リモートと対面 1
「リモートだと参加しやすくなる」
よくそのような言葉を耳にするが、果たして本当にそうなのだろうか。
コロナ渦の中にいる現在、大学の授業からサークルの活動、会議までリモートで行われるようになった。
ちなみに大学の授業に関しては後期もリモートが決定した。
そこで何回かに分けてリモートと対面の私の考える利点と不利益をもたらす点についていくつかあげて、そこから今後どうするべきか、どうしたいかを考えていこうと思う。
リモート
利点
・移動にかかる時間やお金を使わずに済む。
・睡眠時間が増える。
・会議などの終了後すぐにプライベートに戻れる。
・物理的距離を気にせずに顔を見て会話ができる。
・趣味や好きなことをする時間を取ることができるようになる。
ここからは場合によるが…
・昼食や夕食の準備が楽。または買わずに済む。
・身支度にかかる時間を減らせる。
・場の空気に合わせる必要がなくなる。
・なんの時間か分からない、目的のない会話や集まりがなくなり効率が上がる。
・合間に家族と話せる。
・家族との時間が増える。
不利益をもたらす点
・タイムラグがある。
・Wi-Fi環境や通信機器に左右される。
・プライベートと仕事の区切りがつけにくい。
・目、腰、足など、体への影響
・プライベートが他人にさらされる。
・通勤、通学の運動量が減る。無くなる。
・雑談が減る。
・いわゆる無駄な会話から生まれる発想、発見が得にくくなる。
・アプリによっては常に全員または複数の顔がみられるため、常に見られていると意識することになる。
・その場での出会いがなくなる。
ここからは場合や人によるが…
・家族など、同居人と同じ空間で作業しなくてはならないこともある。
・同居人に気を使わせる。使う。
・同居人との物理的距離を取ることができなくなる。→新しい関係性が求められることも。
・場の空気が分からず、冗談などの発言をしにくい。
・自分から話しかけにくい。
・会話が続かないときの対処法がない。(その場を離れられない。)
・相手の放つ雰囲気や空気、目線を感じにくい。感じられない。
・リモート飲みなどだらだら続く。(終電を気にせずに済むため)
・人に会うためや会話をするために目的が求められやすくなる。
・自分から誘うにはある程度相手の状況を知り、関係性が構築されている必要がある。
人見知りな私は、あえて自分から声をかけるようにしていて、その人の発する雰囲気や空気をできるだけ沢山感じとりながら会話を進めていた。
そのため、相手の思っていることを推測しにくいリモートでは、自分の発言や関わり方に自信を持てず、自分からは何も言わないことが多くなってしまった。
感覚的には、実際に会うよりもリモートの方が多くのエネルギーを使っており、リモートでの会話が終わった時の疲労感は大きい。
すぐにベッドに寝転んでそのまま寝てしまうこともある。
どれだけ私自身、人と会話をするときに相手を見ていたかを痛感することとなった。