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初めての全体札で12分を切るために


突然ですが僕のあさひVo極の優勝タイムです。ちなみに上振れなので平均は+20秒ぐらいですね。

皆さんはこれを見てどう思いましたか?速い?普通?全体札なら11分切れ?

今回の対象はこのタイムが速い!と感じた人向けの記事になります。既にこれぐらいのタイムが出ている人にとっては得る情報が少ないと思います。ブラウザバック推奨です。

初心者のための全体札講座

こんにちは。yzkrtです。

皆さんは全体札、使えてますか?僕はさっき示した通りです。

最近所属しているサーバーでチームを組んで歌姫勝負をするイベントがありました。ルーレットでチームを組んだのですが、どうも全体札をしっかり握ったことがあるのが僕だけみたいで、僕が教える側に回ることになりました。

そんな中でチームメイトのために出した全体札講座が中々に好評だったのでこうやって表に出してみることにしました。

タイトルにもある通り、今回は「初心者向きの」全体札講座です。そのため、「最適解はこうだが、初心者に説明するには複雑すぎる部分」を省いた内容になっています。レベル感に合わせた内容ということでご了承ください。細かい正解は後々出る(らしい)橘さんの全体札概論を参考にしてみるといいと思います。(追記: ジェームズが出ないって言ってました!)

今回の記事では「全体札の加点が大きい」部分に絞って解説しています。今回の記事を流し見するだけで60~80点の正解が出せるはずなので、橘さんの概論を読む人も足掛かりとして読んでみてください。難しいことをしていないだけで、目的は全体札概論と一緒です。加点が大きいというのは、それだけ基礎的な部分について述べているということです。

全体札のオデの立ち回り

審査員を均して全体札で飛ばす。これに尽きます

全体札は火力が高いですよね。最大4倍のアピールを100%以上のバフを載せて打つことができます。単体札以上に盤面に影響を与えることで早くオデを進めることができます。

さて、全体札で飛ばすのはいいのですが、「審査員を均す」法はどうすればいいのでしょうか?

簡単ですね。進んでない審査員を殴ればいいんです。

歌姫ミドルの審査員、シャニマスWikiより。

とはいうもののそれが一番の難題です。例えばこれは歌姫のNPC行動を示したものなのですが、これ覚えるの、面倒ですよね。スピアとか変遷とか、得意アピールとか……これだけ見ても、どこがどう動くのかわかりません。ここでつまづいた人も多いのではないでしょうか?

というわけで今回はここを一番簡略化しました。審査員の行動は覚えずに行きましょう!覚えていなくてもある程度正しい立ち回りができます。

簡単!オーディション攻略法

4万オーディション

歌姫ミドルの審査員、シャニマスWikiより。

上の2つは審査員の行動表と、3Tまでにどの審査員にどれぐらいダメージが入るか表にしたものです。不一致nを1としています。一致なら2です。

「結局表を覚えるんじゃないか!」と思った人、焦らず見てください。全流行にある共通点が見えませんか?

……そう、流行2位が全く進んでいませんね。流2スピアが誰もいないからです。

さて、上で全体札は「審査員を均して全体札で飛ばす。」ことが目的と書きました。審査員を均すために2位を殴りましょう!あとは全体札を打つだけです。

「4万オデは全体札以外では2位を殴る」 大体これで何とかなりそうです。

5万オーディション

歌姫ミドルの審査員、シャニマスWikiより。

さて次は5万オデです。これもざっくり見ていきましょう。

……流行2位だけ進んでいますね。というわけで進みを平均化したいので1位と3位を殴りましょう。ただし、一致流行は全体札を打てれば飛ぶので、一致じゃない方を殴ればいいですね。

1位と3位が両方とも不一致の時は、一位を殴りましょう。TA取りのミスをなくすためです。

「5万オデは全体札以外では1位と3位の内、一致じゃない方を殴る」 大体これで何とかなりそうです。

20万オーディション

歌姫ミドルの審査員、シャニマスWikiより。

さて一足飛んで20万オデです。これも全体の傾向を見てみましょう。

……今度は流行1位が進んでいますね。ということで、均すためには流行2位と3位を触りたい気がしますね。

というわけで2位と3位を殴りましょう。ただし、オデに勝てないと意味がないので2位を優先して殴ります。大丈夫、バフが鳴った全体札が打てれば大体3位のTAもいつの間にか取ってます。ここでは全体札は「2位と3位を1回ずつ殴った」として計算しましょう。

但し、全体札がツモれていない場合、バフなし2.5しか打てていない場合などは火力が足らないので安全策として1位を殴ってもよいです。というか自札なしなどでラスアピ調整に慣れている人以外は1位を素直に殴って勝つのがいいかも。

「20万オデは全体札を含めて2位を2回、3位を1回殴る」 大体これで何とかなりそうです。

20万オデの細かい話

読まなくていい部分です

単体札を触ったことのある方ならわかると思うんですが、Vo1位は触らなくても基本飛びます。審査員の体力がn13発分なのに対して必ずn11発入るからですね。全部nとかでもない限り飛びます。なので、基本的には2位と3位だけ殴っていればいいことになり、自札なしでも積極的に3〆を狙える流行です。

DaVi1位はそれぞれ、8、9発ずつしか入らないので自札なしでは3〆が狙えないのですが、Vo1位と比べてどのぐらい進まないかというと20000程度なんですね。じゃあ、全体札4倍か2.5倍でもバフを載せれば、以降触らなくても飛ぶんじゃない?って感じですね。

オデのまとめ

というわけでここまで3つのオーディションを見てきました。全てに共通しているのは「流行関係なしに締められる」というところです。もちろん、厳密にいえば流行ごとに動きを変えるのが一番いいんですが、「上の立ち回りを徹底することでどのオデでも平均80点」を出すことができるようになっています。纏めてみましょう。

4万オデ: 2位を殴る
5万オデ: 1.3位を殴る
20万オデ: 2位を2回、3位を1回殴る

どうですか?これだけで80点が取れると考えるとやれそうな気がしてきませんか?

残りのオデも一応やっておきます。

30万オーディション

負けなきゃ何でもいいです。火力が厳しいのに早く締めようとして負けるのが一番いやなので。

10万オーディション

1回しかやらないオデの対策に時間かけたくなくないですか?おんなじ時間があるなら7回やる5万オデを極めましょう。

V3の打ち方

全体札でつまづく要因第1位です。ここを理解できていないと、時速はなかなか出ません。

話は変わりますが、結論(単体札)でも速い人ってたくさんいるじゃないですか。4.5のランキングで結論(単体札)が最適とされているアイドルの上位を見てみると10億超えもゴロゴロいます。なぜ3Tで締まる全体札が4Tかかる編成に負けてしまうのでしょうか?

それはV3に対する理解度の違いです。V3を有効活用できているから、結論でも十分に速い速度が出ています。ここでもう一度V3の仕様を再確認してみましょう。

さて、両方のnoteを読んで使用を再確認してもらったところで、V3の目的を考え直してみましょう。V3の目的は「1オデを30秒の枠に収めること」です。

これは結論編成で3.4でV3を打ち続けた場合の、理想的な動きです。ここで確認してもらいたいのは、V3の打ち始めから次のV3の打ち始めまでがしっかり漏れなく30秒に収まっているというところです。V3の目的は長いオデのターンを飛ばすことではありません。

ここで橘さんの4thブログから引用してみます。

オデ間の秒数を考えると1オデを30秒きっかりに嵌めてS3以降を通過する事が重要になります。
ただ基本的にコミュを挟まないで最速で手を動かした場合、p連34固定だと33~34秒で次のV3に入ることになるんですよね。npmnだと30.3秒くらい、nnmnだと30秒割ってロックされます。

だいたいnpmnで3.4にV3を打つと30秒ぐらいだそうです。ところで、星演出がない1ターンは大体7秒ぐらいになります。つまりV3を全く打たないでオデを進めると「7.8.10.11」のような感じで時間が進んでいきます。

ここでV3で3.4Tを飛ばして「7.8.(10).(11)」とした場合、オデに15秒、札選択やオデ間で15秒で30秒ぐらいになりますね。

ところで全体札だと3ターンで締まります(締めるのが目標です)そうなるとV3を全く打たないでオデを進めた場合には「7.11.12」のようになると考えられます(厳密な数字ではないですが、だいたいということで!)

ここで同様にオデ間を15秒とします。そうすると3ターンあるうち、そのターンを飛ばすべきでしょうか?

……そう、どのターンを飛ばしても時間が余りますね。3.4T以外を飛ばすと30秒の枠から溢れてしまう結論と違って、ある程度飛ばすターンを選べることになります。

さて、またまた話が変わってしまいますが、結論のシーズン3突破の理論値は何秒でしょうか?ここでは、どのオデも4T〆し、かつ30秒の枠ぴったりにV3を撃てるものとします。

正解はV3を8回するから、30×8で240秒(+αで振り返りとシーズンコミュ)……

ではありません。

ここで図解してみます。

そう、実は1回目のV3を打つ前の15秒が計算に入っていないんですね。この15秒が余計にかかってしまうわけです。

正解は30×8+15=255秒(+αで振り返りとシーズンコミュ)でした。考え方はあっていましたか?

ここで1T目に前倒しをすればこの15秒をなくせますが、結論だと4ターンかかってしまうので、プラマイマイナスになります。

さて、全体札に話を戻しますが、全体札では「どのターンを飛ばしても秒数が余る」ということでした。つまり、1T目からV3を打つ選択肢が取れるわけです。

つまり全体札の優位性は3Tで締められるだけでなく、この15秒を短縮できることにあるわけです。全体札の理論値は30×8=240ということですね。※

※ちなみにホントは〆方や立ち回りによってもっと早くなるので嘘です。(2〆も発生しますしね)ただ、今回の記事の内容の実践では多分これより早くはならないのでこれを理論値(80点の!)としておきます。

ここで覚えておきましょう。全体札ではV3を1T目に打ちます。その上でもう1つのV3を最も時間がかかるターンに打つことで最も時間が短縮できます。

最も時間がかかるターンとは何でしょうか?星演出が一番発生するターンですね。基本的には「審査員が帰るターン」です。

V3を打つターンを纏めてみましょう。

2Tで締まる時: 1.2
3.4Tで締まる時: 1と審査員が2人以上帰るターン。
 

わかりやすいですね!何人帰るかは火力感を覚える必要こそありますが……

全体札は待ちが発生する

さて、ここまで来ました。30秒に収めるというのが目標ということが分かりましたが、どうすればいいのでしょうか?

例えば次のような盤面で、次のV3が打てるまで4秒の待ち時間があるとき、どうしたらいいでしょうか?

正解は4秒待ってV3を打つです。ここでそのまま全体札を打ってしまうと、4秒ほど30秒の枠からはみ出してしまいます。

この考え方が非常に大事です。最初は慣れない+直感的ではないかもしれませんが、30秒の枠に収めるためには最も効率的な立ち回りです。試しにやってみてください。この動きの重要さが分かるはずです。この30秒をちゃんと捉えるためにもフットペダルは重要ですよ!

待ち時間別!どうするまとめ

さて、3Tで〆続けると、毎回待ち時間が発生するはずです。その場合全て1T目を待つべきなのでしょうか?ここで1ターン7秒程度ということを踏まえるとやれることが見えてきます。

ターンが始まった時に余った時間が……
0~6秒: ターンを進めるとはみ出してしまいます。待ちましょう。
7~15秒: 1ターン進める余裕があります。7秒なら単体札nを、10秒以上ならPを打ちましょう。時間が余れば上に戻りましょう。
15秒以上: 7~15秒の行動を2回できます。

また、オデに入って時間を待つ代わりに、振り返りをする選択肢があります。目安は6秒でパネル3枚ぐらいです。

まとめ

さて、結構話が長くなってしまいました(5000文字もあります!)つまり何をすればいいのかを纏めてみます。

オデ攻略
4万オデ: 2位を殴る
5万オデ: 1.3位を殴る
20万オデ: 2位を2回、3位を1回殴る

V3の打ち方
打てる初ターンと審査員が一番帰るターンに打つ
待ち時間があれば
0~7秒: 待つ
7~15秒: 1ターン進める

全体札でやることはこれだけ!これで80点が取れます!全体札の立ち回りで悩んでいる人、一度試してみませんか?準決切り12分までは保証します。

これができるとどれぐらいの時速になるかというと、余裕を持って1周12:30、平均220万としても時速1056万出るぐらいの速度です。全体札使いのブログを読んでもらえればわかりますが、大体3~6位の時速がそのぐらいになります。それぐらいの時速まではこのブログと僕が保証します。

今回の記事を書くにあたって

最初にも述べた通り「加点が高い箇所」「できるだけ単純に」確保することを目的に今回の記事を書いています。というのも、鯖内でやったイベントの練習期間が大体3週間だったんですよね。それぞれシャニマスに割ける時間も少ないですし、その限られた時間で一番効率よくシャニマスで強くなれる方法として上のようなものを作りました。

自札なしはすでにある程度情報が出回っていて、かつ札ヒキの上振れ下振れが少ないのでパターン化して立ち回ることができます。仮にPPPPで全オデ進めても、34秒ぐらいで進むので30秒の枠を意識しなくてもそれなりに速いタイムも出ます。(全て4〆できていれば)

全体札はパワーこそあるものの、札の上振れ下振れが激しく、30秒の枠を意識しづらくなりがちです。実際、チームメイトのaoさんはこの文章を上げるまで結論より遅いタイムが出たりしていました。(今はもちろん早いタイムが出ています)

そんな全体札ですが、最低限の要点を抑えるだけで割と形になります。僕は正直歴の割には強くないプレイヤーだったりするのですが、だからこそ見える部分があると思うので(審査員の動き覚えるのダルいとか!)そこをフォローできる方法を考えてみました。

最初から満点を目指してプレイするとうまくいかなくて挫折しがちです。そうなるぐらいなら、まず80点を目指してプレイしてみるのはどうでしょうか?80点を目指す立ち回りならこのnoteが最速だという自信はあります。楽しむためのゲームなので楽してプレイしていきましょう!

80点を取れたらそのうちもっと高得点が欲しくなってくるかもしれません。それから100点を目指す方向にシフトしても悪くないです。このnoteは楽をするnoteではありますが、最低限の要点は掴んでいるので100点を目指すときにも役立つと思います。

折角のイベント、Pカップが盛り上がるといいなと思います!1位が圧倒的なのも面白いですが、プラチナボーダーが1億上がるのも面白いと思いませんか?

今回のnoteで疑問点があれば@yzkrt_shinyまでお願いします。詳しい話は難しいですが、今回の話の補足ができると思います。

SpecialThanks
・査読してくれた橘さん
・内容確認してくれた研究室のみんな
・チームメイト




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