海外ドラマ「バビロン・ベルリン」Season1 ワイマール共和国時代の革命と金塊を巡る陰謀
原題 Babylon Berlin
製作国 ドイツ
製作年 2017
原作 フォルカー・クッチャー
キャスト フォルカー・ブルッフ、リヴ・リサ・フリース他
評価(10段階): ★★★★☆☆☆☆☆☆
あらすじ
舞台はワイマール共和国。ケルンからベルリンにやってきたゲレオン・ラート警部は風紀課でポルノの取締りを行っているが、その赴任の裏には別の目的があった。
英語以外のドラマ、そしてドイツのテレビドラマで過去最大の4000万ユーロという予算をかけて製作されたという一作。
ネオ・ノワールなので全体像に暗め。
タイトルのバビロンは何を指しているのだろうか。
バビロンはメソポタミアの古代都市。芸術や音楽などの文化、そして犯罪の多さで名高い都市というところからの連想だろうか。それとも政治的な中心でなくなり、混乱し荒廃した都市というところか。
見続けていたら分かってくるかもしれない。
舞台は1929年、ワイマール共和国時代のドイツ。
この時代はgolden twenties (Happy twentiesとも)といわれる時代。1924年、第一次世界大戦後のハイパーインフレがおさまってから1929年のウォール街大暴落までの5年間という期間。
経済も安定し、キャバレーが流行り、マレーネ・ディートリッヒが活躍した時代。ドラマ内のモカ・エフティの感じだろうか。
国内では自由な価値観が広がり、ワイマール共和国内でも労働者の権利を求める運動や共産主義が盛んに。
一方ソ連はスターリン派、レーニン派、トロツキー派、そしてアナーキストと様々に対立し、その対立がベルリンにも持ち込まれていく。
ゲレオン・ラート警部を演じるフォルカー・ブルッフ。人を惹きつける何とも言えない魅力がある。
この先のシャルロッテの活躍にも期待したい。
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