ブログには書けない!ホワイト塗料の隠蔽力を徹底比較!
こんにちは。柚Pです。
ホワイトデーは終わってしまいましたが、チョコレートをもらった皆さんはちゃんとお返しできたでしょうか?
最近では、相手の住所を知らなくてもLINEギフトでプレゼントを送れたりするような便利な時代です。私もラインギフトでホワイトデーのお返しをするという現代の若者ムーブをきめたりしてました。便利な世の中です。
さてさて、今回はそんなホワイトデーつながりということで「ホワイト塗料の隠蔽力」について検証をしてみようかと思います!!
一言にホワイト塗料といっても、モデラーさん各々の「推しホワイト塗料」があると思います。
「フィニッシャーズのファンデーションホワイトが発色も隠蔽力も最強!」
「クレオス支持派。GXクールホワイトが唯一無二の最強塗料。」
「どの塗料よりもガイアカラーのアルティメットホワイトが顔料はいてて隠蔽力高いの知らないの??」
などなど。
モデラーが数人集まってホワイト塗料談義をはじめるとだいたいこんな感じになるでしょう。(偏見
「「結局どれが一番良いものなのかそんなの感覚でしかわかんなくない!!??」」というそんなモヤモヤを解決するための今回の企画です。
と言っても私(素人)がやるような検証ですので、研究所がやるようなガチなやつを期待してる方は回れ右でお願いします。
■どのような検証をするのか
隠蔽力の検証をするにあたって、なにを基準に比べていくのかを色々と考えました。
初めに考えたのが『透明なプラバンに、均一に希釈した塗料を同じ条件で吹きつけて、透け具合で比較する。』という方法。
塗料をスポイトで適量取って1:2で希釈して・・・というのをやっても、塗料自体の溶剤が飛んでいたりとか、そもそもメーカーによって塗料の濃さが違ったりするので公平な比較にはならないかなと。あとそもそも目視で透け具合を比較するとか無理。なのでこの案はボツ。
2つめに考えたのが、『柄の入ったプラバンを用意して、その柄が完全に見えなくなるところまでホワイトを塗装する。その厚みの差で隠蔽力のありなしを比較する。』という方法。うん、なんか行けそうな気がする。
というわけで後者の方法で検証していくことにしていきました。
塗膜の厚みを測定する測定具はコチラ。工業高校生にとってはおなじみ、普通のアウトマイクロです。
塗膜という薄いものを測定するので、1/1000mmまでしっかり測れるミツトヨ製のアウトマイクロを選択。最高級品です。
こういうくだらない検証でこんな高級アイテムを購入できるのもいつもノートを買ってくださっている皆様のおかげです・・・ありがとうございます。
このアウトマイクロですが、今回の検証をするためだけに買ったので新品ですので精度は間違えないはず。落としたりもしてません。
あと、こいつちゃんと計測できんの?って心配されてるかもしれませんがご心配なく。私は前の仕事でマイクロメーター使いまくってたので計測についてもそのへんの素人よりはできると思います。
で、ホワイト塗料を塗装する前になんですけど、事前に塗装してない状態のプラバンの厚みをすべて計測しておきます。0.2mmの透明プラバンですが、実測値で0.210~0.215mmくらいでした。同じプラ板から切り出したプラチップですが、厚みに若干の差がありますね。
■プラチップに塗装していく
今回用意したホワイト塗料は18種類です。ちなみに全部ラッカー塗料。
普通のホワイト塗料以外にもホワイトサフとかも入ってます。
塗装するときは、透明フィルムの両面テープで柄を印刷した紙を貼り付け、その柄が見えなくなるまでホワイトを重ね塗りしていきます。
すべて同じ人間(私)が塗装しているので、柄が「見える⇔見えない」の差はほとんどないと思います。あったとしてもそれは誤差の範囲として見逃してください。
それでは、早速ですが結果を見ていきましょう。
■クレオス ホワイト
はじめなのでプラ板に書いている数値の説明をしておきます。上から
プラ板+塗膜=0.239mm
プラ板=0.215mm
塗膜=0.024mm
という見方をしてください。この場合ですと塗膜の厚みは0.024mmになります。
といわけで一発目はクレオスのホワイト。
最近はクレオスのGXホワイトやガイアのアルティメットホワイトを使っているので、久しぶりにコイツを使ったときの隠蔽力の無さにはいつも驚きます。こんな性能だったっけ?
■クレオス GXクールホワイト
私の一番の推しホワイト「GXクールホワイト」です。頑張れ!!隠蔽力もありとても塗りやすかったです。4度塗りくらいで柄が消えてくれました。
そして塗膜の厚みも0.016mmとかなりいい数字を出してくれました。この数値が今後のどのくらいの順位に食い込んでくるのか楽しみです。
■クレオス スーパーホワイト
どうスーパーなのかわかりませんがクレオスのスーパーホワイトです。かなりホワイト寄りのアイボリーです。暖色系のホワイトですね。
塗膜の厚みは0.022mmでした。ノーマルのホワイトよりは塗膜は薄めになりました。それともこのくらいは誤差の範囲なのでしょうか?
■クレオス キャラクターホワイト
クレオスのキャラクターホワイトです。ホワイトにグレー感を足した感じの濁った色です。
塗膜は0.016mmと同社のGXクールホワイトと同じ数値が出ました。若干濁っているのに比例して隠蔽力も高くなるのでしょうか。
■クレオス グランプリホワイト
キャラクターホワイトをさらにグレーよりの色にして暖色系にふった色味のグランプリホワイトです。
塗膜の厚みは0.014mmとここまでで一番の塗膜の薄さが出ました。やはり色が濁るにつれて隠蔽力は上がるというのは間違えなさそうです。
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