生理痛のお話し①
生理痛って、どれくらいの女性が経験していると思います?
約80%の方が経験していると言われています。
生理痛とかPMSは、年齢によってもその程度が変わってきます。
例えば、10代は生殖機能がまだ未発達のため生理痛も重かったり、、
では、生理痛はなぜ起こるか?
私はよくケチャップを使います。
少し専門的に話すと、
月経血とは、子宮内膜のことです。
女性は、赤ちゃんのベットを作るために子宮内膜が厚くなっていきます。
そして、赤ちゃんが宿らなかった場合は子宮内膜は排出されます。
子宮内膜は、赤ちゃんのベット
ベットをふかふかにするために、フィブリンによって血液を固めたりします。
その後、お役御免となった子宮内膜は、ドロっとした感じで剥がれます。
子宮口は小さいため、酵素(プラスミン)の働きでドロっとした内膜を分解して、通りやすくしていきます。
ここでケチャップのお話です。
もしもケチャップがすごくドロドロだったら?
もしもケチャップの入口が詰まっていたら?
あなたならどうしますか?
ケチャップのパックを、ギューっと押すかと思います。
子宮では、これを収縮といいます。
その時に働くのが、プロスタグランジン。
このプロスタグランジンがたくさん増えすぎると、痛みが増していくのです。
10代は、ケチャップの容器自体がまだ不完全だったりしして、PMSや月経痛が重かったりします。
20~30代になると、ケチャップ容器は完成されるので痛みなどは安定されます。ですが、子宮内膜症や生活習慣などによって、後天的に生理が重くなったりもします。
また、出産した女性は、子宮口が広がりやすくなったりするため、生理が軽くなる方もいます。
更年期では、ホルモンバランスが不安定になりがちです。すると、内膜形成も不安定になり、結果としてイライラやホットフラッシュ、不眠などの自律神経症状が出たりします。
さて、今日はここまで。
明日は、「正常な生理を知ろう!」についてお話しします。
市毛慎也
子宝鍼灸師/ハートフルセラピスト