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デンマーク人が傘をささない理由

デンマークに来て、早orまだ2年。
実は、今年は染織りの勉強をするために日本に帰ることを決めた。
(その辺りは、下書き中なので、また更新しようと思う。)
 
と前置きはさておき、改めて、帰国するにあたり、デンマークに来て、日々の生活習慣の中で変化したことを考えてみたい。
・どんな雨でも傘をささない
・毎日髪の毛を洗わない
・どこへ行くにも基本は自転車 
などパッと思い浮かぶ物はいくつかある中で、どんな雨でも傘をささないについて少しだけ話をしてみたい。

なぜ傘をささないのか。

この話をデンマーク人の友人達と話をしていて、彼らが自覚していてあがる理由は大きく二つ。
①基本移動が自転車だから、傘は邪魔(レインコート重宝)
②雨と同様風も強いので、傘はすぐ壊れる(そんなこともないと思うときもある。)
上記の理由は大いに賛成。ただ、加えて僕が彼等に言う、外の社会からきた僕が感じる他の理由2つ。
③自然体、実用的でいることを好む国民性(心地よさ大切!)
④もう単純にめんどくさい

③について、デンマーク人と生活を共にしていて感じることは、めんどくさいことを合理的にしようとする姿勢もしくは排除していくことを様々な局面で感じる。
例えば、家探しをするときに、食器洗浄機がキッチンについているかが重要なトピックに上がってくる。理由は単純、皿洗いってめんどくさいよね。とか、所属するグループで解決したほうがいい問題があっても、例え自分の所属でもそれが自分に直接関わらなければ、一切関与しない、むしろ避ける。
そして、③と④は髪の毛を毎日洗わないにも通ずる。
彼らの多くは人間の体自体がもつ、自分で綺麗にする機能を大切にしているのと、単純に毎日洗うのめんどくさいよねが共存している。ましてや、ドライヤーなんてほぼ使わない(あくまで、僕の周りにいる10人~15人くらいの友人の統計です。)

少し話しは逸れるかもしれないが、この話についての記事を彼らと調べていたら、面白い内容がみれた。
アメリカやフランス、イタリヤ、ロシア人の方が執筆している至る記事に、
”デンマーク人女性は着飾るより、自分が心地よくいることをとことん大切にしている”という文言が必ず記載されていることを見つけ、盛り上げった。記事の中には、自分の月経の話、体重の話もとてもオープンにする環境がある。月経も体重も自然現象の中にある一部でそれは決して秘める事ではないよねと話になった。もちろん、関係性にもよるけどね。

なぜ傘をささないのか。の一つのきっかけを元に、彼らの内側を改めて考えるきっかけになった。
当然、デンマークにも社会の空気感があり、それに沿っている部分はあるが、日本の空気感程にプレッシャーはなく、自分がどうしたいかの方がもっと大切だよねが根底に染み込んでいるような感覚がある。

外の社会で生きてみるってやっぱり大切だなと改めて。

今日はこの辺で!

Vi ses 



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