Sweet Sticky Thing(Ohio Players)/黒田卓也
オリジナル:Ohio Players [Honey('75) ]
ZAPPやLakesideなど、オハイオファンクの代表格Ohio Players。
後に総帥ジョージ・クリントン率いるP-FUNKで活躍するWalter “Junie” Morrisonも参加していました。Dr.DreやDe La SoulなどなどHIP HOPにも大きな影響を与えたブラックレジェンドですね。
Red Hot Chili Peppersも彼らのLove Rollercoasterをカバーしていますね。コチラは全米No.1ヒットシングルとなっています。この曲が収録されたアルバム『Honey』は彼らの最高傑作として名高い作品です。全米アルバムチャートでは2位獲得。
Love Rollercoasterのヒットのおかげでアッパーなファンクバンドとしてのイメージが強いですが実はメロウなビートも得意なんです。
そんな彼らのバラードの名曲、アルバム『Honey』にも収録されている『Sweet Sticky Thing』。直訳すると甘くてベタベタしモノ。アルバムを象徴するナンバーですね。
(D'Angeloもライブでカバーしています。)
メロウグルーヴなこの曲をレイドバックなジャズに変えたのがサムライトランペッター黒田卓也。
アメリカのブルーノートレコード初の日本人アーティストとして契約を結んだことで話題に
なりましたね。
彼の3年半ぶりとなるニューアルバム『Fly Moon Die Soon』にこのカバーが収録されています。
「絶対的な自然と人間の偉大なる卑猥さの妙」をテーマに制作されたアルバムで、プログラミングされたビートに乗る有機的な生演奏がグルーヴィな作品です。
今年リリースされたアルバムでは今のところ一番好きかも…
カバー:黒田卓也 [Fly Moon Die Soon ('20)]
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