マーケティングよもやま話 未満 3回目
さて今日もマーケティングよもやま話 未満の時間がやってまいりました。
わたくし、マーケティングに関わるテーマを分析して話を展開する「マーケティングよもやま話」を時たま発信しております。
当記事タイトルにある「未満」は、それよりも幾分か小さなスケールで、主に日経MJから旬の小テーマをまとめて発信しています。
スマホ新プランの以降は1割ていど
従来より大幅に安くなったスマホ利用料金。実際にこういった新プランに移行しているのはおよそ1割にとどまるとのこと。
当然のことながらスマホ料金低下に依る相対的な可処分所得増加の恩恵を受けているのも1割程度となる。
意外と少ない、というのが第一印象。
プラン変更しなかったのはなぜだろう。現状維持バイアスか。それとも現プランからサービス内容が低下する新プランに移行することを損失と捉えている人が多いのかもしれない。または、キャリアの窓口を利用したいと考える人が多いのだろう。細々した説明を読んで理解する手間を利用料で払っているわけだ。
どちらにしても今回新プランに移行した人はイノベーターなりアーリーアダプターであるので、そこを乗り越えて皆が格安料金に移行してくれると、消費にお金が回るんじゃないかと思う。
横断型価値提供
もともとのニュースは、イオンのディスカウントストア部門に成功請負人的な方が異動したそうで、台頭著しく成長を続けている。
ディスカウントストアとは日用品・衣料品・食料品・家電製品・玩具などを大量仕入れ、廉価販売する業態のこと。スーパーマーケットは生鮮食品メインという特徴があるので似て非なる業態となる。
ディスカウントストアがワンカテゴリーに収まらない商品を扱っているけれども、そういった領域横断的な対応をとる生鮮食品を扱うドラッグストアなんかも登場しており、混沌としている。
ドラッグストアが従来の領域外のカテゴリーを扱い始めることは理解しやすい。生鮮食品を扱えば、「スーパー+薬」の立ち位置としてもドラッグストアが明確化し、新規顧客の獲得につながる。
このように従来の領域にとらわれず横断的な価値を付加するものとして、着ると細くなる服(アパレル+ダイエット)やスポーツ自転車(移動+スポーツ)がある。