ミドルエンドな自作PC歴(2003~2021)とここ12年の自作PC性能推移
前書き
Windows 11に合わせて自作PCを一式新調しよう、とパーツを吟味したり、購入を進めている。今のPCは2016年8月に一式を購入しており、まる5年経つ買い換え時といえる。しかし、自作PCはPCゲーム用、しかもエロゲかシミュレーション系ばかりなのでそれほど性能は要らず、実は差し迫った必要性はない。ただTPMや代替手段であるfTPM(Intell PTT, AMD CPU fTPM)が使えないので、ちょうどいいやということで計画中なのである。
僕は自作PCを代替わりさせる際に新旧のベンチマークをちゃんと取っていて、それがどうやら2009年から残っているようだった。折角なので、自作PC歴とCrystalMark2004のベンチマーク結果を使って、ここ12年PCはどれぐらい性能が上がったのか、を比較してみようと思う。
ベンチマーク結果
2009年から2〜3年おきに自作していて、そのベンチマーク結果をグラフにしてみた。
おおよそ7年の遷移にあたるが、総合スコアとしては7年で4倍程度の伸びということだ。買い換えるたびに倍になる、ぐらいの認識でもいいのかもしれない(ただしAMD FX-4100->FX-8350を除く)
性能比較の内訳を見ていくと、HDDが2009->2012で飛躍的に伸びているが、これはHDDだったものがSSDになったからだ。確かに、当時の記憶としてもSSDによって劇的にストレージが早くなるというのに感動した記憶がある。SSDを除くと、AMD FX 8350(2014)->Core i7 6700K(2016)の性能向上が著しい。つか、そもそも2021年時点でCore i7 6700Kはまったく不満がない、いいCPUだ。メモリについてはDDR->DDR2->DDR3とちょうど世代を経て倍々となっているのかもしれない。
ここまで見て分かることは、AMD FX8350のヒドさである。性能はむしろ下がっているまである。OSやベンチマークソフトにおけるクアッドコア向けプロセッサの最適化とかが十分ではなかったかもしれないが。
自作PC達
以下は思い出と共に構成の一部を書く。
Gen1(2003-2009) - CPUベンチマーク結果:不明
CPU AMD Athlon XP 2500+
通称豚コア(Bartonコア)。OC(オーバークロック)耐性が極めて高く、長年の使用にも耐えた良CPU。ちなみにメモリは1.5GBぐらい積んでいたようである。たぶん初期に512MB、後から1GBを足したんだろうな。
GPU: ELSA Geforce Ti 4200
このTi4200は古いにも関わらずかなり長い期間戦えていた。といってもこの頃はマビノギというMMOを2005~2006の間やっていたぐらいしか3D性能に関わるワークロードは無かったので、それだけの話かもしれない
よく遊んでいたゲーム
AoE2, Rise of Nations, Redstone(2004~2005), マビノギ(2005~2006)
2007年に高専から大学に編入し、研究室のPCが十分以上にスペックも高く研究室に籠もっていたため、2007~2009はほとんど使っていなかった。
Gen2(2009/10~2012/01)
正直研究室に籠もっていたのであまり記憶がない。エロゲをやるには不自由しなかった。
CPU: AMD PhenomII X2 550
GPU: ATI Radeon HD 4770
Gen3(2012/01~2014/01)
2013年夏からはD3なのに博士が取れないルートに入ったことに絶望して自宅に引きこもり、タバコを吸いながら一生艦これをやっていた。エロゲをやるには不自由しなかった。
CPU: AMD FX-4100
GPU: NVIDIA GeForce GTX 560
Gen4(2014/01~2016/08)
絶望D3終わり頃に、電源が壊れたついでにCPUとGPUも取り替えた、という経緯だったと思う。就職したけど帰宅後は副業(!)のWeb開発をMacbookProでやっていたので、土日たまにエロゲをやったりアニメを見るぐらいしか使っていない。エロゲをやるには不自由しなかったがカスタムメイド3D2だけはキツかった。
CPU: AMD FX-8350
GPU: AMD Radeon R9 270 X
Gen5(2016/08~2021/12)
会社辞めて個人事業の売上が1000万円越えるぐらいになりそう、節税しなきゃと新調。あとGen4はさすがにカスタムメイド3D2が重く、改善したかった。
当時はZENアーキテクチャが出てちょっとしたぐらいの時期だが、FX8350の爆熱具合と雑魚さ、あとZENも出たてはそんなに良くなかったので、信仰を曲げてIntelにした。Intel最高。
資金的な余裕が出来てきて、パーツがロー・ミドルレンジからミドルハイぐらいのものを揃えるようになった。
GPU: Intel Core i7-6700
GPU: AMD Radeon RX 480
NVMe: Intel P750 PCIe
せっかくだし当時爆速のPCIe 直結NVMeを使ってみよう、と。耐久性どうかなーと思いながら使い続けて5年経っても壊れていない。
まとめ
エロゲが快適にプレイできなくなると自作PCの買い換え時、ということが分かった。そういうことやぞ。