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\歌会始の儀が行われました/


1月22日、皇居では新春恒例の
「歌会始」(うたかいはじめ)が行われました。

「歌会」は人々が集まって共通のテーマで歌を詠み、
お互いに披露し合うものです。
天皇主催の歌会は「歌御会」(うたごかい)といい、
特に年始の歌御会を「歌御会始」(うたごかいはじめ)とよびます。

歌御会の歴史は古く、
少なくとも奈良時代から行われており、
歌御会始は鎌倉時代中期から始まったそうです。
(歴史が古すぎていつから
始まったのかよく分からない、というのは、
世界最長の歴史を持つ「わが国あるある」ですね!)

歌御会始は江戸時代から令和の御代に至るまで、
ほぼ毎年続けられています。

明治7年には一般の詠進が認められ、
一般国民も宮中の歌会に参加できるようになり、
明治12年には一般詠進歌から優れた歌を選び(選歌)、
歌御会始で披露されることになりました。

大正15年に皇室儀制令が制定された際、
歌会始の式次第も定められました。
ここから「歌御会始」が「歌会始」と
いわれるようになったそうです。

令和7年のお題は「夢」で、国内外から合わせて
1万6000首の短歌(詠進歌)が寄せられました。

旅先に 出会ひし子らは 語りたる
目見(まみ)輝かせ 未来の夢を 御製

天皇陛下は全国各地を訪問し、国民と触れ合うなかで、
子どもたちが将来の夢について生き生きと話す様子を
嬉しく思われたことを詠まれました。

日本の子どもたちが夢に向かって
頑張ることができる社会を作るのは、
私たち大人の責任です。
天皇陛下のお心に思いを致しながら、
今年も皆さんと一緒に頑張りたいと思います。

そして、
来年の歌会始に向けた詠進も始まりました!
令和8年のお題は「明」で、
詠進の期間は令和7年9月30日までです。

(詳しくは宮内庁ホームページまで)

歴代天皇は「敷島の道」(日本古来の道)として
代々和歌を詠み継がれてきました。
奈良時代には国家事業として
日本最古の歌集『万葉集』が編纂され、
平安時代からは『古今和歌集』をはじめ、
多くの勅撰和歌集が編纂され、
天皇から庶民まで、
性別や身分の違いを超えて、
日本に生きるすべての人々の歌が
平等に収められています。

こうした「歌の下の平等」こそが日本の国柄であり、
和歌こそが皇室と国民の絆をつなぎ、
私たちと日本の歴史をつなげるものなのだと
改めて感じます。

残念ながら、
近年は国民から寄せられる詠進歌の数も
少しずつ減っているようです。

皇室と国民の絆を深めるためにも、
私も皆さんと一緒に「明」をお題とした
和歌を詠進させていただきたいと思います!
(兎角)

一般社団法人令和研究所メール(令和7年1月25日号)より抜粋

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