日本国の素晴らしい歴史・伝統・文化を確実に、受け継ぎたいものです。
元号が大正に変わったときには「正夫」「正子」、昭和になったら「昭雄」「和子」など、子どもの名前にはその時代の時事が反映されるものでした。しかし、令和の現代では男の子は「陽翔」「蒼空」、女の子は「陽葵」「結愛」など字面や音の響きを重視する傾向が強くなっているようで、昭和生まれの高齢者にはどう読んだらいいのかわかりません。
イギリス民統計局の発表によりますと、2023年にイングランド、ウェールズ両地方で出生登録された赤ちゃんに付けられた名前で、男の子は「ムハンマド(Muhammad)」が最多になったそうです。我々世代がイギリス人男性の名前として思い浮かべるのはまず「デイビッド」「ジョン」「ウィリアム」などですが、それらは既にはるか下位になっています。
ムハンマドはイスラム圏での象徴的な名前で日本では「モハメッド」という発音で馴染みがありますが、その名前の子供の数が1位になるなんて、いかにイギリスの中でイスラム社会が拡大しているかがわかります。
イギリス国家は他国籍の人間を自国に招き入れる、いわゆる移民を容認しており現在では全国民の約15%、首都ロンドンにいたっては人口の約35%が移民で占められています。移民の受け入れは人間そのものだけでなく“文化”の流入も意味します。それは食文化は言うに及ばず日常の生活習慣、最期を迎えた時の葬式や埋葬方法まで多岐にわたり、それが拡大すればするほど元々の文化が縮小していきます。そしてその速度は移民の数が増えるほど加速するのです。それだけに「働き手が足りないから」と安易に移民を受け入れることは、本来の国の姿を捨てることにもなり兼ねません。
令和の現代、日本政府は移民政策を進めようとしていますが、そうなれば約2700年にも及ぶ日本の文化も決して安泰ではありません。わたしは世界に誇る素晴らしい文化をもつ「日本国」が大好きです。そして、その日本国が未来永劫続くことを祈るばかりです。