（観劇記）真剣乱舞祭2018 - ミュージカル『刀剣乱舞』パブリックビューイング

2018/12/16 都内の映画館にて、真剣乱舞祭2018 - ミュージカル『刀剣乱舞』のパブリックビューイングを観劇。

https://musical-toukenranbu.jp/pages/shinkenranbusai2018

正直、全く知らない。事前予習としてはこれ聴いた程度。

2018.11.22 木曜日 23:59　ミュージカル『刀剣乱舞』が大衆芸能として面白い理由とは？【刀剣男士・紅白出場決定記念】https://www.tbsradio.jp/316607

しっかりした感想レポみたい方はこちらがいいのかな？https://spice.eplus.jp/articles/219319

一応、ストーリーや設定があるようですが、今作はまっったく関係なし。何も知らなくても大丈夫な親切設計。

西軍と東軍に分かれて、日本の祭り対決をしようということで、日本の様々な祭りが登場する。

祇園さん、ねぶた、雪まつり、阿波、そして、よさこいにyosakoiソーラン。（他にもあったかな？）

ねぶたの勇猛さ、阿波のこんちきちんの音色は個人的によかった。よさこいは鳴子の使い方がやはり難しいかったのか、ノースリーブ衣装で肘の曲がり加減が目立って見えたのが残念。ソーランが、かっこよかった！よさこいVSソーランだったら、ソーランの勝ちでした。衣装も私的にはソーランの勝ち。白地に赤い縁取り、灰色の虎をバックプリントしたよさこい衣装と青ベースで背中に竜をプリントしたソーラン衣装。欲しい（笑）。某Pepsiの怪物衣装より、アレ欲しい。

ここまでがおそらく全体の3分の１。

祭り対決の後は、ひたすら歌と踊りのオンパレード。明らかにさっきまでの祭りパートと比べてメンバーの動きのキレが違う。ああ、ここからが本気なんだな、ここからが、慣れ親しんだ楽曲やるぞって感じなんだなと感づく。

２０名近くのメインキャストのうち２〜１０？名＋バックダンサーで１曲ずつ、代わる代わる歌って踊る。ほぼノンストップ。（上記のリンクによると１時間半！？）すごくないですか？

映画館でのライブビューイングのため、メインキャストしか画面には映らなかったが、時折映るバックダンサーのダンススキル、キレのすごさね（笑。

メイン勢もダンスのみに集中すれば、かなり踊れると思う。が、衣装とマイク装備の関係、あと、１時間以上歌って踊り続けなきゃいけないために、控えめなダンスだったと思う。（自分がフルアウト系な踊りばっかしてるから、ゆるい踊りは気になってしまうのよね。。。）

会話シーンもあったけど、各キャラ設定での絡みによる、４コマ漫画とか漫画単行本の巻末に載ってるおまけ漫画みたいな感じでした。

さて、最後に4つ。

１）メインキャストは、刀剣男子なのだが、途中から源義経や弁慶に源頼朝、土方歳三といった新撰組勢に榎本武揚（明治政府側）、という実在の人物が現れ、彼らのステージが始まる。史実では敵対関係だが、舞台の上で仲良く歌って踊っていた。井上ひさしさんの組曲虐殺の１シーン、敵味方関係なくみんなでおしくらまんじゅうするシーンがあるのですが、ちょっと思い出しました。

２）前述しましたが、設定はありつつもストーリーはほぼ無し。頭空っぽで楽しめるエンタメでした。ディズニーランドが近いのかもなぁ。（わたし、ディズニーランドの楽しさあんまりわからん人だが。）あれだけ多くの出演者がいて、ずーっと歌って踊ってるのを見てれば、一人くらいは推しが見つかるのだなと気づく、そしてそこから、帰宅して、検索して、、、とズブズブと沼にはまり込んでいくんだなと。

というわけで、中毒性が高いので免疫が無い方は本当に気をつけたほうがいいです（笑

３）純粋に、そこそこの体格の男性が大人数で歌って踊ればかっこいいんですね。それに気づいたのが今回の収穫。男性の私が見てても楽しかったです。幼稚園〜小学生の頃、シブがき隊、チェッカーズ、光GENJIを見ていた世代でしたが、テレビ見ててかっこよかったもんね、彼ら。それと同じものを感じました。

４）頭空っぽにして、何も考えずに見られる作品だが、深読みというか、頭を使う部分があるとすればここ。

”祭りとは何か？”という根源的な問い。東西祭りの行司軍配を担当した巴が言葉を紡ぐ。

皆が楽しむもの、豊穣の喜びを神に伝えるもの、生者と死者の交流、、、そして最後に呟いたセリフ。

祭りとは、論理的に言語で説明できないもの。それさえも含むもの。（注：うろおぼえ）

小生も、イベントだったり、お祭りで踊る身なので、こういう問いかけ、そして答え、時折考えたり、感じたりした方がいいなと思った次第。

以上。

＝＝＝＝＝＝

あ、おまけ３つ。

１）映画館でペンライト、周囲の女性陣が、映画館でひかりものを振るという現場を初体験。暗いところで明るくするなよと最初思いましたが、意外と気にならないものですね。

２）カメラに向かって投げキッスや、男性同士がおでこコッツンくらいの近距離アップになるだけで女性陣キャーキャーと大絶叫。男同士のそんなんがそんなに嬉しいの女性って？！みんな大好きー、とか、や、やってみようかしら。（やりません。）

３）、、、あの鳴子、、、持ってるよ、私。。。刀剣乱舞クラスタは、あの鳴子、高値で販売されてたら買うんじゃないかなぁ？びじねすちゃんす！！（こら）