これから毎回一緒にグランドバトルをみにいきませんか?

1週間に1記事書くと決めて始めたnoteも徐々に2週間に1度になり、今回体調やら行事やらにかこつけて4週間も空けてしまった。
その間もずっとなんかは書かななぁと思い、しかもいつもより期間が空いてるのだからそれなりのものを書かないと…と誰にも与えられてないプレッシャーで勝手に雁字搦めになりますます億劫になってしまった。
そんなモードも1周まわって普通に芸人に募集しようと思ってたことについて書こうと思う。お客さんには興味無い話でごめんなさいね。

フリー、松竹の友達たち。これから毎回一緒にグランドバトルをみにいきませんか?

前からやろうとは思っていた事なのだが約束がないと動けないので約束にしようと思う。
大阪において非吉本であるということで足りないなと感じるものは多くあって。
吉本は芸人の絶対数が多く解散した時次の相方が探しやすい、日々ある寄席により常に新しいお客さんにネタを試せる("試す"って嫌な言い方ですがここはあえて)etc…
挙げたしたらキリがないんですが最近特に思うのが"決勝いく人の過程を見たことがない"ということ。
サイダーさんや河邑は東京行ってから決勝にいったし、どくさいさんは会社員やりながらという特殊な過程すぎて除外です!

芸人はみんな自惚れ屋さんなので(芸人を続けている時点で絶対にそう)ネタを作り上げた時、時折自分の現在の位置など度外視で「あれ…!?これはとんでもないとこまでいけるのでは…!?」なんて思う回が稀にだがあるはずだ。
そして実際にお客さんの前でやってみる。
やっぱいいぞ…!?こんな手応えの日もある。もちろん、この時点で早々に自惚れを自覚させられて終わることもある。

さてここからが問題。
前者だった時、もちろん更なる改良を経てネタをより良きものにしていくのだが、この子のポテンシャルはどんなもんなのだろうか?とふと足踏みしてしまうことがある。
特に夏前、コンビ芸人はみんなその1年で出来た漫才なりコントなりを仕上げにかかり、キングオブコントやM-1に臨む。
もちろん決勝にいくつもり・優勝するつもりでやっているのだがその内容を突き詰めれば突き詰めていくほど、変える所や伸び代は少なくなっていく。
元々1だったネタが最初の改良で1.2になり、次の改良では1.5になり…しかし段々と1.52を1.53にするだけの時期になってくる。

そんな苦しい時期にふと「過去のファイナリスト達のネタってこんなに詰める前段階から周りの芸人達にもっと騒がれてたのでは…?」とか考えだすと恐ろしい。
実際には"ネタを磨く練習"みたいな考えもあるから全部が無駄になることは決してないのだが、笑いの神様に万が一でも
「それはいくら磨いても決勝にはいけない素材なのにのぉ👳🏼‍♂️」
と言われてたらと思うと怖くなる。

もちろんその年の目標となる場所はそれぞれ違うやろうし、やれるのはその年のベストを磨くだけなのだが。
それでも
「決勝いったネタってだいたい生まれたての時点でこれぐらいの騒がれ方はしてたよな。」
とか逆に
「あの決勝ネタは生まれたての頃は微妙やったけど徐々にとんでもなく化けたよな。」
とか
そういう"決勝いった人のパターン"の情報量が圧倒的に少なすぎるのだ。
それがあるだけで細かく詰める気も、最初良くなかったネタを化けさせるよう考える気も起きるだろう。
そしてその情報の中にはきっと
「いく直前はほんまずっと同じネタで、ウケんくなってたけどそれでも自分らの中で調整してはったなぁ」とか
「いく直前は逆にやらずに新鮮な気持ちを大事にしてはったなぁ」とか
売れる前夜の動きも含まれてるはずなのだ。
人それぞれ向いてるやり方もあるし売れていった人みんなが一律の動きをしていたとも思えないがそれでも必ず、学ぶものがあるはずだ。

ここまで書いてきたが実際、袖で日々売れる前夜の人を目撃し続けられる吉本の人と同じ環境にはなれない。
だからせめて、比較的生まれたての勝負ネタを見て決勝までにどういった進化・どれだけの幅の伸びをしたかの目撃者にはなった方がいいと思うのです。
参加者募集!
ちなみに友達がアップトゥーユーから劇場入りした回とかやったらどうせ絶対泣くのでそれでもいい人でお願い!!!!!

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