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7月31日の日記「篝火」

・日曜日は篝火というスマブラの大会を見ていた。篝火はスマブラにおける日本最大規模の大会で、この大会を優勝する=日本最強に近づくといってもいいだろう。

・今大会はコロナのせいもあって上位のメンバーがかなり欠場もしていた。有名どころで言えば、日本一の称号を有していたが別ゲーの世界大会に出場するため活動休止していたザクレイ、前回大会覇者のあcola、準優勝のあしも、一人オーストラリア最大規模大会を制覇したにえとの、アメリカの大規模大会で優勝を飾ったTeaなどがあげられるだろう。もちろん直近の世界大会で全一とされていたメキシコ人プレイヤーを破ったProtoBahnamや篝火悲願の優勝に執念を燃やすしゅーとんなどの有名プレイヤーも参加していた。

・だがしかし、有名選手の多数欠場で2日目に進んだ128名のプレイヤー一覧を確認した観客は「物足りなさ」を覚えたはずだ。2日目の序盤は特に下剋上が起きるわけでもなく、観客の大半は「まぁ、世界一を倒しProtoBahnamが難なく優勝するだろう」と予想していた。

・だが今回は今まで以上の波乱が起きた。新鋭ミーヤーと古豪あばだんごの台頭だ。

・ベスト16決定戦でミーヤーが優勝筆頭候補であったはずのProtoBahnamを3-1で下すと、その勢いのままWinnersトーナメントを勝ち進んでいった。実は前回覇者のあcolaと同門であり、またオフライン大会に新たに参加したまさにダークホースと言ってもよい存在だ。そんなミーヤーは初優勝に執念を燃やすしゅーとんを勝者側決勝で下し、頂点で挑戦者を待つ形となった。

・そしてそれよりも脚光を浴びていたのが古豪あばだんごの復活だ。For時代は全一とも目されていたあばだんごだが、SPの中期からはあまり成績が振るわず、過去の篝火でもベスト32入りを逃し続けていた。

・正直なところ、スマブラ界隈を追う誰もが感じていたはずだ。あばだんごの全盛期は過ぎたと。しかしそんな下馬評を覆し、あばだんごはトーナメントを勝ち進んでいった。ベスト8入賞回数最多を誇るヨシドラをベスト8決定戦で下すと、勝者側ではミーヤーに敗北するものの、敗者側トーナメントでミーヤーを追うようにProtoBahnamを撃破。続いて初回の篝火を優勝したKEN、勝者側でミーヤーと接戦を繰り広げたしゅーとんに続けて勝利し、挑戦者として決勝の舞台に立ったのだ。

・結果としてミーヤー優勝、あばだんごが準優勝となったものの、今回の篝火はかなり見ごたえがあるものだった。それはもちろん新たな風を界隈にもたらしたミーヤーの功績と、ベテランとしての執念を見せたあばだんごの快進撃だろう。

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