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ブログには書けない!自分でできる!LED電飾についての基礎の基礎!

こんちには。柚Pです。

突然ですが、みなさんは自分の作ったプラモデルに電飾をしたことがありますか?

最近では模型メーカーから市販されている、LEDを使った電飾パーツも増えてきてハードルも下がってきているので、自分で電飾をしたことある人も増えてきているのではないでしょうか。

※LEDは発光ダイオード(light emitting diode)という電子パーツのことですね。

ガンプラでザクのモノアイを光らせてみたり、車のプラモデルのライトを発光させてみたりと、電飾をすることによってプラモデルの表現の幅も広がり、展示会で目立つ作品作りも出来るので楽しいですよね。

ただ、電飾に挑戦するとき、そういった市販品を使うというのも手ではありますが、どうせやるなら自分で1からやってみたい!って思ったことありませんか?

いざ自分で自作しようと思ったとき「LEDってなんぞや?抵抗値の計算わかんね」ってなりがちですよね。実際にLEDを光らせるのはちょっと面倒くさくて、小学生の頃にやりがちな「豆電球の実験!電池繋げば光る!」みたいな簡単なものでもありません。

それ以外にも躊躇してしまう要因があって、模型店などで取り扱っているようなLEDを買おうとすると、1つで500円程度します。さらにそこから電池ボックスのパーツや、複数のLEDを接続するためのハーネス、追加のLED・・・といろいろ買ってたら結構な値段にもなるんですよね。

というわけで今回は、そんな自作LED電飾について簡単に解説してみようかと思います。自分で1から製作するので、材料費も抑えられるし電飾自体の自由度も上がるので是非挑戦してみてください。

■LEDを光らせるために

はじめはLEDについての基礎から。

LEDには
・どのくらい電圧で動くか(Vf)
・どのくらいの電流を流せばいいのか(If)

というデーターシートみたいなのがあります。LEDを購入するとき確認しておきましょう。

VfとかIfとかわかりにくく書いてますが、要は電圧Vと電流Iですね。写真のLEDは『2.9Vの電圧で5mAの電流を流せばちゃんと光るよ。』って事が書いてあります。

で、LEDで面倒くさいのがこの「電流5mA」というのです。
LEDは半導体という電子部品で流れる電流値によってLEDにかかる電圧も変化するらしいです。そして豆電球みたい自身に抵抗があるわけでもないので、電池に直接つなげてしまうと電流が流れ過ぎちゃって壊れます。

じゃあどうするのかというと、抵抗をつなげてやって電流を整えてやればいいだけの話なんです。

こっからはオームの法則を使います。オームの法則自体は小学校か中学校で習ってるはずなので思い出しながらやってみてください。

V=電圧(V) I=電流(A) R=抵抗(Ω)

V=IR

これがオームの法則です。超簡単です。

■抵抗値の計算

では実際に抵抗値を計算してみましょう。ここで使用するLEDは、さっきの写真の3Vの5mAで光るやつです。

まずは『電源12V』に『抵抗』と『LED』を直列でつなげた簡単な回路から。

電源は12Vですが、LEDには2.9Vしかかけたくありません。ただ2.9Vだと計算が面倒くさいので、ここでは3Vにしておきます。

あと電流も5mAにしたいですね。という感じの条件が決まってるわけですね。

じゃあ抵抗値はどうなるのかというと、こうです。

直列接続での電圧は分配され、直列接続での電流は変わらない、という法則から、抵抗器にかかる電圧と電流が『9V、5mA』となります。

ここで、さっき出てきたオームの法則が使えます。

抵抗器に電圧9V、電流0.5mA が流れるようにする抵抗値は

9(V)÷0.005(A)=1800(Ω) となります。1800Ω=1.8kΩですね。

というかんじで抵抗の数値をだします。12V電源でLED1つを点灯させるためには1.8kΩの抵抗が必要という事がわかりました。

あとは応用です。これは12V電源をつかって、直列で3つ接続したLEDを点灯させる場合です。

直列では電圧は分配されるので、3VのLEDが3つで9V、12Vの電源を使っているので抵抗器にかかる電圧は(12V-9V)の残りの3Vになります。

直列での電流は変わらないので、全体で5mAです。

これを計算すると、3(V)÷0.005(A)=600(Ω) になります。

この計算は、どんなLEDを使うか、どんな電源を使うか、で数値は変わってきます。この計算が面倒くさい場合は、秋月電子さんで簡単に計算できる頁があるのでそちらを使ってみるのもよいかと思います。

■めっちゃ便利な『CRD』とは?

LEDの抵抗値の計算ってめんどくせーですよね。そういう貴方にはCRDという『定電流ダイオード』というのがオススメ!

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