黒川ショック

先日、台風が近づいていたから、本でも買って引きこもろうと本屋に立ち寄ったら、夫のトリセツや妻のトリセツで有名な黒川伊保子さんの新刊があって衝動買いしてしまい、読後に、色々考え直すことが増えてきている。

つまり、黒川ショックである。

要点として、
・男女で脳の使い方が違う。
・男は考える脳、女は感じる脳
・男女間の優劣ではなく、使い方で物の見方が異なるだけ。

さらに、
・現代社会は男性によって形作られた→男性脳の世界観
・男女雇用機会均等法が制定されたが、それは女性を男性脳の社会に当てはめようとしてるだけ→女性がしんどくて当然。

とまぁ、こんな感じ。

その本は女性に向けて書かれていて、これからは女性が活躍する社会!とよく言うけど、社会システム、会社の仕組みが男性脳だから無理じゃね?という話に。

それを踏まえて、男性はこういう思考だから、女性の言動はここを気をつければ大丈夫!という本だった。

あと、中には男性社会に同化して男性脳化した女性もいるから、気をつけて!(同じ女性と思って話が通じると思うな)とか。

ところで、、、
社会のシステムが男性脳であるなら、おまえ男だろ?男性の方が優位じゃないかと言われそうだが、そうでもない。

男性脳は、評価基準、つまりモノサシにとらわれる。

評価、ランキング、数の多寡で競い合い、それに幸福度関わる。(全男性が、とは言わないが)

稼ぎの額や成績、順位、、、そういったモノサシはグローバル社会においては全世界との競争になる。つまり稼ぎに関してはGAFAクラスにならないと話にならないわけで。

まとめると、男性脳の幸福の絶頂は、トップ取ったる!とか、とったどー!な価値観なわけで、ちょっとこれはしんどい。

そこに疲弊して挫折する男性が圧倒的多数な社会で、ますますその傾向が進むであろうこの社会。

このままの男性脳システムは幸福を産まないのではないかと。

そこで女性の価値観が求められてると。

相対的でなく絶対的価値観。

あれとこれとそれを比べて、これに決めた。ではなくて、あたしはこれが好き!という感覚。前者は男性脳で後者は女性脳。

(正確には、女性は男性脳の何倍もの情報から無意識に比較検討しているらしいのだが。)

これからは、そういった価値観が必要だなぁと改めて思ったこと。

そして、男性=男性脳、女性=女性脳という決めつけはせず、もっとグレーなのではないかと思うこと。

性差で脳の使い方に得手不得手があるのなら、ここは男性に任せた!ここは女性に任せた!という分化がもっと進めばいいのではないかと思った昨今でございましたとさ。

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