English Book【Atomic Habits】Vol. 03
この本を読みながら感じたことや思ったとを書きます。
この本を読むきっかけは次の記事を参照下さい。
P. 18
Your outcomes are a lagging measure of your habits. Your net worth is a lagging measure of your financial habits. Your knowledge is a lagging measure of your learning habits. Your clutter is a lagging measure of your cleaning habits. You get what you repeat.
ここにある「a lagging measure」、日本語にできますか?
前後関係でこの部分が何を言わんとしているかは分かりました。
ただ「a lagging measure」は適切な日本語訳がすっとでませんでした。
答え、というか私が調べた結果の日本語訳は最後に記載します。
結局、日々の積み重ねの結果に今がある、といった内容ですね。
まさにその通りだと思います。
英検1級の二次試験にしても同じです。
一次試験に受かってから1カ月そこそこで詰め込んだところで二次試験は到底受からないです。
特に私のように普段、英語も使わず、海外滞在経験も皆無に等しい人にとってはほぼ不可能です。
「読む」と「聴く」、そして「話す」はそれぞれ訓練が必要です。
特に「話す」に限っては自分一人ではなかなか上達させにくいのが実情です。
私は先日、英検1級を受かった時は出勤時に40分~1時間ほど歩きながら英語のスピーチを口に出していました。
朝7時過ぎから、ブツブツ英語を口に出しながら歩いていたので、すれ違う人たちは不気味に感じたことでしょう(笑)。
さらに、一歩手前の話で言うと、一次試験です。
一次試験のPart1、語彙問題について苦労されている方も多いと思います。
私自身、初めて英検に合格する為に要した期間は約5年です。
以下の記事で少しそのことにも触れています。
英検1級の勉強にとりかかった当初、Part1には知らない単語がたくさんありました。
ただ、合格を目指していたので、とにかく持っている過去問を地道にこなしました。
それでも3年くらいはあまり進歩を感じませんでした。
そこで、Excelを活用して過去問をデータ化して繰り返し問題に挑戦できるようにしました。
また、Part1で出てきた単語を使ってOriginalの問題を作ってExcelに登録しました。
そのExcelで間違えた問題だけ繰り返し出題されるようにしました。
加えて、目標の日付(例えば英検1次試験の日にち)とその日にちまでに何問挑戦するか(例えば、1,000問)を入力すると、その日までに一日当たり何問解答しないといけないか表示させました。
そうすることで一日のノルマを明確な数字で認識することができました。
そうやって、毎日々々、四択語彙問題を解き続けました。
それをさらに2年程継続することで、ようやく4つの選択肢を2択や3択に絞りこめる確率がUpしてくるのを感じました。
それでやっと一次試験を通過できるか否かのラインに立つことができるようになれるわけです。
その過程を耐えることができる、否、楽しむことができて初めて一次試験通過が現実味を帯びてくるのです。
この感覚を持つことができる様になれば、仮に不合格だったとしても、それまでの延長線上でまた地道に実力を伸ばしていけると思います。
逆にこのプロセスが苦痛に感じたり、能動的に取り組めなかったりすると、結果が出なかったときにrestartしにくくなるように思います。
「習慣化することの快感」を感じることができれば、英語学習以外にも応用することが出来ます。
そうすれば、一日々々が楽しくなると思います。
そして長期的な成果は取り組み始めた当初の想像を大きく上回るものとなるでしょう。
私自身がそうでした。
英検1級を2回合格する過程で、難しい英単語を記憶する以上に得るものがたくさんありました。
もちろん、結果が出たからこそ、そう感じられる部分もあります。
何度も不合格で落胆し、自信をなくし、時には自分が嫌になることもありました。
しかし、その度に前を向いてrestartして、少しずつ前進することに快感を感じながらここまで来ました。
「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」より。
ということで、「a lagging measure」について。
ネット検索すると「遅れて現れ、ようやく計ることができるもの」というのがありました。
そうそう、こんなイメージですね。
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