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日本発・世界中で人気の音楽とキャラクターがコラボ!「summertime × うさぎゅーん!」から見る異ジャンルIPコラボの可能性
グリッジ株式会社・柚木です。今回は現在絶賛コラボ中の「summertime × うさぎゅーん!」から見るIPコラボの可能性について書いてみたいと思います。
summertimeとは?
グリッジに所属する cinnamonsとevening cinema によるコラボ曲です。2017年にリリースし、TikTokをきっかけに世界で本当に有難いことに愛してもらった楽曲になりました。
summertimeダイジェスト
✓2020年夏にTikTok東南アジア各国での利用楽曲1位
✓TikTok流行語大賞2020ミュージック部門賞 を受賞
✓Spotifyが発表した2020年の海外で最も再生された国内アーティストの楽曲ランキングでは7位に
✓YouTube再生数1700万再生突破
✓カバー動画もYouTube上に1万本以上アップされている!?
コロナ禍においても世界中の人を笑顔に貢献出来た曲かなと思います。
詳細は過去noteを見てください。
うさぎゅーん!とは?
うさぎゅーん!はクオンさんが手がけるキャラクターです。このうさちゃん、ただのうさぎじゃない!全世界SNSでのスタンプダウンロード数はなんと5億DLされています。
タイのサイアムの大きなショッピングモールでPOPUPを開いていたりと、世界でぎゅーん!と愛されているキャラクターなのです!
現在のコラボレーションまとめ
そんな「summertime」と「うさぎゅーん!」は現在コラボ中です。大変有難いことにいろんな形でコラボレーションをご一緒させていただいます。
▶︎企業コラボレーション軸
・ロッテ爽WEB CM
・TikTok TOHO Film Festival 2021」インスパイアムービー
・ローソンプリント
・TSUTAYA POPUP
等
▶︎コンテンツ軸
・summertime evening cinema Remix リリース(うさぎゅーん!の激しい動きにぴったりなトロピカルな踊れるリミックスに!)
・summertime スタンプ
・コラボMV公開
・summertime LINEメロディ(タイ)
・うさぎゅーん × summertime ミュージックスタンプ(タイ)
等
▶︎コラボグッズ軸
・渋谷ツタヤポップアップ
・ULTLA SHIBUYA
・キディランド
等
うさぎゅーん!のまとめ記事が世界で一番わかりやすいのでぜひ読んでみてください!
https://usagyuuun.bitfan.id/contents/25145
コラボに至った理由
なぜ、音楽「summertime」とキャラクター「うさぎゅーん!」がコラボレーションすることになったのか。あれは確か2020年年末だったと思います。クオンさんとお打ち合わせをする中で以下3つがジャンルの異なるIPをもつグリッジとクオンさんの共通点でした。(クオンさんと出逢ったきっかけも奇跡に近いのですが、この話はまた今度)
①ネット発
②グローバル
③ノンバーバル
それを受け、「2020年、コロナ禍で大変な1年となったが両IPは国境を超えて、世界中の人々に笑顔を届けてきた。2021年もこの先どうなるか分からないけど、『LOVE』『HAPPY』などポジティブな感情を働きかける取り組みをしたいですね」とスタートしました。また、「単発に止まらず長中期的な取り組みを、かつグローバルに展開しよう」とも当時も話していたと思います。
そこから週1でのお打ち合わせがスタートし、クオンチームのみなさん、summertimeのMVクリエイターであるtsukunem.さん、アーティスト、、たくさんの力があって形となり、成り立っています。(大感謝!)
1×1=無限だった。
ずばり、キャラクターと音楽はとても相性が良いと感じました。アーティストのMVに近年アニメーションが増えているのもこの点にあるのかもしれません。
「ノンバーバルでいける」
キャラクターのおかげで、ノンバーバルな視覚的コミュニケーションがあり、音楽によって、ノンバーバルな聴覚的コミュニケーションがある。その相互補完は非常に可能性を感じています。
またクオンさんとグリッジではジャンルも違うことから得意な流通先やプラットフォームも違うので、その相互補完もすることができたのではと思っています。
キャラクター軸のクオンさんは、Twitter、TikTok、Facebookを強みにもっていらっしゃいます。なによりLINE、Facebook、Whatsappなど主要メッセンジャーアプリで世界の人々のコミュニケーションに入っています。音楽軸のグリッジは、YouTubeやSpotifyなどの音楽をきけるプラットフォーム等で耳を網羅。
▼うさぎゅーんの夏!(サマータイムver.)https://line.me/S/sticker/15460392
▼うさぎゅーん!にインスパイアされたとても夏らしさを感じられるsummertime Remix も全世界リリース。(これは実際のsummertimeを作曲した原田夏樹はじめevening cinemaのみんなが携わってくれました!)
またクオンさんはタイに支社をもっていることから、タイでの展開力も素晴らしく、通常のLINEスタンプではなく、summertimeの曲が流れるミュージックスタンプというのをうさぎゅーん!とコラボで展開していただきました。一時BTSを抜き、タイで4位になったとか(ダイナマイト級の喜び!!!)
またクオンタイより、LINEメロディにもsummertimeを流通していただいています。これは通常の音楽ディストリビューションでは届かなかった範囲なので本当に有難いです。
1×1は本当に無限でした。
音楽スタートアップが考える「IPコラボ」戦略
グリッジはITベンチャーではなく「IPベンチャー」を目指しています。ITベンチャーがテクノロジーを活用し企業や世の中を使って社会貢献を行うように、私たちも音楽を軸にしたIPを活用して企業や世の中に社会貢献をしたいと考えています。
昨今視覚的なコンテンツや視覚的広告がたくさん溢れていますが、耳のコンテンツってまだまだ空いています。そのため、オーディオ広告市場が近年伸びていますよね。私たちはこの隙間を狙っていきたい。
当たり前ですが万人が音楽を聞くとは限らないし、知らない人へ知ってもらうためにどのように知ってもらうか。音楽の競合は今日の対バン相手か?と言われるとそうではない時代です。自分の周りにある、YouTube、amazon prime、寝る、寝る、寝る、SNS、本、テレビ・・・が可処分時間を奪い合う競合になります。(私の可処分時間順に書き出しました)
アーティストや楽曲を1つの「IP」と見立てて、どのように拡張するか。その手段のひとつに「コラボレーション」、グリッジ流の言葉でいうと「クロスカルチャー」です。
例えば「鬼滅の刃」も漫画から、アニメ、映画、グッズ、企業タイアップ・・・等、広がっていますよね。私もかなり魅了されている一人です。ひとつのIPから360度に展開されていくメディアミックス戦略、これも他業種とのコラボレーションともいえるのではないでしょうか。
コラボレーションするときに私が意識している言葉が一つあります。それは「パーミッション」です。「パーミッション」は本に書いてあった受け売りの言葉で「許しを乞う」という意で私は日本語で理解しています。
ただコラボレーションするだけでなく、コラボする相手にはその先に大切なファンがいるわけですから、どのようにすればその先のファンに許しを乞える切り口やコンテンツになるのかはしっかり考えるよう意識しています。
(例えば、いきなり自分のコミュニティに全く関係のない知らない人が飛び込んできたら挙動不審が発動しますよね。けどそこに共通点あれば自然に溶け込める・・・そんな感じです。)
今後。そして私の気持ち
内容はまだお伝えできませんが、このsummertime × うさぎゅーん!コラボレーション、線路は続くよ、どこまでも。まだまだ続きます。
そしてこのnoteを見てくださっている方で、何かご一緒できることがあればぜひともご連絡いただけると嬉しいです。
クオンさんとは半年以上週1でお打ち合わせをしているので「この打ち合わせが無くなる日が来るのだろうか」なんて思うととっても寂しい。
この線路、どこまでも続けたいな。と思える方々に出会えたのも幸せ。感謝です。
追記:実はこのプロジェクトが発足する1年前。うさぎゅーん!の虜になっていました。(完全私的Instagramストーリーズで深夜一人騒いでいました)
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現在コラボ中のsummertime ×うさぎゅーん!について書いてみました。
— aiko yunoki |音楽エンタメスタートアップ取締役 (@y_gridge) July 19, 2021
1×1=無限だったという話♾https://t.co/kSZtLTt4Bk