見出し画像

壮年の教習所物語(🏍️大型🏍️自動二輪編)〜卒業検定

9月に入ったのに、暑すぎやしませんか笑
バイクにあまり乗れておらず、昨日は宮ヶ瀬ダムまで行こうとしましたが、MT-09の排熱に負けて、高速入口までも行けず、帰りました^^;

やっと卒業検定の最終回まできました。今でも昨日のように覚えています。
そのため、割と鮮明に記載できます。
それではよろしくお願いいたします。


卒検準備からトラブル…

ついに卒検、桜が満開から散り始めた時期で寒くもなく、ツーリングにはちょうどいい気候。
雨が降る様子もなく、快晴、最高の卒検日和。

教習所に着いて、ロビーで座っていると、教官が卒検受験者の点呼を始めた。
教習と同じように中型二輪、大型二輪問わずごちゃ混ぜで行われるようだ。

ロビーから移動して、教習コースの真ん中にある待合室が設置された小屋にぞろぞろと向かう受験生。

そこで本日の卒検の受験順が発表された。
私は2番目。

で、ここで事件が起きた

教習と同じように当然プロテクターをつけるのだが、男性用のプロテクター(M〜Lサイズ)は5つ、受験者の男性は6名。

1つ足りなくなる計算。
普通、少しわかる人、マナーがある人なら、最後の方の受験者はプロテクターをつけずに受験順番が早い人に譲るべき場面。

そんなことお構いなしに我先にプロテクターをつけ始めるお⚪︎カさんたち。

結果私は女性用(S〜Mサイズ)を付けざるを得ず…
普段徹底的に鍛えている私の体格は、このお⚪︎カさん達より遥かに筋肉質で当然小さい…
「なんで他のガリもやし達が通常サイズで俺が小さいサイズなんだよ」と怒り心頭!

順番も2番目だが、卒検担当の教官は2人いるので、2人ずつ試験は進んでいく。

ってことで、いきなり私はスタート。
怒りで震えながら、小屋を出て大型バイクに向かう…

呪いのクランク

本日の卒検コースは
交差点信号→S字→踏切→坂道発進→クランク→特別課題

の順番。
特別課題は前回の記事のようにスラローム→急制動→波状路→一本橋
である。

S字は大回りに侵入しないように気持ち直角に入るのがこの教習所のポイント。
難なくクリア。

その後も課題をこなし、特別課題に行く前の最後の課題である、クランクに侵入。

いつものように2速アイドリングで侵入したが、クラッチを絞りすぎたのか、最初の角のところでフラついてしまい右足をちょっと着いてしまった。

最初の足つきは失格でも減点でもないことは知っていたので、焦らず2つ目の角をクリア。

特別課題に向かった。

得意のはずが…

卒検が始まる前に、私はすでに作戦を立てていた。
卒業検定は減点方式で70点以上で合格。

つまり、30点は失っても問題ないのである。

スラロームを7秒以内に行うのは教習時から無理だったので、5点(1秒以内のオーバー)減点は受けれいる。
次に一本橋、これも10秒以上は難しいので、せめて8秒くらいで10点減点。
これで計15点の減点。

残り15点は予期せぬ出来事(ウインカーミスなど)のために取っておけば、合格は余裕だと考えていた。

スラローム(7秒8くらい)と急制動を難なくクリアし波状路へ。

緊張していつもより硬くニーグリップしてしまったが、道を外すこともなく、5秒以上かけて通ることができた。

最後の課題、一本橋。

一本橋は第一段階で補講を受けた時から一度も落ちることもなく通れていたので、問題はタイムだけだと考えていた。

スタートラインで止まり、発進!
橋に乗る瞬間にクラッチを絞る予定が、体が安定さを優先して、スピードをあまり緩めないまま渡り切ってしまった。

感覚的に7−8秒くらいだと思った。

そして終了。

残りのお⚪︎カどもが終わるまで小屋で待つことに。

合否発表!そして…

検定終了してから、合否発表まで1時間あったのだが、この待ち時間が永遠に感じた。

正直合否については8割くらい合格、2割不合格かも…という考えで頭がいっぱいで
「クランク 足つき 減点」でずっとググりまくっていた。

そして、この日の検定担当の教官が
「今から合否を発表します。一人ずつ、部屋に呼びますので、名前を呼ばれた方はこちらの部屋まで来てください」
と言い、同時にすぐに私の名前が呼ばれた



教官の前に座る…



「はい、合格です、でも低速コントロールが酷かったです。一本橋なんか6秒でしたよ。点数は75点です。」

合格でほっとしたよりも、「やっぱりか」と落ち込む気持ちでいっぱいだった。教官から的確なご指摘が続く

「クランクも足着きがありました。あれも低速コントロールがうまくできていない証拠です。
しっかり車体を安定させて曲がらないと、公道でも危険ですよ。
大型バイクは渋滞時でもしっかりコントロールしないと前の車に突っ込んだりするので、一本橋での低速コントロールは重要なんです。」

的確すぎて返す言葉もない私は
「全くその通りですね。自分でもこのまま公道出たら危ないかもなって思っています」
と正直に答えた。

警察署がよくやっているライディングスクールも教えてもらい、フィードバックは終了

ちなみにこの日は中型バイクの卒検を受けた女性1名を除いて全員合格だった。

卒業証明書を受け取り、4月になってから免許の併記を書き換えた。

無事に大型二輪免許を手にしたが、大型バイクに乗るのはそれから3ヶ月後だった。


おしまい

いいなと思ったら応援しよう!