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ナイアガラの滝とカプラ。
一難去って、また一難。
YAMASEIの上半期忘れ物シリーズ。
上半期の宿題は、上半期の内に終わらせろ。
こんばんは。どうもYAMASEIです。
去る6月22日、YAMASHINAの子どもを見守る地域のネットワーク「山階学区子育てネットワーク」が主催の「カプラであそぼう」に「とびだせべる活」の依頼も受け、参加協力してきました。今日の会場は、小学校の広々とした体育館👟でした。
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カプラとは?
うっっっっっすーい、ひらべっっっっったーい板を、何枚も積み重ねて色々な形を作る、西洋の積み木(みたいなもの)です。
(詳しいカプラの情報については、こちらをご覧ください。カプラジャパン公式ホームページ/IPS presents 魔法の板「KAPLA」)
ひらべったすぎて、本気を出せばどこまでも積めると噂のカプラ。それをもって、小学生の子ども達と保護者の皆さんと一緒に遊びました。
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最初に、カプラのお兄さんが、カプラの立て方を教えてくれました。
カプラの立てかた。
お兄さん曰く、カプラの立て方は…たったの3種類!
その① … 「ネテル」くん
カプラを寝かした状態。安定して積んでいける反面、高さは出にくく、平べったくなるので細い所は苦手。
その② … 「オキテル」くん
カプラを横向きにした状態。「ネテル」くんよりも高く積め、かつ接地面が多いので安定感もそこそこ。でも、「ネテル」くんよりも倒れやすい。
その③ … 「タテテル」くん
カプラを縦向きにした状態。カプラ史上、高さはナンバー1。接地面が一番少ないため、倒れやすい。
この3種類を使って、無限に組むことができるそうです。
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カプラを立ててみた。
最初は、カプラを立ててみるところから。
一番高く積んだチームが優勝です。
脚立などを使って、めちゃめちゃ高く積んだ人がいたり、
堅実に「ネテル」くんで着々と積み上げる人がいたり、
目の前のカプラをいかに高く積み上げるかに全力を通した5分間。
もちろん、YAMASEIも全力でつくりました。「タテテル」くん仕様で。
…途中、見事に倒れました。「タテテル」くんは、やはりこけやすいです。
5分後、優勝者が決定。子どもの部は、昨年度2位で悔し涙を流した(?)少年が、今年は満を持して、1位でした。
惜しくも1位を逃した昨年。少年はその時から、今年の1位を目指して取り組んだことでしょう。
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雨の日も、雪の日も、暑い日も寒い日も、ただひたすらにカプラを積み上げる日々。
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途中、何度心が折れそうになったことか。しかし、その度に周囲から温かい励ましのお言葉を受け、気持ちを奮い立たせて臨んだその努力が今、1年越しの1位という結果を導いたのではないでしょうか。
1位になった少年の、嬉し恥ずかしそうな顔を見て、「努力は必ず報われる」そんな事を教えてもらった気がしました。
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カプラタワーをつなげてみた。
その後は、積みあがった「カプラタワー」同士を、線路で繋いでいく事に。
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カプラによる線路を繋ぎながらふと周囲を見渡すと、個々に積み上げていた「カプラタワー」がつながっていき、大きな街のようになっていました。
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今まで戦っていたライバルたちが手と手を取り合って一つの街を作り上げていく。その様を見て、競い合うことと助けあうことのすばらしさに心を打たれました。こうやって同じ経験を積み重ねていけば、きっと世界は平和になるでしょう。そんな想いがふとよぎる瞬間でした。
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ナイアガラの滝をつくってみた。
「カプラタワー」を子どもたちが一生懸命つなぎあわせている同時刻。
大人たちは、ステージ上で、一心不乱にカプラを積んでいました。
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ナイアガラの滝をご存知ですか?
あの有名な、すごい滝のことです(ナイアガラ・フォールズ)。あれを「カプラ」で表現しようというのです。
一つ失敗すると、すべてのカプラが音を立てて崩れる可能性があります。
子ども達がカプラを通して交流を深めていく最中、大人たちは多大なる責任感を受け、懸命に取り組んでいました。
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そう、すべては「子どもたちの笑顔」のために……。
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そうして、ようやく出来上がった「ナイアガラの滝」
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流す権利を得たのは…。カプラタワー1位の少年!
昨年はこのひと時を悔しい思いで見ていた(であろう)少年が、1年の猛特訓を得て勝ち取った権利。
せき止められたピースをそっと抜くときの姿は、どこか誇らしげです。
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少年が取り除いたピースから、まるで滝のように流れ落ちるカプラ。
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小学生が「オォー!」と歓声をあげる中、
大人たちは「…オ、オゥ」と少しはかなげな表情。
とてつもないプレッシャーの中積み上げたカプラが、音を立てて崩れ行く様に、複雑な表情を浮かべていました。
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「作るのは時間かかるのに、食べるのは一瞬や」
子どもの頃、ご飯を食べる時に親から言われた小言を思い出しましたが、
それもまた一興。
そう、すべては「子ども達の笑顔」のために……。です。
おわりに。
わずか12cm×2.4cm×0.8cmの小さな積み木を組み立てるだけなのに、
様々なドラマを垣間見ることができた今回の「カプラであそぼう」。
今年度は、これで幕引きです。
少年は連覇を目指すのか。
それとも、新たな猛者が台頭するのか。
ナイアガラの滝を作る大人たちの運命は…。
来年も、様々なドラマをお楽しみに。
※ちょっと、カプラを遊びたい方は、センターでも小さいのがあります。
貸し出しできますので、ぜひ、自分で楽しみながら、様々なドラマを体験してください。
おわり