目の前のことに「一所懸命」で、人生マジックを起こしてみよう!
自分探しをしてひとり旅をしてみたり、自分に合った仕事を探して、転々と仕事を変わる生き方もある。
しかしどちらにしろ、行動しないと始まらない。
動いて、やってみて、そこで自分の心の中で何らかの化学反応がある。
そこで自分がどのような決断をするのか?により、新しい未来が創られていく。
「天職」という言葉があるが、天職とは『見つけるもの』なのか、それともふり返ると、『そうだったんだ』と気づくものなのか?
あなたは、どちらだと思うかな?
本日は、斎藤一人さんから学んでみようか!
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私は、「天職」についてよく質問されます。
「自分の天職はなんでしょうか」と。
天職なんてないのです。
答えが早いでしょ(笑)
天職などありません。
目の前のことを一生懸命やっていると、それが天職になるのです。
この前は、ある男性からこんな質問を受けました。
「私、会社を辞めたいんです」
「ああ、辞めたほうがいいよ。で、次に行くとこは?」
「まだ決まっていません」
そう言うので、私はこう答えました。
「じゃあ、あと3か月だけいなさい。で、あと3か月、そこで一生懸命やんなさい。
あなた、その職場をもう嫌いになっているんだろうけど、でも、きっと社長もあなたのこと嫌いになっているから。
3ヶ月一生懸命やって、惜しまれて辞めなさい」
人生でいちばんいけないのは、「あいつを使って損した」「あいつに会って損した」「この本読んで損した」と、相手に損したと思われること。
必ず自分を使って得をしたと思わせないといけない。
そのためには、「はい」と大きな声で返事をするとか、残業を頼まれたならば頼まれた以上の仕事をするとか、どんな小さなことでもしたほうがいいよ。
会社を辞めるにしても、その会社に得をさせたと思われてから辞めないといけない。
損をさせたまま逃げるように辞めてはいけないよ(笑)。
先の私に質問をした男性に3ヶ月後に会いました。
この3ヶ月間は一生懸命に仕事をしたみたいでした。すると、
「会社が自分をすごく大事にしてくれるようになりました。とてもいい職場です」と言うのです(笑)。
世の中とは、そういうふうにできているのです。
【普通はつらいよ 斉藤一人】
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私は、公立高校の国語教師だったが、最初の一年目は非常勤講師だった。
ある日、校長が私にこう言った「非常勤では飯が食えないから、何かアルバイトをしなさい」と。
その一言がきっかけとなり、当時、灘中学進学日本一の塾で教えることとなった。そこでの経験が、のちの私の教師生活に大きな影響を与えることになるとは、その時は思いもよらなかったが・・・。
さて、特に印象的だったのは、最初の数回の研修だった。
その内容は、その塾でトップ講師数名の授業を参観して、その授業に点数をつけることだった。項目は20項目以上あったかな?(それだけで、かなりの時給をもらえたからビックリ!)
どの先生も、素晴らしい授業だったが、ある女性講師の国語の授業は圧巻だった。
生徒が前のめりになっているんだ。つまり、授業に引き込まれているということ。私はビックリしてしまった!
私も、引き込まれていたので、思わず点数をつけるのを忘れてしまいそうになるくらいだった。(もちろん、100点をつけたよ!)
授業が終わり、挨拶をするためにその女性講師のそばに行った。
「素晴らしい授業でした!感動しました!」と正直に話したら、彼女はこう答えてくれた。
「私も、以前は学校で教師をしていたんですよ~」と。
私はビックリして尋ねてみた。
「先生は、なんで教師を辞めたんですか?」
彼女の答えは、一生涯忘れないだろう。
「本物の授業がしたくて・・・」
私は絶句した。
「僕は、本物の授業をしているだろうか?」と、しばし考えるようになった。
この瞬間から、私の授業に対する基準値がグンと上がったように思う。
そのお陰かどうかわからないが、翌年、教員として正式採用されることになり、塾を辞めるお別れ会の時に、塾の職員から「稲井先生!うちの正式な講師になりませんか?」とスカウトされるくらいの実力はついていたようだ(苦笑)
懐かしい思い出だな。
一生懸命は一所懸命とも言う。
一所(ひとところ)に、命(いのち)を懸(か)けるんだ!
カッコいい!!
今の私は、どうだろうか?
決めたところで、命を懸けているだろうか?
あらためて自問自答してみる・・・。
あれから36年が経つ・・・あの時の自分に、負けてはいないか?!
いま、静かに燃えてくる自分がいるよ!
あなたも、輝いていた時のことを思い出してみてください。
そしていま、その炎を思い出してみてはどうだろうか?
熱くなってくるかい?(笑)
会長 稲井英人
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