
表外の漢字の仕組み
調べた理由
漢字辞書に載っている漢字を眺めていたら、表外漢字の形の成り立ちについて不思議に思い、非常に、興味を持ったからです。
表外の漢字について
漢字は、
1:常用漢字 2:人名漢字 3:表外漢字
に分けられます。
今回説明する表外漢字について、詳しく知りたい人は、
こちらをタップして下さい。
表外の漢字の例
例1「袂」
読み「音」ベイ 「訓」たもと
部首 ころもへん
総画 九画
言葉 1:連袂 2:袂を分かつ 等〜
意味 1:和服の両袖の袋のようになった部分 2:ものの両側
形 形声 衣と、音を示す、かい、けつ(袂のつくり)[べいは変化した音できれる意味=決]とで、手を出すために切れている所、袖、たもと(袂)の意味を表しています。
例2「糞」
読み「音」フン 「訓」くそ
部首 こめへん
総画 十七画
言葉 1:糞便,2:糞尿 等〜
意味 1:くそ 2:大便
形 会意形声 ちり取りを手で持った形から変化した異(糞の一番下)と(播の原字。放り棄てる意味です。ふんは変化した音)とで 、汚いものを除く意味を表しています。転じて、汚物やくそ(糞)の意味に用いています。
例3「轍」
読み「音」テツ「訓」わだち
部首 くるまへん
総画 十九画
言葉 1:轍を踏む 等〜
意味 1:車の通った後に残る輪の後
形 会意形声 車と、徹の省略形とで車が通った跡、わだち(轍)の意味を表しています。
感想
表外漢字は、その漢字を使った言葉が少ない、その漢字の意味が少ないという条件がそろっているので、あまり目に付かないと思います。でも調べてみると沢山の特徴を理解することが、できました。例えばあること専用の漢字であったり、画数が多い等です。楽しいし、勉強になるのでこれから、色々な表外漢字を調べるとよいと思いました。
参考文献
1.三省堂 例解小学漢字辞典 第六版
林 四郎 大村 はま 監修 月本 雅幸 濱口 富士雄 編
2.旺文社 漢字典 第三版
小和田 顕 遠藤 哲夫 伊東 倫厚 宇野 茂彦 大島 晃 編