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カナダビザ事情①ビザの種類
観光
学生
就労
永住
ビザの種類は大きく分けて4つです。
順にみていきましょう!
※Work permit には”Open” work permitと”Closed” work permitの2タイプが存在します。Openは会社に関係なくどこででも勤務できますが、Closedの場合はそのビザを出してくれている会社でしか働けません。
1.観光ビザ
いわゆるeTA、電子渡航認証のことを指します。
滞在:~6か月
学校:~6か月
就労:できません
2.学生
いわゆる”Study Permit”のことです。
滞在:学校期間
学校:学校期間
就労:場合による
ESLに通っている場合は就労はできません。
カレッジや大学の場合は条件付きで就労できることがあります。
以下、具体例です。
Off-campus(Open Work Permit)
条件:カナダ政府認定のカレッジ・大学にDegree,DiplomaもしくはCertificate所得目的で六か月以上のフルタイムプログラムを受講していること。
就労:プログラム受講期間中は週最大20時間まで、長期休暇時にはフルタイムでの勤務が可能です。
Co-opビザ(Open Work Permit)
Co-opとはインターンシップのことです。
条件:Co-op付きのプログラムを受講していること。
※たとえプログラムの期間が6か月以内でも、Co-opビザ発給には学生ビザが必要になるので注意
就労:就学期間の~50%の期間 就学プログラムに関連した職種でのみ働くことが可能
学生ビザが切れた後は働けません。
Post Graduation Work Permit(Open Work Permit)
カナダのカレッジ・大学で8か月以上のプログラムを終了した学生に与えられるOpen Work Permitです。
就学期間に応じて~3年まで取得可能
コース終了の証明レターが発行されてから90日以内に申請すること
申請時に有効な学生ビザを所持していること
一生に一度のみの利用
知り合いで90日過ぎてしまってチャンスを棒に振ってしまったケースがあります。別の学校をもう一度出ても過去に一度ポスグラを使用していた場合は申請できません。
専門学校でもポスグラビザが出る可能性はありますが、ルールが変わったり、イミグレーションオフィサーの気まぐれで却下されたりするので、事前によく確認しましょう。
私の通っていた専門学校では、私の卒業数か月前にいきなり学校が対象外になったためにその時期に卒業した外国人の生徒は国へ帰っていきましたが、2か月後に学校が対象リストに再び戻ったので、その時点でまだカナダ国内にいたインド人の卒業生はポスグラをゲットしてそのまま就職しました。
私の後のクラスでは、再び学校がリストから外され、ダメもとで何人か申請したところ二人は却下されたものの、一人は運良くゲットできたそうです。
カナダのイミグレーションはオフィサーガチャです。
3.就労
”Work Permit”のことです。
Working Holiday Visa(Open)
滞在:~12か月
学校:~6か月
就労:~12か月
日本国籍で18~30歳であること。
※使用時に30歳であればいいので31歳になるギリギリで渡航する人も多い
入国時にオフィサーが1年よりも短い期間でビザを出してきたという話を聞いたことがあります。後で気づいてもどうにもならないので、ちゃんと1年分発給されているかどうかよく確かめましょう!
Employer-specific Work Permit(Closed)
カナダにある会社にスポンサーとなってもらい、発給してもらうビザです。発給してくれた会社でのみ勤務可能です。期間は会社とイミグレーションのオフィサーによりますが最大で2年
発給にかかる費用は通常会社持ちです
私は初めて勤務したスタジオでこのビザを二年間出してもらいました。
会社ごとにビザを同時に出せる人数と、予算に限りがあるのでタイミングは重要です。
For Spouse/Partner(Open)
この他にも、カナダのカレッジ・大学に通うパートナーへついてきた場合、パートナーがプログラムを受講している期間中 働くことのできるOpen Work Permitが存在します。ジョブオファーは不要とのことです。
知り合いが活用していましたが、有効期間中に万が一別れてもビザの取り消しはされないとのことでした。彼女はパートナーと別れた後も一年近くこのオープンパーミットを使って仕事をしていました。
4.永住(Open)
永住権、”Permanent Residence”のことでPRと略されることが多いです。
カナダの永住権はポイント制なので、例えばアメリカなどに比べて比較的取りやすいです。ルールは毎年変わりますが、2022年には必要ポイントを大幅に下げて、普段の10倍近い数を発給したりしました。今後もしばらくはそのような傾向が続くようです。
5年に一度PRカードを更新しないといけない、5年間のうち730日以上カナダ国外に滞在してはいけない、というルールがあります。
市民権とは違いますが、政府関係の仕事ができないことと選挙に参加できないことを除けば待遇はほぼ同じです。
日本は二重国籍を認めていないのと、日本国籍のパスポートは下手をするとカナダのものより便利なので、長年カナダに住んでいても市民権を取得せず、永住権のまま生活している日本人はとても多いです。
かくいう私もそうです。つい最近、PRカードを更新しました。