欧米では「告白」をしない
一般的に、日本で男女が付き合う場合にはまず「告白」をするのがセオリーだと思うのですが、欧米ではその「告白」がないと言われているのをご存知ですか?
まぁ、厳密には無きにしも非ずなのですが、日本とはかなり手順が違っているのでその辺について書いていきたいと思います。
欧米での流れ
カジュアルにHang out
一人に絞ったExcusive状態へ
We have a "thing"
オフィシャルに
①カジュアルにHang out
Hang out=一緒に時間を過ごすという意味ですが、そのままの意味で「ちょっといいな」と思った相手とカフェに行ったり、映画に行ったりすることで印象と実態が一致しているかどうか確認する意味合いで行われます。
この段階だと、まだ相手をよく知らないので「好き」というよりは「興味がある」といった感じです。
日本だと告白済みでお互いに相手を好きという前提で発生するイベントなので「デート」ですが、こちらではとDateとはっきり言う人もいますが、たいていHang outとかCasual dateなどと呼びます。二人きりではなく、友人グループでという場合もあります。
これが何度も続くと”I am seeing someone”と表現できます。
日本とは違いすぎるので、実は私は初めのころはそういった意味合いで誘われても相手がこちらに興味がある全く気付いていませんでした。
②一人に絞ったExcusive状態へ
何度かHang outしたのちに「相性がいいな」とお互い思った場合は、他の異性とはそういう意味で会わないと決めたExclusive状態へ移行します。これは宣言したり、しなかったりしますが、相手に他に誰かと会っている?と確認することは可能です。
友人などが”I am seeing someone”と誰かが言った際には”are you guys exclusive?"と質問できます。
③We have a "thing"
お互い相手を絞っていて何かしらのコミットをしている状態、気づけば常に一緒にHang outしている状態だけど、まだはっきりどういう関係かわからないことを”We have a THING"と表現します。
相手に「私たちってどういう関係なの」と確認するのもありですが、早めの段階だとまだ見定めているから相手も自分もわからないだろうし…とある程度待つケースが多いです。
ちなみに、残念ながら中には一方的な思い込みということもあり得ます(思い込みの激しい知り合いで、相手が他の異性と会っている状態なのを確認しないで突っ走った例など)ので、あまりに不安だったら相手に確認しましょう。
④オフィシャルに
オフィシャルなパートナーになる方法ですが、カップルによってまちまちです。
一番多いのは、パーティーなどイベントへ「僕のガールフレンドとして参加してくれない?」と招待する…というように、何かしらのイベントにかこつけて相手の意志を確認する流れでしょうか。
他には相手がその友人や同僚に「これは僕のガールフレンド」といきなり紹介するパターン。
もしくは、特にそういった機会はなくとも「僕のガールフレンドになってくれないかい?」と改まって聞いてくるパターンです。
ちなみに例をすべて男性側が聞くパターンで書きましたが、もちろん女性側が聞いてもOKです。
確認をしないまま付き合っているカップルもいる
中にはこういた確認をしないまま付き合い続けているカップルもいます。なんかいつの間にかパートナーになっていたから、それゆえに「記念日がないの」なんてケースも。
最近見かけたケースでは「私たちは結婚して家も子供も持ってるけど、そういえば彼から正式にガールフレンド認定されたことがない」というものがありました。
Lワード
Lワードとは”Love”のことで、欧米ではパートナーに対して言うにもかなり重い単語という扱いです。
欧米人は愛情表現がはっきりしているとか、国際結婚したら毎日愛してるって言ってくる!というのは事実なのですが、付き合いたての状態ではどちらが先に!I love you”を言うのか我慢比べみたいな位状態になるカップルが非常に多いです。
例えオフィシャルになったあとでも、みんなすぐには言いません。どちらかが言うと相手も言い、その後はナチュラルに言い合うという不思議な流れです。
別に自分から言ってしまってもいいのですが、相手が同じだけの愛情をまだ持っていなかったらどうしよう~という不安等があるために、こういう鬩ぎあいが発生するようです。