プレゼンとレポート
あるイベントで酸化しにレポートを配布し、その内容を発表するということをした。
その準備の時に問われた言葉が印象的で考えさせられるものだったのでここに自分の今の時点での考えをのべようと思う。
それは、
プレゼンはなぜする必要があるのか
内容理解するためなら、プレゼンに使う時間をレポートをじっくり読む時間に当てるではダメなのか
というものだ。
実際、レポートは何日も何日ももみんなで考え、言葉の一つ一つにまでこだわって作った、私たちの考えでもあり、努力の結晶でもあり、大切な大切な宝物だ。今でも何回も読み返す。
それではなぜプレゼンが必要なのか?
なくてもいいものではないのか?
ずっと考えてモヤモヤしてきたが、先日「マチネの終わりに」が映画化されることを知り、自分のなかで1つ答えが見つかった。
「マチネの終わりに」は本を読んでいるので内容は知っている。本を読んで感動したし、好きなシーンは何度も読み返している。それでも見たいと思った。
小説と映画にはそれぞれ与える感動が違うのではないだろうか。小説は自分の好みのスピードで読むことができるし、戻って、過去の登場人物に好きなタイミングで会うことができる。感動する場面はゆっくり読むし、能動的にストーリーを受けとるので、想像し、自分だけの世界観を作ることもできる。
映画は、ストーリーが一方向に流れていくため、後戻りはできない。
その代わり、俳優の声のトーンだったり、細かな行動、表情、音楽、背景…風1つ吹くことでも物語の世界観が作られていく。
私たちはそれを見て感動し、受動的にストーリーを受けとることで、容易に自分と登場人物を重ね合わせることができる。
発表とレポートの違いもそこにあるのではないだろうか。
どちらもそれぞれ訴えるものがある。
レポートは何度も読み返し、深いところまで理解擦ることができる。
発表はその場で視聴者の気持ちに訴えかけ感動させ、考えさせる。
2つやることにそれぞれ意味があるのだ。