0から約一ヶ月で12mmに拡張した話

※危険なので真似しないで下さい※
今回はピアスの拡張に関する雑記。覚書。
拡張を始めてからそろそろ1年位経つな、と思って特に記事のネタもないし拡張の話を書いてみようと思った。

まず、私は元々右耳のロブに一つ、左耳のロブに二つ、普通のピアスホールがあった。
といってもほとんどピアスなど付けない生活で使っていなかったが、中学生の頃とかに開けたものだから塞がることはなかった。

きっかけは本当に適当な、雑な、どうでもいいものだったと思う。
可愛い、または格好良い人の耳に大きな穴が。大抵派手髪、ピアスだらけ、黒中心ファッション、などだが。
一番目を惹かれたのは耳の拡張を複数してリボンを通し、耳でコルセットピアスをしている写真だった。
探してみても耳のコルセットピアスの画像は数枚しかなく、私はリボンを通したいがために拡張することを決めた。

まずは情報収集。
拡張に必要な道具、注意事項、メリット、デメリット、等々。
拡張はゆっくり確実にステップを踏んでホールを大きくしていくものらしい。
が、私はそうしなかった。気が短いから、それだけの理由で。
届いたのは黒い箱に入った拡張器。18g~00gまでセットで入ったものを購入したと思う。
用意したものは消毒用アルコール、軟膏。

まずは普通のピアスが付けられる素のホールにあらかじめアルコール消毒した後軟膏を塗り込んだ一番細い拡張器を通す。少し痛みを感じる。すんなり入ったなと思って、次の拡張器を通す。想像していない痛みにびっくりする。私の語彙がない所為もあるが、形容しがたい痛みが耳を貫く。身体に穴を開けている行為だから当たり前なのかも知れない。
なんとか拡張器を通して、キャッチを付けて、一息。

拡張すること自体はこれの繰り返し。
次のゲージの拡張器を入れては放置してホールを安定させて、痛みや腫れもなくなったらまた次のゲージ。目標の大きさにするまで繰り返す。

私は左右一つずつのロブの拡張しかしていなかった。
リボン云々はロブのホールに通してリボン結びするだけでも可愛いと思ったからだ。拡張後の話になるが実際ホールにリボンを通してリボン結びにするのは凄く可愛かった。

脱線。片耳1個では寂しいなと思った私は、急遽片耳2個拡張することに決めた。拡張を決める前に適当にブスブス空けていたピアスホールを使うことにした。

拡張の痛みなどについては色んなブログなどが書いてあるので深くは割愛。
結局この拡張する間隔なのだが、普通は数週間~数ヶ月とか開けるらしいのだが、私はをそれを全部無視して拡張をどんどん進めた。それがタイトルになる。

拡張器の痛みが引き、次の拡張器を差し込み、痛み、痛みが引き……この繰り返しを私は1ヶ月でやっただけだ。が、本当に危険なことをしたと恥じている。耳たぶがちぎれていたかも知れないし、大きな膿などが出来ていたかも知れないし。急いで拡張をするメリットは本当に自己満足以外何もないと思っている。

肝心の耳コルセットピアスだが、結局数回やってみて飽きた。
ここぞというお出かけの時くらいだけリボンを通すくらいでいいかなぁとか、そもそもただの拡張された状態でも何だか可愛いなとか。

普通のピアスが付けられない縛りこそあるが、私は基本的にピアスは付けない方の人間だったのであまり問題はない、と思う。

結果、両耳は一番大きい拡張が12mm、その一つ上の位置の拡張が0g(恐らく)
たまにどうやったらそんな大きな拡張を……?ってくらい大きな拡張の人も見かけるが、私はそこまで行かなかった。単純に大きくしすぎても私は馬鹿なのですぐ千切ると思う。し、そこまで大きくなくてもいいかな、と思った。
拡張し始めた頃の耳の写真と今の耳を見比べてみると随分な事になってしまったなあ、とは思う。まあ自己満足だしいいかなあとも。

恋人は私がピアスを新規に沢山空けたり、拡張する行為を自傷行為だと言う。が、自分ではあまりそんな実感がない。
だが痛いの無理で駄目な私がニードル突き刺して血塗れになったり、大きな拡張器差し込んで激痛になったりしても、耳のピアスは未だ一つも外していない。なんの行為なんだろうこれは、とは思う。

どちらかというとボディピアスの方があちこち空けたいなあとは思いつつ。
拡張は可愛いが危険なので私みたいなスピード感で拡張するのは絶対にやめた方がいいと思う。
じっくり拡張した方が確実に綺麗なホールに出来上がると思うし。
私は奇跡的に千切れたりめくれ上がったり危険な症状が出なかっただけ。

私は引きこもりなので、今日も誰に見られるでもないピアスをぶら下げて生活しています。