連射は崩壊している。結論に成りえない。その1

 連射は崩壊している。
 そして結論には成りえない。

 まずは前座として、『連射』とはどういう構築か、という話をしよう。

 連射とは、ターン経過で溜まる必殺を主軸にした構築だ。しかしもっと細かく言えば、連射は対策をたたき台にして作られた構築だ。だから特徴として、連射は相手の対策に弱い傾向にもある。

 ここでは範囲必殺のことを5種類に言い分けて話す。
(1)獅子丸、総なめ → 前必殺
(2)パンドラ、ドケチ → 後必殺
(3)先代閻魔、ロボF → 十字必殺
(4)万尾獅子、しらきり雀 →斜十字必殺(5)時空神→全体必殺

 連射を作ったとき、前必殺と後必殺を最低一体ずつ組み込むことが思う。それはなぜかというと、片方の必殺が移動で避けられたときの回答が必要だからだ。これは、移動へのメタ的考えで採用されていると言えるだろう。
 つまり連射は、対策を主軸に作られているとも言える。
 しかし、移動の対策を主軸に構築を作るというそのコンセプトには無理がある。その無理な理由はまず、移動を対策をしきることが不可能だったからだ。
 なぜそう言い切れるかと言うと、理由は複数挙げられる。

 一、時空犬。時空犬の待機時間1~2の移動は明らかに対策しきれていなかった。

 二、【スキル かたすかし】。そもそも移動する必要がない。これの対策として、連射側は空ミミズクなどがいるが、あれらの必殺範囲と噛み合うキャラで構築を固めるの不可能なほど、キャラがいない。

 三、マンマミーラの存在。怨念で1体持っていかれると、前必殺後必殺の一対が一つ欠けてしまうことになるので、対策を崩されることになる。このゲームにはランク制限があるため、全員が怨念を耐えるように組むのはほぼ不可能。

 これらの理由から、連射はコンセプトが既に崩壊していると言える。
 さらに、連射は結論になれないと言い切れる決定的な証拠がある。
 それは一番強い必殺が、全体必殺だったからだ。その必殺を持っている妖怪は、時空神やミーフーだ。
 だから連射は、時空神か全体回復必殺持ちを使わないといけないはずだが、それでは移動を対策するというコンセプトが薄れていってしまう。

 薄れたものが、結論だと言われる甘んじる耐久や時空時空犬鶏だと、僕は思う。

 つまり、連射は結論に成りえない。連射が結論に成るためには、連射のコンセプトを捨てなくてはならないからだ。

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