10代のリミット

 母に「何か発信できるようなことをしてみたらどうか。」と提案され、自分のの中の頭の考えを言葉で表現することが好きな私はここへ辿り着いた。

 最初に文章を書くことが好きだと自覚をしたのは小学一年生の頃だ。何を思ったのかは分からないが、突然私は作文を書き始めた。そしてそれをだれかにみてもらいたいと思い、当時の担任の先生に渡した。そうしたらその先生は私に原稿用紙を持たせ、これに写しなさいと言った。でも私はそれをするのが億劫になってしまって、書かず仕舞いで終わった。それを後悔して、2年生になったとき、同じように作文を書いて先生に見せた。当時の私はまた先生から原稿用紙をもらえるチャンスが得られると思ったが、その期待は裏切られた。それ以来私は学校で作文の課題を出される以外書かなくなってしまった。

 文章を書こうとすると、どうしても伝えたいことがありすぎて長くなってしまう私は「書くときは結論から述べてなるべく短く。それがsmartなのだ。」と書くことにこだわりのある父からはよく言われた。学校の先生からは私の作文は修飾部分が長いと言われた。その先生は谷崎潤一郎も同じだと言った。谷崎と私の文章では雲泥の差であるが、先生はその私の書く文を否定しなかった。感想も長くなってしまう。高校時代、週に1、2度生徒が行う礼拝があった。そこではそのお話をしてくれた友人に毎回感想を書くのだが、私はいつも出すのが遅かった。先生はそれを承知してその時間の最後まで待ってはくれるのだが結局書き終わらず、後で預かるわ。と微笑みながら私にそう言ってゆっくり書く時間を設けてくれた。

 そんな気ままに言葉と遊んでいる私であるが、これから不特定多数に向けた文章を書いてみようと思う。まだまだ人に読んでもらうには未熟ではあるが、別に迷惑をかけているわけではないから、私の頭の中をさらけ出してみようと思う。

 さて、なぜ今回の題名が『10代のリミット』なのかというと、今日は4月1日。後3日で私の二十歳の誕生日がくる。ただそれだけのことなのだが、まずは手始めに私に影響を与えてくれた物、人などについて書いていきたい。私はこれまでに沢山の人たちと接することができた。いっぱい助けてもらって、いっぱい笑わせてもらって、いっぱい迷惑をかけて、いっぱい楽しませてくれて、いっぱい悲しませられて、いっぱい励ましてくれて、いっぱい支えてもらって、いっぱい成長させてくれた。他にも私が得たものはいっぱいいっぱいある。その中でも20歳という一般的にいうはっきりとした「大人」になる前に、感謝の気持ちを込めて、振り返ることができたらと思う。

 また長くなってしまった。では又。

#日記 #エッセイ

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