ブラックジャケットRPGルールブック付属シナリオ『ヴェンジェンス・デイ』ソロプレイ試行ログ(1/n)
これは何?
世の人があまりにもTRPGなるものを楽しげにやっているのでならばどんな世界か覗いてみようと買ったルールブック『ブラックジャケット』に載っていたシナリオのソロプレイを書き起こしたものである。
ブラックジャケットとは?
僕のヒーローアカデミア的な世界でヴィランを捕まえるヴィランになり刑期を短縮しよう! みたいな奴。でとりあえずいいと思う。ヒーローは企業家であればお互いの縄張り争いに執心してたり外宇宙から来たものであればさっさと帰りてえなと思ってたり、それぞれ大変で市民にはあまり構っていられない感じ。
以下リプレイです
はじまり。見出しは章タイトルです。今の記事は導入パートまで。
1.老兵は去る
ビーグルはゆったりとした足取りで超人刑務所プルガトリオⅦの出口に向かいながら、すっかり老けた小型犬の顔で、これまでの人生を振り返っていた。
先のない殺し屋稼業。相棒に裏切られての収監。独房へは口封じの暗殺者が送り込まれ、ここが死に場かと覚悟を決めたところで起こった、突然のブラックジャケット捜査官への引き抜きだった。もうどれほど前のことになるか。囚人(ヴィラン)をもって犯罪者(ヴィラン)を捕らえる、この超人警察機構内特殊部署への地道な貢献と長い忍耐は有能な捜査官という評価を生み、そしてとうとう今日の出所へと繋がった。
マスター・フォーカスライト。この男が超人種ヒーロー管理機関、ガーディアンズ・シックスのミスティック代表の座を退いてまでなぜこのブラックジャケットを立ち上げたのかビーグルは気にならないでもなかったが、知らぬ男の内情を詮索しても詮無いこととして、特にそれ以上深く考えはしなかった。
あのフォーセイクン・ファクトリーとの戦いで大勢の手前のヒーローの部下を失ったせいだ、それで奴はすっかりビビりあがってヒーローじゃなく俺たちに汚れ仕事を押し付けてんだ、などと言ったものもいたが、どういう理由であれ自分の刑期の短縮に繋がるならなんだって構わないし、それ以上に食事中にはどうか静かにして欲しい、というのがビーグルの返答だった。
ふと異様なオーラを感じて前を見れば、蛍光グリーンの毛皮のくまのきぐるみが入口ドアの前に逆光を背負って立っていた。
ビーグルは苦笑しながら煙草を咥えるときぐるみに言った。
「なんじゃ。お前の見送りはないのかと思っとったぞ。どうだ。寂しくなるか?」
くまのきぐるみは少し硬直したあと、ただ首を横に振った。
「ははははは。まあいいじゃろう。そうだな。お前には最後に先輩としての忠告でもしておいてやろう。いいか。よく聞くんじゃぞ。『敵の、恨みを、買うな』。これじゃ。これが一番大切なんじゃ。ワシもお前も、多くの犯罪者を捕らえてきた。ブラックジャケットってのは因果な商売じゃ。超人刑務所におるヴィランが、他のヴィランを捕らえて、その超人刑務所の壁一つ向こうに送り込む。嫌でもお互い意識するわい。必要以上に痛めつけず、そしてなるべく顔を知られず。これが一番じゃ」
ビーグルは手を差し出した。
「ま、ともかく、これでワシもお役御免じゃ。刑務所では世話んなったのう。いつかお前が出所したら、またどこかで会おうや。ここ以外でな」
きぐるみは握手の代わりに、どこかから取り出した風船をそっと手渡した。ビーグルは爆笑しながら風船を手に持って歩いていく。しばらく歩いたあとで、すっと振り返ると大声で言った。
「泣いとるんじゃないぞバカタレ!」
きぐるみはうつむき、震わせながら手を振っていた。それに答えてビーグルも手を振り返す。そしてそのまま振り返らずに、プルガトリオⅦを去っていった。
熊のきぐるみはため息をついて身を起こすと、ゆっくりと頭部を脱いだ。そこに見えた小さな頭にはまぶたも唇もなく、白い毛髪はまばらに短くあちこちに生えていた。かろうじて女のものだとわかるその首から上の白い肌には、頭皮も顔面も、見える範囲には全て深い化学火傷の跡が走っていた。柔軟性を失った皮膚から表情はよくわからなかったが、垂れた涙や鼻水の跡を誰かが見れば、今の彼女の感情をはっきりと読み取ることができただろう。彼女はかつての美しさをわずかながら残す目やら鼻やらをティッシュで拭うと、汚れたそれをゴミ箱に捨てた。そして再びくまの頭を被り、振り返って風船を差し出した。だがそこには誰もいなかった。
きぐるみは首をかしげた。確かに少し前まで、そこには他の誰かがいて、そしてビーグルを見つめていたことはずなのだ。彼女はそれを見ずとも感じ取っていたし、その視線にはとても嫌な感じがしたのも少しだけ気にかかった。特にそこから恨みの味がしていたことが、妙に引っかかっていた。
きぐるみの女はそのまましばらく、ただそこにじっと立っていた。受け取る者のいない風船がゆらゆらと揺れていた。
2.追憶
「あれえ?」
プルガトリオⅦの囚人食堂に素っ頓狂な声が轟いた。声はまだ続いた。
「あんた……確か網津さんじゃねぇ? いやあ随分お久しぶりだなァ!」
声をかけられた男網津雅臣は、瞬間カッと目を見開き引き締まった全身を硬直させたまま目の前の盆の上の肉じゃがを睨みつけた。握りしめた金属製の箸がミシミシと音をたてた。短く刈り込んだ頭髪すらも逆立つように震えて見えた。
それを気に留めず、拘束衣を着た声の主は肩で周りの者を押しのけると、同意を得ることなしに網津の隣に座り続けて言った。
「いやあー。あのときは運が悪かったよなァ。ごめんな巻き込んじゃってよ。オレとしてもまさかあんなことになるとは夢・にも・思わなくてさァ……両腕がないってのはツラいよなァ。わかるよオレも今こんなだしマジで。箸も持てねえの。ホラ。ホラ!」
男は拘束衣をクネクネと捩らせて両腕の自由が効かない様を表現していたが、わざとらしく網津の身体に目をやるとおおげさに驚いた風で言った。
「アレ! エ~~ッ! 腕! 腕あんじゃん! エーッ! なンで!? 生えてきたの!? すげえな~~ッ! あんたそういう超人だったのォ~~ッ!? ブラックジャケットやってるって聞いて『え、無理じゃね? だって腕ないんじゃん? 流石に無理じゃね?』って驚いたけどそういうことだったのかよォ~~ッ!」
「黙れ。ザ・チェイサー」
雅臣は濃い眉毛の下の血走る目線だけでザ・チェイサーを見て言った。
「今はもう黙れ」
それを聞いたザ・チェイサーはへらっと笑ってから自分の頭を勢いよく網津の前の配膳盆へ叩きつけると、しばらくそこで咀嚼音とともに蠢いてから、肉じゃがの煮汁まみれにした顔を上げて言った。
「まあオレのせいじゃねェんだよあれは。わかるよな? あんたがそこにいたのが悪いんだよ。そういうこと。たまたま・あんたが・悪かった・だけの話なんだよ。そういうことなの。な? 順を追って説明するぞォ? まずオレがあの子を標本にしようと決めた。そこでオレらの近くにたまたまあんたとあんたの先輩がいた。あんたらはそのときオレに全ッ然気づいてなかったが、でももしかして何かの拍子にバカなりの勘で気づいたら? だからまとめて捕まえた。惜しかったよなァ~~。もうちょっと突入が遅かったら、あの子はそりゃあきれいな標本になってたし、あんたらはきちんとふたりとも縛られたまま虫達が何も残さず食ってくれてたはずだ……あんただけが腕以外食べ残されるなんて、そんな勿体無いこともなかっただろうよ」
ザ・チェイサーはさらに顔を近づけて言った。
「まあでも! なァ! いいじゃねェか! 昔の話は昔のことだよ。そうだろ? あれはオレにとっても失敗って意味でイヤな思い出だし、なにより今オレらは、たまたま・ふたりとも・同じムショに入ってるじゃねェか。なあ? そうだろ? それならこれからはさあ、せっかくなんだし、過去はすっきり綺麗に忘れてよ!? 仲良くしようぜ一緒によォ!? お互い・顔も・知らないわけじゃねェんだしィ!? ギャッハハハハァ!!」
雅臣は椅子を蹴倒して立ち上がった。握りしめた箸は折れた。噛んだ唇からは流れ、革手袋の両拳は硬く握りしめられた。目はもはや充血を通り越して赤眼と化していた。
ザ・チェイサーもゆらりと立ち上がった。双方が睨み合う。緊迫感でひりつく食堂で口を開くものは誰もいなかった。
数秒の沈黙ののちに、ザ・チェイサーが言った。
「……やるのか? オレを殴ろうってのか? この衆人環境で? いくらあんたがブラックジャケットでもそれは無理ってもんだよ。現に収監されてる囚人にそれ以上捜査官が手が出せる道理がどこにある? 一体誰が止めに来るだろうな。そこの警備か。この辺の囚人か。それともあのフォーカスライト様が飛んできたりしてなあ……ククククク。なあ、そしたらお前はどんな目にあって、どれほど刑期が伸びると思う……?」
「貴様……!」
「『貴様!』じゃねェんだよ網津さァん! やっぱそんなだからあんたもあんたの先輩もドジ打ったんじゃねェの? クソ面白えよほんとウケるわ! はァーもういいわ満足した。お疲れ。メシ食ったし行くんで。用事もあるしよ。ごっそうさんです!」
ザ・チェイサーはそのまま立ち上がると、口笛とともに身体をくねせながら食堂を去っていった。雅臣はもはやそこにはザ・チェイサーはいないというのに、拳を握りしめたまま立ちすくんでいた。
雅臣は険しい顔を崩せぬまま、それと気づかず、かつての先輩の名を呟いていた。だが思い出すのは虫食いになった記憶だけだった。そしてその醜く穿たれたままのいくつもの穴を通して見えるのは、永遠の荒野でいまだ荒れ狂っている、憤怒の嵐の姿であった。
3.本部強襲
「うああああああ!! 先輩いいいいい!!」
毎晩の虫の悪夢に汗にまみれて叫びながら網津雅臣が目が覚めるとすぐに感じたのはひどい違和感だった。部屋中に大音量で警告音が鳴り響いているのだ。まだ覚醒しきっていない頭で耳を抑えながら、よろよろと音の発生源である卓上端末に近づくと、司令官名義で緊急招集警告が表示されていた。
表示時刻は30分も前だった。
雅臣はそれを見つめながら、しばらくの間空白の頭のまま立ちすくんでいた。
数秒後、自らが今置かれている立場のまずさに改めて気づくと、装備を引っ掴んで部屋を飛び出し、全速力で走っていった。
網津雅臣がプルガトリオⅦ内部のブラックジャケット本部へ急行すると、施設は徹底的に破壊された惨憺たる有様となっていた。疵のない壁も床も天井もなく、床にうずくまる何人もの血まみれのスタッフの中には呼びかけにもはや答えないものもいた。なんらかの爆薬で人が通れるほど破壊された壁もあった。
雅臣は収集作業にあたっている警備スタッフへ言った。
「これは一体……何が?」
「ふ、服役中のヴィランが1名脱獄したんです。ありえない……。その際の破壊でこんなことに」
「脱獄だと? 誰がそんな」
「ザ・チェイサーだ」
雅臣が身体を強張らせて声のほうを向けば、ブラックジャケット相談役のザ・ハートレスが肩の傷を押さえてうずくまっていた。ザ・ハートレスは続けて言った。
「あの男……制御装置が外されたタイミングを見計らってこんなことをやりおった。見ての通り、実力だけならミッションリーダーたりうる人物であったものを。なんと惜しい」
「言っている場合ではない。そもそもあの男には適性がない。『見ての通り』な」
瓦礫を掻き分けて現れた男を見て雅臣は冷や汗を垂らした。それはブラックジャケット司令官マスター・フォーカスライトその人であった。眼鏡をかけた細身の男はあくまで冷静に言った。
「本部がどのような状態であろうと、ブラックジャケットがやるべきことはただひとつ。ヴィラン確保だ。脱獄したヴィラン、ザ・チェイサーを捕らえ、そしてここへ連れ戻す必要がある。網津雅臣──コールドカタナ。君のチームにはその任務が割り振られた」
「……!」
雅臣は視界が興奮で狭まるのを感じた。両腕が震える。その指の先まで熱い怒りの血が巡っている錯覚すらした。フォーカスライトは怪訝な表情を作って言った。
「殺すのが役目ではない。わかっているのかコールドカタナ?」
「司令官。暴動の様子はどうです」
ザ・ハートレスが聞いた。
「まだだ。まずはあれを鎮圧し第二の脱獄者が出る危険性を防がねばならん。つぎ込めるだけの捜査員を事態の収集にあてている」
「そうでしょうな。施設外に出ているスタッフへ帰還命令も出しましたが、まだ本部機能を復活させるには時間がかかるでしょう」
「司令官。もう行っていいか」
口を挟んだ雅臣へ、苛立ちを隠そうともせずフォーカスライトは言った。
「まァだだコールドカタナ。私はチームと言ったぞ? ブラックジャケットは任務に赴く際ミッションリーダーを頂点としたチームで動くのが原則だ。そして君はミッションリーダーの資格を持っていない。ならば一人でどこへ行けるのだ?」
不満そうに怒りで震えて唸る雅臣を気にせずフォーカスライトは三本の指を掲げて言った。
「今回のチームは三人だ。コールドカタナ。ヘイトフルハンドカフ。キング・パラディン。今回はキング・パラディンがミッションリーダー”代理”を務める」
「キング・パラディンにはミッションリーダー試験に挑む資格だけはあるということでな。背に腹は代えられんということで代理扱いということになった」
足を踏み鳴らして雅臣は叫んだ。
「そんなことはどうでもいい。早く二人を連れてこい!」
「まあ待て……一人はもうおるぞ。ここだ」
ザ・ハートレスが傍らを指すので、そこを覗き込むと上等なコートに身を包んだ龍の頭をした背の低い男が口を大きく開いて気絶していた。
「これが本名パイ・リンフォン、キング・パラディンだ。脱獄が起こるつい少し前にミッションリーダー試験を受けておった。試験官はわしなんだが──まあ少し当たりどころが悪かったんだな。だが才能があるのは間違いないぞ! あと一歩足りんところだがな」
「それとあと一人は……ああ。あそこにいるな」
マスター・フォーカスライトの視線に目をやれば、部屋の反対側で負傷者に無理やり風船を押し付けている蛍光グリーンのくまのきぐるみがいつの間にか出現していた。
「あれがアビゲイル・ラスキン。ヘイトフルハンドカフだ。いいタイミングだ。よろしい、これで全員揃ったな。それでは詳しくは、ミッションリーダー代理からブリーフィングを受けるように。以上、解散」
「おい。おい。おい。待て」
雅臣はそのまま去ろうとするマスター・フォーカスライトの背中へ言った。
「なんだ? なんでこんなメンバーだ? きちんと考えられてるのか? これは明らかに……」
フォーカスライトは首だけで振り返るとさらりと語った。
「緊急招集に応じた捜査官は順次暴動の鎮圧に送り込んだ。現状その方面は若干こちらが優勢の均衡状態にあり、この状況を維持改善させるために彼らはその場に必要だ。では今現在自由に動かせる捜査員は誰か。遅刻してきたコールドカタナ及び常に所在不明だがたまたま掴まったヘイトフルハンドカフ。そしてこの場で気絶したままのキング・パラディン。この3名だ。これは覚えて置いて欲しいのだが、君らが我らの唯一の希望というわけではない。そんなわけはない。君らはあくまで投げられる石が手元に揃ったから、ひとまず藪の中へ投げてみて何に当たるか見てみよう、という程度の第一陣なのだ。君とあのヴィランの間には何かあったようだがそんな因縁などは全く関係がないのだ。暴動が収まり次第、順次戦力をそちらへ振り分ける。そこからが本番だ。そういうことだ。どのような原因であれ、我らは緊急招集に即応できない捜査員になど正直言ってこれっぽちも期待はしていないのだよ。これっぽっちもな」
そして眼鏡を直し、続けて言った。
「わかったかヴィラン? よくわかったな? よろしい。それでは行け。よくブラックジャケットとしての義務を果たすのだ」
いつの間にかそばに来ていたヘイトフルハンドカフが、呆然としたままの雅臣に風船を差し出していた。一方興奮剤を注入されて目を覚ましたチビの龍男は笑顔で何やら救急隊員に語りかけていたが、しばらくするとその救急隊員は呆然自失の体で頭を抱えながらその場を去っていった。それを見た雅臣は怪訝な顔でリンフォンに聞いた。
「おいそこの。お前、今何をした?」
「あ? 何か今聞こえたな。何か今、とても無礼な呼びかけをされた気がするが。『そこの』などと呼ばれたような気がするぞ」
龍男は立ち上がり、コートの汚れを払うと、雅臣のほうへゆったりと近づいてから見上げて言った。
「お前。『そこの』、お前は、どういう、誰だ?」
「俺は──」
「黙れ。お前の言葉はいらんのだよ。このオレ様がその程度知らんわけないだろ? 本名網津雅臣ヴィラン名コールドカタナ25歳よ。ン? お前はどこの誰様なんだ? ン? オレの『光』の前にその身をわきまえろ。そして口の利き方に気をつけるんだよ。わかったか?」
雅臣は鼻先が触れるほど顔を近づけて低く言った。
「おいお前さんな。いくらミッションリーダーだからって調子に──」
「ほーう。オレがミッションリーダーなのか。ハハハ。なるほど。よっぽど切羽詰まってるのか。面白いな。ということは──まさかそこのきぐるみも同じチームか? ハハハハハ! 面白いことになってるな」
パイ・リンフォンはひとしきり笑うと息を整えてから続けて言った。
「さっきの救急隊員は意識を取り戻すためだかなんだか知らねえがこのオレの尊く輝く蒼き血を忌々しくもエピネフリン製剤などという汚物で汚染しやがった。それがどういう意味かわかるか? 一万年代々途切れなくこの『光の血脈』が汚されたんだよ。これを浄化するのにどれほどカネがかかるか!! 気が狂いそうだよ。だからオレは奴にその代償を払わせた。そして奴にはもはや家も家族も友も名前も何もなくなった。世界のどこにもな。奴はそれだけのことをしたんだよ」
あぜんとする雅臣を放って、光を背負って立つ龍の男は柏手を何度か打つと改めて宣言した。
「さあチームよ。この『救世主の血脈』の末裔について来い。仕事の時間だぞ。キング・パラディンが世界を救い、お前たちはその光栄のひとかけらを味わうことになるのだ! 今から少しばかりのときこそが、お前達の人生の中で最も輝かしい瞬間になるだろう!」
一旦おわり
ダイス一回も振ってないよ! 次は貧民街で聞き込みをしたりするのではないだろうか。
キャラクター
PC1は推奨通りオリジンは復讐鬼の「ガロット」にした。特徴と本質はダイスで「憤怒」と「失われた未来」。パワーはアーティフィシャルボディとガンブレードで両腕の高周波ブレードが仕込まれたサイバネティック義腕を表現して、ゼブラマインドとパワー・コンセントレーションで一発を狙えるのではないでしょうか(試してないからわからん)。
PC2はオリジンを「ファナティック」にしてダイス振ったら特徴と本質が「道化」と「不幸な事故」になったのでこんなことになってしまった。おつらい。パワーはよくわからんので逆さ言葉と瘴気の矢と縛妖索とルナティックパーティにした。トラッシュトーク入れたかったけどあれ交渉判定なんだなあ。このキャラは交渉って感じじゃないでしょ。
PC3はオリジン「ハイライズ」。特徴と本質は「貴族」で「生得の帝王」がうまいこと出て、外見も「動物」が引けたのでじゃあドラゴンだなと思いこうした。パワーはそれっぽく虐殺指令、周到なる罠、ピックアップ、鞭か剣か。鞭か剣かいいよな! 説明文読んでワクワクしちゃったよ(まだ試してないからわからんけど)。
なお本名とヴィランネームは全部ダイスです。思いの外いい感じになった。