塩分接種量と死亡率に明確な相関性はない
話はやや旧問に属するが、米国で「25歳から75歳までの20万7725人」を対象にした国民栄養調査が行われ(1998年)、その結果をM.H.アルダーマン博士が世界的に権威のある英国の医学雑誌「Lancet(ランセット)」に発表した。
同調査では、食塩の一日平均摂取量によって調在対象者を4つのグループに分け、あらゆる病気の死亡率を比較した。すると以外にも、食塩摂取量の一番多いグループの死亡率が最も低く、少なくなるほど死亡率が高くなっていた。また高血圧や脳卒中、心筋梗塞などの心臓・循環器系疾患の死亡率も、食塩摂収量が少ないほど低かったのだ。調査対象者が数十人や数百人といった少人数であれば信ぴょう性が劣ると指摘する人がいたかもしれないが、20万人もの被検者がいたのだから文句のつけようはあるまい。
米国・アインシュタイン大学のハイレル・W ・コーエン栂士は、8700人の米同人を対象に行った健康栄養調究の結朱、「塩分摂取の最も少ない25% に属する被検者は、摂取の最も多かった25%に比べて心臓病による死亡率が80% 高かった 」
(一般内科学誌「Journal of General Internal Medicine」2008 年5月9日号)と述べている。デンマーク・コペンハーゲン病院のニールス・グラウダル樽士は2014 年に米国の高血圧学会誌に掲載した論文の中で「最も好ましい、健康的な食塩摂取量は6.7 g ~12.6gである」と論じている。
『ルネサンス第13号』ダイレクト出版 石原結實(ゆうみ)氏
上記に関して、ChatGPTに以下の質問をしてみました。
Q:人の塩分摂取と高血圧症の相関がないという研究結果がわかる論文を教えてください。その内容と、研究者も。
A:申し訳ありませんが、私はデータカットオフが2021年のため、2023年に発表された最新の研究については知りません。ただし、現在の知識に基づいて、人の塩分摂取と高血圧の相関性を否定する研究は存在します。
例えば、2017年に公表された「塩分制限と心血管疾患との関連に関するメタ解析」という論文では、従来の認識に反して、塩分制限が心血管疾患や死亡率を減少させる効果は限定的であることが示されています。また、2019年には、「単一の塩分摂取減少は健康的な成人において心血管疾患の発生率や死亡率に影響を与えない」という論文も発表されています。
これらの研究の著者や機関については、私が現在アクセスできる情報に基づいて提供することができますが、詳細を知りたい場合は、この情報を利用して自分で検索することをお勧めします。
「塩分制限と心血管疾患との関連に関するメタ解析」の著者:Andrew Mente、Martin O'Donnell、Sumathy Rangarajan、Matthew J. McQueen、Eva M. Lonn、Shofiqul Islam、Rafael Diaz、Patricio Lopez-Jaramillo、Alvaro Avezum、Andrzej Budaj、Karen Sliwa、Liu Lisheng、Li Wei、Lu Yin、Romaina Iqbal、Fernando Lanas、Patricio Lopez、Prem Pais、Jephat Chifamba、Albertino Damasceno、Karen Yeates、Khalid F. AlHabib、Arun Chockalingam、Rajeev Gupta、Rita Yusuf、Koon Teo、Salim Yusuf
「単一の塩分摂取減少は健康的な成人において心血管疾患の発生率や死亡率に影響を与えない」の著者:Mente A、O'Donnell MJ、Rangarajan S、McQueen MJ、Poirier P、Wielgosz A、Morrison H、Li W、Wang X、Di Censo A、Leong DP、Galvin D、Dagenais GR、Diaz R、Bernstein L、Bernstein A、Yusuf S。
ChatGPTに関する記事や番組は、山ほど出ています。実際に使ってみれば、今の学生や社会人は、如何に素晴らしい時代に生きているか羨ましく思いますが、私のような棺桶に片足加療足を突っ込んでいる人間にも、死ぬまで勉強できる環境を提供してくれていることに感謝しています。
ただし、それはChatGPTが正しいこと。ある意図をもって、とんでもない輩の手下として、人心を惑わすような情報をあたかも真実のように語る場合には、とんでもないことになりますので、常に自分のすべてを使って、それが事実かどうかをいつも疑う姿勢は、必要だと思っています。大東亜戦争後に、日本が経験した日本の各分野に仕組まれた、日本解体の仕組み、これを忘れてはいけないでしょう。何しろ、ChatGPTは、欧米の技術なのですから。