PremierePro 音声テキスト変換の精度を試してみた【2021年7月末リリース】
どうも、株式会社YUZURIHA(ユズリハ)で
クリエイティブを担当しているサイトーです。
世はまさに「大海賊時代」ならぬ「大動画時代」!
ありとあらゆる人が大秘宝を求め、猫を拾い、ピアノをひいて、魚を捌く動画をあげまくる時代です。
動画で欠かせないのがテロップ。それをほぼ自動化してくれる【音声テキスト変換】がPremiereからリリースされました。
音声テキスト変換って何?
Premiere Pro バージョン15.4より正式リリースされた「音声テキスト変換」は、簡単にいうと指定した動画ファイルから自動で文字を起こし、タイムラインにテロップとして配置してくれるツールです。
どういう機能と仕組みなの?
動画を指定するとサーバーにアップされます。「Adobe Sensei」というAIが音声からテキストを抽出し、動画音声の波形に合わせてテキスト(テロップ)として配置します。全てのテキストの検索や置換もできます。
実際に使ってみた。こんな精度です。
PCフルスクリーンでみたほうがわかりやすいかも。
上記はAIに任せた「無編集」の状態です。
・句読点などは入らない
・喋りの流れでテキストがまとまっているので、違和感
・誤字脱字は、ちらほらある
しかし、7割くらいはできているので、細かい調整は人間がすれば
作業効率はかなりアップしますね!なによりタイムラインに配置されているのが便利だと感じました。
ざっくり使い方
「ウィンドウ」>「テキスト」を起動し、
「キャプション」タブで「シーケンスから文字起こし」を選択。
どのオーディオトラックから、文字を起こすか選択し「文字起こし開始」を押します。
テキストが出来上がってから「キャプションの作成」を選択
すると、タイムラインに配置されます。
文字の内容や、タイムラインの位置はいくらでも編集可能です。
まとめ
今までの動画編集で簡単なテロップだけでもかなり作業のネックになっているので今回のアプデで助かる人は多いと思います。
起こされたテキストは、
最初にテキストプリセットを一括で割り当てることもできますし、
個別でテキストボックスごとの編集もできますので、話が多い動画は作業効率がグンとあがりそうです。
文字の精度も今後期待していきたい所ですね!