそんないわしのピンネタライブ。もちろんとんでもなかった。
2本目の 空気 はどこまで決まっているのか、どこまで狙いなのか、さっぱり分からない。
なのに面白い。(おそらく)初めての漫談であんなことやられちゃあ敵わん。初めてなんて普通に良いだけで褒められるのに。もったいないくらい良すぎた。
4本目の まゆみちゃん で家で一人で動画にも関わらず一時停止するほど笑った。シンプルに1番好き。
5本目の 自意識 はいわしの脳内にあてられる時間だった。にぼしいわしのネタを見ていて時々感じることがある感覚がある。
これ「面白い事書こう!」と決めて机に向かって書いたんじゃなくて、元々めちゃくちゃ言いたい事や思想があって、それがお笑いに"成った"のでは無いかと思わせられる感覚。
これもまた僕には真似出来ない。
努力では手に入らない才能。またいわしの脳に惚れさせられた、そんなライブでした。
以上!!
褒めまくると同時に自分の足りなさに凹んできた!!
恥ずかしいことも書いた気がするし!!
俺も単独やろかな!!!
その時はお3組さん、15割増で褒めてね!!!!!