転職エージェントにのまれないための心得
なんだか辛辣なタイトルですが、転職エージェントに連絡した後の転職活動の流れと、その中で感じたことを書きます。
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求人を紹介されるので、エントリーする
ここからは人によるかもしれませんが、私と友人は大体こんな感じでした。マイページ等を紹介され、そこで求人の取捨選択を行います。
求人見たってピンとこないことがほとんどです。その場合、「良さそう」「悪くなさそう」という観点でもどんどんエントリーします。書類で落ちることも結構ありますので、それくらいゆるい観点でエントリーしてくださいね、と以前言われました。
面接開始
ここからがしんどいと私は思います。面接期間は結構ぎゅうぎゅうにスケジュールを組みます。1日2社受けたり、1日有給をとって3社4社受ける方もいると思います。求人のエントリーから、面接、内定まで数社一気に進めるからこのようになります。なぜ一気に進めるのか?内定が出た後は一般的に企業が提示した期間内に内定を承諾するか、お断りするかの判断が必要です。複数社の内定を勝ち取り、ある程度選択肢を増やすことがより自分の納得する転職先を見つける近道でもあります。ある意味この駆け引きが難しいです。自分が行きたい会社があるなら、そこの内定を貰えさえすればいいですが、あまりそういう状況はないかと思います。むしろ面接してみたら魅力的に感じる企業があったりしますよね。この面接期間で面接を繰り返し、合否をもらって、心身ともに一気にボロボロになります笑
内定
面接を受けて、内定をもらって、入社したいなと思ったら内定承諾をします。私はあなたの会社に入りますよ、と約束をするんですね。この約束は破ってはいけないので、エージェントもかなり気を使います。「現職に明日退職について話してください」など、こちらのペースで動くことは許されない空気があります。退職で現職と揉めている場合のあの手この手も多分持っています笑
無事に内定承諾、現職の退職の話がまとまったら、転職活動は終わりです。
転職エージェントはぐいぐい
転職エージェントはあなたに転職に成功してもらいたいです。なぜかって?あなたが入社して、活躍することで企業からお金がもらえるからです。ここからは私の憶測も入りますが、まず企業が求人を出すことでもエージェントにはお金が入ります。その後、求職者とマッチングし、内定、入社となると内定者の年収の何割という形でエージェントにお金が入ります。もしあなたが入社後1ヶ月で転職先をやめてしまったら?エージェントによると思いますが、何割かエージェントから企業に返金があるようです。
つまり、転職エージェントはあなたに高い給料で転職してもらい、継続して転職先で活躍してもらうことで利益と信頼を得る仕組みになっているのです。
なので、エージェントは求職者にはぐいぐい行きますよ(人によるかもしれませんが、ぐいぐいの人が多い印象です)!ここの求人どうですか?ここはどうですか?面接受けましょう!不安はありますか?あなたのここ素晴らしいですよ!(基本的に求職者の否定はしない)内定出ましたよ!転職しましょう!
と、どんどん話を進めます。そういう仕事だからしょうがないです。が、このペースに飲まれそうになります笑
自分の本当にやりたい仕事はなんだったか?どんな環境で働きたかったんだっけ?と自問自答しながら、自分の軸をブレずに転職活動をするのは私のとっては難しかったです。
転職エージェントを使わないで転職活動をすることも考えましたが、自分で求人を見つけるのは難しいですね。転職支援サイトの検索パラメーターは私の要望を全て網羅しているわけではないですから。
だからエージェントの求人数力と企業を知っている力、持っているノウハウは全て活用させてもらいつつ、それでも「自分の転職」という軸をブレずに持っておくことが大事だと私は思います。
そんなこと分かっているよ、という方も、私のような自分軸ブレブレな方も、どなたも納得のいく転職活動ができるように、この記事が少しでも役に立ったらいいなと思います。