つぶやく

Artとは。

アートの概念、芸術性とは何か、そしてさの需要はあるのか、、などと考えている。アートって、、何だ?アートに対してこんなに考える必要あるのか??一周回ってアートに対して尽力する必要性はどこにあるのだろうか…。と、そんなとき自分のゼミの先生が「アートは人を豊かにする、幸せにする、心を温かくする」といった言葉だ。
そして医者を目指す友人からも同じ言葉をもらった。そのとき私は、比べるものではないかもしれないが、と前置きを置きつつ、医療と比較してアートの生産性と需要はないのに、私はそれを追求しようとしている。それは呑気でもっと目に見える仕事をするべきなのか、と相談した。
すると友人は、そのゼミの先生と全く同じことを言った。「そこに作品があると、毎日汗水流して勉強して走り回ってクタクタになってる医療従事者の私たちの心をほっこりさせて、ひと息つかせてくれる。それって本当に大事なことで、無いとならないものだよ。」と真剣な眼差しで語ってくれた。アートによる直接的な生産性を問われても私ははっきりと答えられない。強いて言うならばマーケットだろうか。しかしこれは、アートの価値が保たれてこそのものだ。その価値を今後も維持するためにアート界隈が今日も粉骨砕身、様々なアーティストや作品と向き合っているのだろう。
きっとそこにいる彼らの根源にあるのは、ゼミ先生や友人のいってくれたひと言なのだろうか。
私が美術に惹かれたのも、そしてアート界隈の人間がアートに足を踏み入れていれたのも、作品との対話によって感じた「何か心温まるもの」があったのだろう。
世界中の万人に響かないとしても、アートの必要性を突き詰め、少しずつわかりやすく概念化していくことによって、多少なりともアートによる恩恵、つまり「心が温まる」人が増えるのではないだろうか。
きっとアートは必要なのか、、という議論の延長線で極論アートは無駄である、と言われるかもしれない。しかしその「無駄の必要性」を訴えてみるのも面白いと思う。

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