October 18, 2024 昨日の続き "surrogacy"
昨日、surrogacyに関する記事を取り上げました。
本当はもう少し深堀りしたかったのですが、時間がなく断念しました。
何について書きたかったかというと、該当の記事の最後にも言及はされていますが、国別の状況についてです。
アメリカやカナダは代理出産に対して寛容です。
特に米国では関連する法律やその運用方法、医療設備の整備が進んでいます。
そのため、ヨーロッパや日本から多くの夫婦が渡米して代理出産で子供を授かっています。
一方、ドイツやフランス、また記事になっている通りイタリアなどでは、代理出産は法律で禁止されています。
その主な反対理由は「倫理的観点」によるものです。
具体的には「代理母の体がモノとして扱われていることになる」「代理出産で生まれた子供の権利や福祉が法で整備されていない」などです。
また、記事の中にも通り、「伝統的な家族の在り方」に対する宗教的な概念も影響しているようです。
日本の状況は次の通りです。
Legal Ambiguity: Surrogacy is not explicitly illegal in Japan, but there are no clear laws regulating it, creating a legal gray area.
Medical Stance: The Japan Society of Obstetrics and Gynecology discourages its members from participating in surrogacy, leading to reluctance among doctors to perform these procedures.
Parental Rights: Japanese law typically recognizes the birth mother as the legal mother, which can complicate legal parenthood for intended parents in surrogacy arrangements.
Overseas Surrogacy: Due to these challenges, many Japanese couples interested in surrogacy seek options in other countries where the process is more established.
このように、日本ではまだ法整備が進んでおらずグレーゾーンです。
特に「生物的な母が正式な母である」というのが日本の法律となっています。
しかし、医療技術の進歩により代理出産が身近になったことで、本来であれば子供を持つことができなかったはずの夫婦も子供を授かることができるという大きなメリットもあります。
これらを踏まえて、自分の意見をまとめてみると勉強になると思います。