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ひらり きらり 継ぐ夢を誇れ
気付けばもう、滝沢歌舞伎の大千穐楽だ。
SnowManのファンにとって、"滝沢歌舞伎"はもはや春の季語。
そんな滝沢歌舞伎の最後の桜が、新橋演舞場で華麗に舞い踊ろうとしている。
私はデビュー後のファンなので、2006年の滝沢演舞城の初演から今までの歴史まではあくまで情報の文字上でしか知らないことが多い。
そして私みたいなファンもいまや多いであろうSnowManだけど、やはり滝沢歌舞伎という舞台には特別な想いを感じる。
SnowManという名前を授けられた舞台、今とは違う形ではあるけれどSnowManというグループの人生が始まった場所。
過去の稽古の映像を見ているとどれだけ過酷な舞台なのかが垣間見えて、SnowManのファンになりたての頃はその厳しさに恐れおののいた。
だけど、メンバー全員がことある事に滝沢歌舞伎に対する並々ならぬ想いを色んな媒体で吐露していて
その想いに触れる度、滝沢歌舞伎という舞台がどれほどメンバーにとって
"SnowManとしてのアイデンティティの根源"
にある大事な舞台なのかということを噛み締めてきた。
そんな春をいくつもSnowManとファンは共にしてきて、とうとうその舞台の幕が下りる春がやってきてしまった。
デビューして4年目。
苦労したエピソードには事欠かないSnowManも
最近では発売するシングルやアルバムは軒並みミリオンヒット、またメンバーのほとんどがレギュラー番組を持ちCMも何社も起用され、俳優、モデル、バラエティ、クイズ番組……
本当に9者9様のジャンルで、テレビで見ない日はないほどの大活躍をしている。
そこそこの大人まで生きていると、時の流れがどれだけ無情なものか、
瞬きをする間に過ぎ去ってしまったように感じることだってもういくつも経験してきたけれど
あの時、舞台上で名前が発表されて新たに生まれた"SnowMan"が18年間の歴史の滝沢歌舞伎と共に成長して仲間も増えて
きっと私たちファンには語られていない色んな衝突も苦難も葛藤も抱えて、
今こんなにも愛されながらそれぞれの夢を叶える途上にまでたどり着いたことを奇跡だと思ってしまうのは、オタクの性なのだろうか。
この滝沢歌舞伎が終わってしまうことにはどうしようもない寂しさを感じてしまうけれど、代わりにSnowManにとって大事な歴史がこの春に始まった。
グループの冠番組がゴールデンタイムへ昇格する、という
国民的アイドルと呼ばれる諸先輩方が必ず通ってきたこの道のりを
滝沢歌舞伎が終わりを迎えるその春に歩み始めるSnowManはやはり何かに導かれるように夢への階段を登っていると思いたくなる。
『春の踊りはよぉーいやー さぁ』
弥栄(いやさか)、「ますます栄える」「代々栄える」という意味が込められた繁栄を祈る言葉と共に夢に向かって邁進してきたSnowMan
ここからの新たな幕開けにも、たくさんの奇跡がありますように
いつかまた、桜吹雪と舞い踊る日が来ることを祈って。